【10秒台の加速ラップ】ケツァルテナンゴはチチカステナンゴ×クロフネ。パワー型という配合の利はあるにしても、走破タイム・1分39秒2も決して褒められた時計ではない。ただし、スローの上がり勝負とはいえ11秒8-10秒8-11秒3(3Fは33秒9)というレースラップを、33秒7で外強襲。阪神の坂を10秒台で駆け抜けた事実は明らか。直線そしてゴール前は、この数字が意味をもってくる。

ペガサスボスも、時計は1分40秒0。正味脚を使ったのはゴール前だけだが、時計の出にくい中京で、ラスト2F・11秒4-11秒4を差し切っている。時計の確からしさでいえば、単穴はテイケイラピッド。新馬戦は1200m通過・1分10秒4を好位で捌いて1分22秒6(上がりも最速)。持ち時計のない◎○二騎がレースを組み立てられないようなら、記録が前面に立つ。エンパイアメーカー産駒のドルメロは、開催末期の荒れ馬場に上位浮上の隙がある。

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【順当】ケツァルテナンゴが本命。初戦は勝ち時計こそ目立たないが、上がり3ハロンはメンバー最速で、着差以上に強い競馬だった。このメンバーなら連勝が期待できる。ペガサスボスも末脚を伸ばしてデビュー勝ち。追って味があり昇級でも好勝負になる。ドルメロはセンスがよく、長くいい脚を使える。テイケイラピッドはマイルもこなせそう。

【小波乱】ペガサスボスは仕上がり途上の初戦を快勝。上積みがかなり見込める。ケツァルテナンゴは幼さを残すが能力が高い。牝馬ながらパワーのあるテイケイラピッドがしぶとさを生かす。

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