【伸びと粘り】
トーコーレガーロの飛越には、独特の伸びと粘りがある。まだキャリアが浅く、踏み切りが近かったり遠かったり。道中「あっ」と声を発するシーンも幾たびかあったが、遠くでも近くでも脚と首を突き出し、空中で態勢を立て直す粘り腰がある。ちなみに前回の3分33秒5は、同開催の
牛若丸JSの決着タイムを1秒上回り、後続に0秒6差の楽勝。1キロ増量でもなんとかなる。時にテンからガンガン飛ばすファイター。一週前の調教の上がりは気にしなくていい。二の筆頭は
マッキーバッハ。「前走は、やっぱり久々かな。勝負どころで反応が鈍くなってしまったが、間隔を詰めれば走りそうな予感がある」と、昨年の最優秀障害騎手・高田がポツリ。キャリア的にも、1・2・6・6着と、戦績はフレッシュだ。一変があれば
アドマイヤツバサ。
阪神JSは、テンからビッシリ競り合う、出入りの激しい乱ペースに加え、3-4角で
バランスを崩したのが痛かった。6秒2差でも内容のある9着。スンナリ先手なら単まで有望。若干間隔があいたぶん、次位に置いたが、
ニジブルームも、OP入りしてすぐ、3・2着と堅実。
ショウナンカミングのエノンは、なかなかのファイターだなぁ。ああいう積極策には、たぶんすぐにご褒美がある?。
テイエムブユウデンも、新春JS3着、
阪神JS6着と、崩れない馬になった。