今年の秋開催京都芝1400mの外回りはスワンSのミッキーアイルやもみじSのアルマワイオリのように、坂路で追い切り本数の多い調教タイプ（標準多め坂路）が優勝しており、定番通りの結果を残しているレースもありますが、ファンタジーSのように、全く人気のないクールホタルビが追い切り本数の少ない調教タイプ（標準少め坂路）で優勝した例もあり、極端に調教適性に偏りが出た馬場とは言い切れません。

　それでも定番通り、標準多め坂路で仕上げてきた◎ラインハートを推奨した理由は最終追い切りの内容。ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、ジャスタウェイのJC1週前追い切りのパートナーを務めました。ラインハートは2馬身ほど先行しただけなので、最後は大きく遅れるだろうと思っていましたが、後半も重心がブレることなく、まっすぐ駆け上がって、結局、相手に抜かせることはありませんでした。

　ジャスタウェイ自身の状態がひと息なのかも知れませんが、それでも世界レベルの相手に遅れなかったという事実は間違いありません。馬は併せた相手によって、潜在能力を引き出されることがありますし、もともとデビュー時から須貝尚介調教師の期待が大きかった馬。この追い切りでラインハートが得たものは計り知れないと思っての推奨です。

1.ダンツカナリー
今回：標準少め坂路
前回：急仕上げ坂路

2.キンシノキセキ
今回：馬ナリ平均併用
前回：馬ナリ平均坂路

3.キネオピューマ
今回：標準トラック
前回：標準多め併用

4.デンコウヒノマル
今回：一杯平均坂路
前回：馬ナリ平均坂路

5.マイネノンノ
今回：標準併用
前回：標準多め併用

6.ラーストチカ
今回：標準坂路
前回：乗込坂路

7.スリーアルテミス
今回：馬ナリ平均トラック
前回：標準少め併用

8.タガノザイオン
今回：標準多め坂路
前回：乗込坂路

9.シンデレラボーイ
今回：標準多め坂路
前回：標準少め坂路

10.ラインハート
今回：標準多め坂路
前回：標準坂路

11.サクラエール
今回：一杯平均坂路
前回：一杯平均併用

12.ノボリフジ
今回：一杯平均トラック
前回：標準併用

【いつになく切れた】慣れない関東遠征が影響したか。シンデレラボーイは、珍しくパドックでカッカ。ゲートでモタれ、追い込み届かずの4着敗れたものの、上がりは33秒1。国立特別はいつになく切れたし、あの脚を使えたのは収穫。ホームの関西、直線フラットな京都なら、強気に行っても勝ち負け。

国立2着のタガノザイオンとの叩き合いが第一本線。55キロのぶん、三番手としたが、マイネノンノの前残り。春より毛艶がくすんで見えるが、キンシノキセキも、まだ大きく印は落とせない。サクラエールの馬券狙いはポン駈けの今回。

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負！

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

【波乱含み】マイネノンノの前走は勝ち馬と同タイムの3着。今回も先手を奪えそうなメンバー構成で、粘り込みに期待する。シンデレラボーイは現級2着3回と実績上位。前走は出遅れて4着だったが、立ち回りひとつで勝ち負けになる。キンシノキセキは大外枠で外を回らされた。サクラエールはしぶとさを生かしたい。タガノザイオン、ダンツカナリー、ラインハートまで。

【小波乱】シンデレラボーイは発馬五分で決め脚を発揮する。キネオピューマの前走は直線でロスがあった。コースが変わり前進。ダンツカナリーはこの距離に向く。

当レースは印のみの提供となっております。

前走は出遅れて流れに乗れなかった9シンデレラボーイが雪辱を果たす!強烈な末脚はここでは上位。うまく立ち回れば巻き返せるはずだ。対抗は先行してしぶとい5マイネノンノ。