【空気がかわった】エアハリファは、東京マイルのオアシスSを、1分35秒5でOP勝ち。打ち破った相手は、プロキオンS勝ち、武蔵野S2着など、1400-1600ダート重賞のトップに近いアドマイヤロイヤル。思えば3歳春は、ホッコータルマエを相手に青梅特別2着もある好素材。前回のポルックスSは、除外、中山遠征で消耗。距離1800mも長かったが、阪神は[3100]。オアシスSや、引っかかり気味の大沼Sのレースっぷりを見ると、距離短縮の方向に新味も十分。所属するは角居厩舎。今度は仕上げに手ぬかりなし。

逆転があればレーザーバレット。1年8か月もの長期休養を余儀なくされ回り道もしたが、白嶺Sは57.5キロを背負い、悠々の1分35秒6。前走後のケアと乗り込みも順調。阪神にも勝ち星がある。

エーシンレンジャーにも、もうひとつ新味。千葉Sは休み明け。「勝負どころで、もうひとつ気が乗って行かなかった」が、それでも0秒3差。Hペースで、ひとタメが効いたアクアマリンSを思えば、1400mもさばける。

千葉Sで最速の上がりをマークしたナガラオリオンも前進十分。

勝ち切るまではどうかだが、セイカプリコーンは、大和S4着、ポラリスS4着。

メテオロロジストは、シュタルケとのコンビで、7Fダートで、一転の追い込みはないか。

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【上位拮抗】エアハリファは阪神コースで【3100】と好相性。センスがよく初の1400mにも対応できる。エーシンレンジャーの前走は昇級で休み明け。それでも、大きくは負けておらず、叩き2走目で前進必至。クリーンエコロジーの前走は久々のダートで3着と善戦。叩いた上積みが見込め、1ハロンの距離延長も守備範囲だ。レーザーバレットの前走はトップハンデで快勝。能力はここでもヒケを取らない。セイカプリコーン、ナガラオリオン、メテオロロジストを押さえる。

　◎エアハリファは「ディスクリートキャット×アフタヌーンディーライツ」という組み合わせ。父ディスクリートキャットは現役時代、シガーマイルH(米G1・ダ8f)を1分32秒46という好時計で楽勝したスピード馬。産駒はダ1400mで連対率37.5%と優秀な成績を挙げており、阪神ダ1400mに限れば50.0%(6戦3連対)となる。

　本馬はこれまでダート中距離を使ってきたので1400mは初めて。ただ、血統的にマイナス材料がないことと、同じ芝スタートの東京ダ1600mで2戦2連対と好成績を挙げている。コース替わりに戸惑うことはないだろう。長期休養明けの前走はデビュー以来初めて馬券圏内を外したが、一度叩いた今回は狙い目。

【順当】エアハリファはこの距離が合う。復調一途のレーザーバレット。臨戦過程もいい。じっくり流れに乗りナガラオリオンが差し脚を生かす。

エアハリファはここまで十分に乗り込まれて好仕上がり。1400mにも対応できるスピードがあるし、阪神は4戦して3勝2着1回の得意のコース。脚抜きのいい馬場で高速決着になりそうなだけにできればもう少し内枠が欲しかったが、それでも上位争いできるはず。

相手は、立ち直った素質馬レーザーバレット、ダートで進境あったクリーンエコロジーが有力だが、エーシンレンジャー、エーシンビートロン、セイカプリコーン、ナガラオリオンにも要注意。