【血の不思議】
フェルメッツァは、日曜日の
中京記念で主役を張るだろう、
フラガラッハの半弟。兄と同じ週に走るのも何かの縁だろうが、ただ、父は
デュランダルからディープへ。そのぶん切れはするが、兄と比べ430台で体重は推移。体重を維持しながら、春はだましだまし。それでも
アーリントンC3着など、ある程度の結果を残せるのも血統。春を早めに切り上げ、充電して馬体にも幅と活気が出た。兄の
中京記念の前祝いだ。
ヒルノマテーラとの叩き合いが第一本線。前走は、さあ抜け出そうかという、エンジンの掛かり始めで致命的不利。勝ち馬は別として、まともなら楽に2着はあったか。二走前の1分46秒8という走破タイムにも説得力がある。3番手以下は印の順番に悩んだが、折り合いを欠きながらも
美濃特別3着の
スズカファイター。出遅れグセやモマれ弱さはつきまとうが、
ディアデラバンデラはラストに見どころ。
アンシャックルドは、立て直して攻め馬上場。400キロ台の小柄な馬だけに馬群の捌きがポイントとなるが、バラければ
シセイカスガも連下圏内。