11R

チャンピオンズC

15:30発走 / ダ1800m (左) / 天候:晴 / 馬場:良
4回 中京 2日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 16頭
本賞金:9400,3800,2400,1400,940万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

15

1点 2000円

馬連流し

15

相手

12

14

2通り 各2000円

馬連流し

15

相手

6

11

2通り 各1000円

ワイド

12

-

15

1点 2000円

望田潤の見解

 JCダートは東京で行われていた時はフェブラリー同様シアトルスルー持ちが強いレースだったが、阪神1800mに移ってからはシアトルスルー持ちが不思議なほど馬券に絡まなくなった。

 しかし中京ダートは左回りで直線が長く、同じようなロケーションの東京ダートに実績や適性がある馬がよく活躍するから、チャンピオンズCと名を改めて中京に場所を移した今年は「シアトルスルー持ちの復権」が狙い目ではないか。

 インカンテーション母オリジナルスピンは米GIテストS2着の活躍馬で配合も良く、他の産駒もみんな走っているのが納得の名繁殖。

 父シニスターミニスターは米GIブルーグラスS勝ち馬で、エーピーインディの父系らしく産駒はダブルスターリーゼントブルースなど東京ダートでの活躍が目立つ。

 シアトルスルー系特有の長手の体躯を活かしたストライド走法で、血統・体型・走法からみて中京1800mはベストだし、みやこSでは中団から差し切ったように馬も本格化しており、9戦連続で手綱を取る大野も完全に手の内に入れている。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

12

1点 4000円

馬連

8

-

12

1点 1000円

ワイド

8

-

12

1点 2000円

3連複軸2頭流し
軸1

12

軸2

8

相手

3

9

11

13

14

15

6通り 各300円

3連単フォーメーション
1着

8

12

2着

8

12

相手

3

8

9

11

12

13

14

15

12通り 各100円

井内利彰の見解

 中京ダート1800mで行われるチャンピオンズC。参考にすべきは、この条件で行われたオープン競走。中京競馬場が新しくなってから、ジュライS東海Sでのべ5レースありましたが、そのうち3レースの優勝馬に共通する調教内容があります。これを競馬予想TV!で使用している調教チャートの項目で示すと「スピード」と「強さ」。スピードが4以上、強さは3という項目が共通しています。つまり、最終追い切りで目一杯に追って、基準時計以上の速さをマークするということです。

 これに該当した◎ローマンレジェンド。最終追い切り場所が栗B(ダート)というのは、初めてなので、この意図について藤原英昭調教師に質問したところ「スピード」と即答。まさに中京ダート1800mに重要な追い切りです。そもそも、本馬は前走エルムS時に函館ダートで追い切って勝利。ダート馬場に関しては全く問題ありませんし、実はエルムS時と同じように「二段構え」の併せ馬を行いました。場所こそ違いますが、エルムSと同じ最終追い切りを行ったというわけです。

 ○ホッコータルマエは1週前追い切りの時点では、併せ馬がやっと先着の状態。きっと最終追い切りも動きは目立たないだろうと思っていたら、併せ馬に先着し、ラスト1Fが最速ラップを踏みました。良化著しいとはこのこと。日増しに馬が良くなっている印象も受けます。

 ☆カゼノコは小柄な馬体で、このメンバーだと、いかにも馬格負けします。ただ、前走時からの良化度はメンバー随一といってもよいでしょう。追い切りの動きが変わってきました。△クリソライトは追い切り本数が多く、渋太い競馬を期待できる仕上げ。△クリノスターオーは最終追い切りの4F時計が遅い点が不安ですが、まだ見限れません。△ワンダーアキュートはいつも通り、△コパノリッキーは1週前追い切りの動きが良く見えましたが、最終追い切りで評価を下げました。△インカンテーションも思ったほど良くなかったというのが正直な印象です。

1.インペラティヴ
今回:軽目トラック
前回:海外

2.ベストウォーリア
今回:標準坂路主体
前回:地方

3.クリソライト
今回:標準多め坂路主体
前回:地方

4.ナムラビクター
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

5.ワイドバッハ
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

6.グレープブランデー
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

7.サンビスタ
今回:標準多め併用
前回:地方

8.ホッコータルマエ
今回:標準多め坂路
前回:地方

9.クリノスターオー
今回:標準多め坂路主体
前回:標準多め坂路主体

10.ニホンピロアワーズ
今回:標準トラック
前回:標準トラック

11.ワンダーアキュート
今回:標準併用
前回:地方

12.ローマンレジェンド
今回:標準多め併用
前回:標準多め併用

13.カゼノコ
今回:標準多め坂路主体
前回:地方

14.コパノリッキー
今回:標準トラック主体
前回:地方

15.インカンテーション
今回:標準坂路
前回:標準坂路

16.ダノンカモン
今回:標準多め坂路
前回:標準多め併用

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

2

1点 5000円

馬連流し

2

相手

3

9

11

14

4通り 各1000円

馬連流し

2

相手

10

15

2通り 各500円

山崎エリカの見解

 昨年までのJCダートが舞台を中京へと移し、レース名称もチャンピオンズカップと改められて行われる、ダートの世界チャンピオン決定戦。

 このダート世界チャンピオン決定戦は、ご存知のように、当初は左回りの東京ダ2100mで行われていました。しかし、このダ2100mは世界の主流がダ2000mに対して日本独特の半端な距離。よって外国馬が集まらず、右回りの阪神ダ1800mに変更。しかし、今度はダート大国の米国では右回りのコースがなく、コーナーを曲がれないかもしれないことを恐れて結局、外国馬が集まりませんでした。

 そこでもっとも外国馬が参戦してくれそうな舞台ということで選ばれたのが、左回りの中京ダ1800mの舞台。また、これまでの国際招待制から自主登録制の国際競走に変更され、米国のインペラティヴは一応、自ら名乗りを上げた形。

 インペラティヴは米王道G1のパシフィッククラシック(BCクラシックの前哨戦)で3着の実績馬。パシフィッククラシックの3着馬といえば、あの2003年のJCダートの勝ち馬フリートストリートダンサーと同じ。近年の米国参戦馬よりは、明らかに実績馬ですが、この馬もフリートストリートダンサーのようにチャンピオンズCで通用するのでしょうか?

 私的には厳しいと見ています。なぜなら、フリートストリートダンサーが3着だったパシフィッククラシックはダート。インペラティヴが3着だったパシフィッククラシックはオールウェーザーです。オールウェーザーは茶色い色をした芝。芝馬が活躍する舞台です。それも0.8秒差では負けすぎです。(フリートストリートダンサーは勝ち馬と0.3秒差で、2着馬は同年のBCクラシックでも2着となったハイレベル戦)。

 また、今年のBCクラシックは3歳馬バイエルンが逃げ切りましたが、バイエルンがゴール手間で酸欠状態で外に寄れ、降着審議の対象になったように、オーバーペースの流れでした。つまり、後方待機のインペラティヴは展開に恵まれたのに9着と、一線級が相手では現状、歯が立たないことを証明する形となったのです。それも今年はBCクラシックでは通用しないと言われている3歳馬が上位を独占する、けっしてレベルが高いとはいえない結果でした。同じパシフィッククラシックの3着馬でもフリートストリートダンサーとは格が違います。これでインペラティヴに走られちゃったら、「ダートが砂の日本へおいで」と言いたいくらいです(笑)。

 さて、日本馬はというと、この路線は2012-2013年度前半にかけては、ホッコータルマエワンダーアキュートニホンピロアワーズにダート路線に転向してパフォーマンスを上げたベルシャザールの4強でした。厳密には怒涛の6連勝で、2012年のJCダートで1番人気に推され、同年の東京大賞典を制したローマンレジェンドを含めた5強かもしれませんが、ローマンレジェンドはある事情があって能力を引き出せずにいるので、一応、4強と表現しました。

 しかし、2014年度は4歳世代に押されっぱなしの結果。フェブラリーSではコパノリッキーがスランプから脱出し(兵庫CSでマークした高いPP指数からは、昨年暮れの2戦はスランプだったとしか思えない)、堂々の逃げ切りV。更に地方競馬の大一番、JBCクラシックではコパノリッキーとJDダービー後の不振から長いトンネルを抜けたクリソライトのワンツー決着でした。

 しかも、その他の4歳馬ベストウォーリアクリノスターオー、そしてインカンテーションも昨年のみやこSで2着の実績がありながらも、なかなか勝てなかった古馬重賞を前走で勝って、かなり勢いがあります。よくライバルが強いと自分も強くなると言いますが、それは競馬も変わらないこと。この世代は3歳世代から激戦を繰り返していたために、その後スランプを生み出す原因となった反面、ここへ来て一気に強くなりました。

 ホッコータルマエワンダーアキュートニホンピロアワーズも強い馬ではありますが、ここへ来て基調が下降しているのも事実。普通に考えれば4歳勢優勢で、なかでも亜流の武蔵野SみやこSよりも、ハイレベルな本流JBCクラシック組から選ぶのがベスト。今年のエルムSもハイレベル戦でしたが、その激戦で2着のクリノスターオーが次走以降のスランプを生み出したことを考えると、勝ち馬ローマンレジェンドは今回は軽視。

 よって、◎には厳しい流れの前走JBCクラシックで4コーナー先頭の積極的なレース運びで5着に善戦したベストウォーリアを推します。この馬は休養明けの南部杯で自己ベストのPP指数をマークし、その反動で前走は凡走すると見ていましたが、思っていたよりもがんばりました。これはこの馬の地力強化によるものでしょう。

 ○は前走JBCクラシックで2番手追走から2着と善戦したクリソライト。JBCクラシックで激走し、お疲れさま状態で翌週追いきれなかったコパノリッキーに対して、こちらは至って順調。前々走の日本テレビ盃との比較で、前走凡走しているのが好ましいです。ちなみにハイペースの2番手を追走して、2着以下に7馬身差もつけた日本テレビ盃のPP指数は、JBCクラシックを制したコパノリッキーを上回るものでした。しかし、本命にしなかったのは、JRAの競馬だとポジションが悪くなりそうだからです。

 ▲は今年6月の帝王賞の勝ち馬ワンダーアキュート。この馬は若かりし頃はスピードを生かす競馬、年齢を重ねてからはスタミナを生かす競馬で、若かりし頃から現在まで安定した成績を残しています。若い頃と比べると、序盤のスピード不足がやや衰えているので、好位を取るという意味では、距離が長いほうが理想です。現状のベストはダ2000mで先行する形ですが、ダ1800mで差す形でも悪くはないです。クリノスターオーとのチョイスに悩みましたが、ほぼ確実に上位に来るという意味ではこちらにしました。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

11

1点 3000円

複勝

11

1点 7000円

古澤秀和の見解

【パドック速報対象レース】
当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公開します。パドックの気配で前予想と最終結論が変わる可能性がありますので、予めご了承ください。

3番:好馬体。
9番:デキ良い。
11番:ふっくら好仕上がり。これならチャンスがある。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

12

相手

4

8

9

11

14

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

12

2着

14

相手

4

8

9

11

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

12

2着

15

相手

4

8

9

11

14

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【レジェンド再び】
 ローマンレジェンドのチャンピオン・ストーリーは6歳冬から始まる。3歳暮れから4歳にかけ、エルムSみやこSなどのGIII勝ちを含め6連勝を達成。初のGI挑戦となったジャパンCダートは4着に敗れたものの、次走の東京大賞典ですかさず巻き返し。以降のダート戦線は、同馬を中心に展開すると期待されたほどの逸材。しかし、本格化するハズの5-6歳時は、調教で攻めるとクタクタ。仕上げに試行錯誤し、1年以上勝ち星から遠ざかっていたが、エルムS・1分41秒9の好タイム勝ちで完全復活。全盛期のフットワーク、気迫がよみがえった。前走後は、ここ一本。適度に間隔を開けガス抜きをしながらピークに仕上げる馬体造りのノウハウも前走でマスターした。

 むろんコパノリッキーは強敵。フェブラリーSは大波乱の立役者となったが、3歳早期に兵庫CSでGIIを制し、将来を嘱望された好素材。次走の交流GI・かしわ記念優勝、帝王賞2着で、フェブラリーSの好走がフロックではないことも証明。秋緒戦のJBCクラシックは、スタート後の2-3Fを11秒1-11秒3で飛ばし、後続をひきつけ最後にもうひと伸び。絶妙のペース配分で従来のレコードを一気に1秒1短縮する快走劇だった。

 インカンテーションも、一年経ってひと回り強く大きくなった。昨年はレパードS優勝をステップに、前哨戦のみやこSを2着したまではよかったが、JCダートは、古馬の壁にはね返され14着と失速。4歳夏も前年のローテーションをなぞるかのように、新潟のBSN賞でOP特別勝ち。上がり36秒0と豪快に外一気を決めたみやこSは、大きな自信になる。体重は488キロに増量。ダート馬は体重増とともに本格化する。

 惑星はホッコータルマエ。かしわ記念、帝王賞、JBCクラシック、東京大賞典、そして川崎記念制覇で、積み上げた交流GIタイトルは5つ。残るは中央のGIのみ。ドバイ・ワールドC遠征を経て、復帰緒戦のJBCクラシックは、4着に終わったものの、ライバルの息遣いを直に感じた0秒8差だった。

 ワンダーアキュートは、過去三年のフェブラリーSの成績が3・3・6着、JCダートは2・2・2着。中央のみならず、地方交流重賞で数多の名シーンを自演してきた大ベテラン。8歳となった本年も、JBCクラシックをひと叩き。鹿毛の馬体に銭型模様が浮き出し、張りと艶が出てきたのには驚く。

 クリノスターオーの濡れたような漆黒の毛艶はどうだ。ムーアの叱咤に導かれ、スピードに乗ってスパイラルコースを気分よく抜ければ一気のGI躍進も十分。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連複軸2頭流し
軸1

11

軸2

3

相手

9

10

12

14

15

5通り 各1200円

3連複軸2頭流し
軸1

11

軸2

14

相手

9

10

12

15

4通り 各1000円

須田鷹雄の見解

 GI常連組か上がり馬タイプかという比較になる旧ジャパンカップダート→現チャンピオンズCだが、今年は上がり馬タイプに決定的な存在がおらず、GI常連が有利と見る。

 GI常連組というとなによりJBCクラシック組だが、同組はその前走で4着以下だった馬が全く奮わない一方で、1-3着馬の成績差はそれほど大きくない。逆に言うと、3着馬→2着馬→1着馬の順に馬券的妙味があるとも言える。

 ◎はワンダーアキュート。8歳の終わりということで嫌う人もいるだろうが、レース運びの上手さを考えると今回のような混戦では頼れる存在。帝王賞の圧勝を考えると、そこから半年経たないこのタイミングで嫌う必要はない。

 ○▲にJBCクラシックの2,1着馬を取る。○はスタートを決めて先行できればあっさりのシーンもありうる。馬券は◎のタイプを考え、◎○、◎▲軸の3連複で。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
14コパノリッキー(1人気)
13カゼノコ(14人気)
11ワンダーアキュート(5人気)
8ホッコータルマエ(2人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

8

11

13

14

12通り 各400円

3連単BOX

8

11

13

14

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

攻めの予想 netkeibaローカル本紙の予想

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netkeibaローカル本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

14

相手

3

8

11

12

15

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

12

相手

3

8

11

15

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

8

相手

3

11

12

15

24通り 各100円

netkeibaローカル本紙の見解

【上位拮抗】コパノリッキーは好位付けもできるタイプでこのメンバーでもチャンス大。ローマンレジェンドは仕上がり良好で再度の好勝負に期待する。ホッコータルマエは前走の内容が上々で叩き前進が狙えそう。クリソライトも流れひとつで首位争いに加われる。勢いがあるインカンテーションにも要警戒。ワンダーアキュートはひと押しがカギだが今回も無視できない存在といえる。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

3

相手

8

11

12

14

15

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

3

相手

8

11

12

14

15

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎クリソライトは「ゴールドアリュール×エルコンドルパサー」という組み合わせ。母クリソプレーズジャパンCダート(G1)を制したアロンダイトの全姉。父ゴールドアリュールも現役時代にフェブラリーS(G1)、東京大賞典(G1)など4つのダートG1を制した名馬。父母双方からダート向きの血を引く砂のエリート配合だ。母の父エルコンドルパサーはヌレイエフ≒サドラーズウェルズ3×2、スペシャル=リサデル4×3・4。自身はヌレイエフ≒サドラーズウェルズ3×4・5、スペシャル=リサデル4×5・6・6とし、母が持つサドラーズウェルズとネヴァーベンドのニックスも継続している。完成度の高い配合だ。底力とスタミナに恵まれているので大一番での一発に期待できる。

 今回は内枠を引いたので距離ロスなく先行できる。あるいはコパノリッキーを抑えて逃げることも考えられる。他馬に合わせる受け身の競馬ではなく、自ら主導権を握る積極策でこそ底力は活きる。ビュイック騎手の手綱さばきに期待したい。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

6

1点 2500円

馬連BOX

6

8

14

3通り 各2500円

奥田隆一郎の見解

グレープブランデーを、大穴(前日オッズ15人気)に推奨する。中京ダ1800mにて東海S(G2)を勝利、その次走で直結コース東京ダ1600mのフェブラリーS(G1)を制した。直結+同コースの重賞勝ち馬なので、コース適性が非常に高い。それ以降は惨敗続きだが、前走の武蔵野S(G3)を11人気3着に激走して復調気配。昨年までのジャパンCダートチャンピオンズCに名称を変え、中京ダ1800mで施行される。中京コースに変更された恩恵をもっとも受ける馬であり、大駆けを警戒する。

ホッコータルマエ、▲コパノリッキーは、前走でJBCクラシック(G1)を好走した。このレース(近年のJCダート)は、前走でJBCクラシックまたは、みやこSを好走した馬の争いになることが多い。今年は両レースのうちJBCクラシックの方が出走馬のレベルは高かったと見て高評価にする。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 下半期のダート王決定戦。阪神から中京へコースが替わって名称も一新、賞金は減額されましたが、国内のオールスターメンバーに加えてアメリカからトップクラスの参戦も叶いました。

 芝の一流馬のチャンピオン決定戦は、コースや距離によって細分化していますが、ダートはほぼすべての馬が同じ頂きを目指します。好調なオールスターの激突ということでは、芝のジャパンカップ以上の熱いレースが期待できます。

1.JBC組VSみやこS武蔵野S

 ダートの上級馬はJBCなど交流重賞を渡り歩くのが通例で、みやこSなどJRAでのステップレースは、おもに収得賞金の少ない馬によって争われます。両者のどちらを重く見るかがひとつのポイントになります。

 みやこSが創設されてからの4年間では、JBCをステップにした馬が3頭に対して、みやこS武蔵野Sからの臨戦が5頭。穴馬の好走が目立つのもJRA重賞ステップです。人気はJBC組が集めることが多いものの、「JRA重賞組侮れず」という傾向になっています。

2.4歳馬VS5、6歳馬

 一般に芝馬よりもダート馬の方が完成が遅く、多くのダート馬は5歳時に肉体的なピークを迎えます。このレースでも5歳馬が3連勝中で、2着も5歳、6歳、7歳馬。去年と一昨年は4歳馬が1番人気に支持されましたが、それぞれ3着、4着に終わっています。

 それほど厳しい流れにならない前哨戦では4歳馬が互角以上に戦えますが、GIの底力勝負になると5歳馬の壁は高い、と見ることができそうです。

3.差し・追い込み馬の食い込みに注意

 ペースが厳しくなることが通例で、また地方や京都などとは違って直線に坂があるコースで行われることもあって、毎年必ずのように仕掛けを遅らせた追い込み馬が2、3着に突っ込んできます。ワンダーアキュートは同じパターンで2回連対を果たしています。

 ダートの強豪は先行脚質が大勢を占めるので、先行馬が人気に支持されることが多いのですが、先行馬同士ではなかなか決まらないのがこのレースです。紐には差し・追い込み馬を混ぜるのが得策でしょう。

 ローマンレジェンドは58kgを背負ったエルムSを快勝、復活の狼煙を上げました。破った相手がインカンテーションクリノスターオーですから価値があります。脚元に不安がある馬で、ぶっつけでのGI挑戦は予定通り。阪神でのジャパンカップダートでは過去2年結果が出ませんでしたが、中京ダート1800mは一昨年のジュライCをレコードで圧勝した舞台。大井の東京大賞典も勝っているように、長い直線の決め手勝負ならば別の結果が期待できます。

 ホッコータルマエは交流GIを5勝の強豪。去年は1番人気を裏切りましたが、今年は充実の5歳、ドバイ帰りを叩いた上積みも大きそう。強力4歳馬、コパノリッキークリソライトインカンテーションはスタミナが問われる展開になったときに不安を残します。

 ワンダーアキュートは8歳冬を迎えても衰えは見られず、4年連続の連対の可能性も充分。ナムラビクターは大崩れしないスタミナ自慢で、直線に坂のあるコースでは成績が安定しています。

 小原靖博の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

12

相手

2

8

9

11

14

15

12通り 各300円

3連単1着流し
1着

12

相手

2

8

9

11

14

15

30通り 各100円

3連単2着流し
2着

12

相手

2

8

9

11

14

15

30通り 各100円

小原靖博の見解

 ローマンレジェンドエルムSからの参戦になるが、これは予定通りのローテーション。ここを目標に乗り込まれ、今週のひと追いで態勢はキッチリ整った。まだまだ力は衰えていないので立ち回りひとつで上位争い可能。

 コパノリッキーはまだ4歳馬。もっと強くなる余地が残っているし、JBCクラシックを快勝して勢いもある。今度はマークが厳しくなるだろうが、それでも押し切り可能。

 ワンダーアキュートは年齢的に現状維持が精一杯だが、レースが上手で抜群の安定感。キャリアが豊富なので初めての中京コースでも崩れずに走れそう。

 他では、内枠でうまく脚を温存できた時のベストウォーリア、久々の前走が上出来の内容だったホッコータルマエ、気分良く走れれば渋太いクリノスターオー、力をつけて左回りも得意なインカンテーションに注意。

 森山大地の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流し
1着

14

相手

2

3

8

11

15

5通り 各1000円

3連複軸1頭流し

14

相手

2

3

8

11

15

10通り 各500円

森山大地の見解

3歳馬から8歳馬まで、各世代のトップが集結したチャンピオンズC。まさに群雄割拠の大混戦。どこからでも狙える、どれが勝ってもおかしくない、そんな楽しみな戦いだ。

本命はコパノリッキー。最低人気で制したフェブラリーS以後は1・2・1着と抜群の安定感と取り口。中京の外枠はプラス材料とは言い難いが、そこは先行馬なので外を回るロスは差し馬に比べれば少ない。先手を主張する馬がいれば控えればいいし、なにも行かないなら前走同様にハナを切ればいいだけ。さすがに周りも楽には逃がしてくれないだろうが、そこは鞍上の田辺騎手も分かっているはず。

相手上位には内枠に入って脚を溜められるクリソライトベストウォーリアを推したい。

 川島康孝の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

14

相手

3

5

9

11

12

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

5

相手

3

9

11

12

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

12

相手

3

5

9

11

24通り 各100円

川島康孝の見解

コパノリッキーの前走は、比較的楽にハナを切りそのまま危なげなく逃げ切り、後続に3馬身差。完勝と言える内容だった。前回こそ逃げる形になったが、本来は好位差しが身上のタイプ。別の言い方をすれば、控えても競馬ができるという事。これが一番の強み。中間の稽古の動きを見ても状態面は良好。死角は少ないとみて中心視。

相手本線はワイドバッハ。決して前有利とは言えない流れだった武蔵野Sで4角16番手からの差し切り。7番人気と決して評価は高くなかったが、力が無いと成せないレースぶり。前が競り合うような展開になれば、前回の再現も可能。

単穴はローマンレジェンド。昨年は2番人気で13着という結果だったが、今年はローテーションが違う。実績からも詰めて使うよりは、間隔をあけた方がいいタイプ。夏のエルムS以来の実戦が吉と出る。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

2

相手

1

3

8

10

12

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

10

相手

1

3

8

12

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

12

相手

1

3

8

10

14

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

地方重賞を走っている馬が多いため、単純に指数だけの比較はできないレース。とはいえ、5走平均では◎ベストウォーリアがトップで、距離・コースはどちらも○ニホンピロアワーズがトップという荒れそうな指数傾向。人気に惑わされずにこのまま行ってみたい。もちろん前走118の▲ローマンレジェンドは要注意。一方、人気のコパノリッキーはかなり指数平凡で△。外国からの参戦△インペラティヴは厳しいとは思うが印を打っておきたい無気味な存在。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

14

相手

3

4

8

11

12

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

15

相手

3

4

8

11

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

8

相手

3

4

11

12

15

30通り 各100円

田沼亨の見解

今期GI3勝と充実一途の14コパノリッキーが主力。特筆したいのは休養明けとなったJBCクラシックのレコード勝ち。積極策から後続を突き放したパワーは本格化の証。今度もマイペースの大逃げが打てる公算が大なら勝機は十分だ!次位は目下、3連勝と勢いに乗る15インカンテーション。得意の左回りで末脚が引き出せれば差はない。3番手は叩いて上積みが十分の実力馬8ホッコータルマエ。能力的にはソン色ない。

厳選予想 ウマい馬券