11R

桜花賞

15:40発走 / 芝1600m (右 外 B) / 天候:曇 / 馬場:良
2回 阪神 6日目 サラ系3歳 オープン       (国際) 牝(指) 定量 18頭
本賞金:8900,3600,2200,1300,890万円
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 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流し
1着

18

相手

9

12

2通り 各4000円

馬単1着流し
1着

18

相手

4

8

2通り 各1000円

望田潤の見解

 ハープスターは近い世代にうなるようなニアリークロスや同血クロスを持つわけではないが、父母ウインドインハーヘアと母父父フェアリーキングと母母ベガの名血を十二分に活かした配合ではあるし、「母父がノーザンダンサー系のマイラーで、480キロ近い馬格を誇るディープ牝駒」というのは近3年の桜花賞馬と同じパターンでもある。

 フォーエバーモアが直線半ばで先頭に立ち、それを目標にレッドリヴェールが追い出され、ここまでは阪神JFと同じような絵が描けるが、その更に外から一気に追い込む競馬を川田が貫徹できるならば、ハープスターのマイラーとしての爆発力が一枚上だという結論で。アユサンマルセリーナよりは弾けると思う。

 井内利彰の予想

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予想印
12レッドリヴェール(2人気)
18ハープスター(1人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

12

1点 4000円

3連単フォーメーション
1着

12

18

2着

12

18

相手

8

9

10

13

15

17

12通り 各500円

井内利彰の見解

 先週の時点では、本命は○ハープスターで仕方ない。そのように考えていました。理由はチューリップ賞。私の見解では、仕上がり6分と判断していましたが、想像を遥かに超える強さで圧勝。「6分」という見立てが間違っていたのか、と思った時期もありましたが、前走時と今回では、明らかに馬体の張りが違います。中間の追い切り内容も緩かった前走に比べて、今回は6F時計も速く、隙のない仕上げ。11日のCコースでのキャンターを見ていても「やっぱり、いいなあ」という印象でした。

 にもかかわらず、◎レッドリヴェールを本命にした理由。それは「ここ数日の変化」です。桜花賞への直行ローテは前走後まもなく発表されたものなので、最初から問題ないと思っていました。しかし、帰厩当初の様子を見ると「これで間に合うの?」という感じ。そのあたりをあらためて須貝尚介調教師にも聞いてみると「やっぱり。そう思うだろうね」と同じ意見でした。

 ところが、追うごとに馬が良化。それでも1週前追い切りではまだまだの印象でしたが「先週は馬房で遊んでいたら、顔が怒っていたけど、今週の追い切りが終わった後は笑顔だった。先週はジョッキーが跨ったから機嫌が悪かったみたい。今週の感じなら大丈夫だよ」と同師。常に馬と会話しながら、その状態を把握する師。やはり日増しに状態は良化しているようです。

 最終追い切りは坂路4F時計の自己ベストを更新。「リヴェールはレースで手を抜くことなく、一所懸命走るタイプ。だから調教もしっかりやれば、真面目に走りすぎちゃう。今週の追い切りが良かったというのも、そういったところにあると思いますよ」と同師。しかも、ラスト1Fが最速になる、きれいな加速ラップが踏んでいます。これは日刊スポーツの桜花賞特集号に記した「近5走に芝マイルでメンバー最速上がりをマークした実績があり、最終追い切りでラスト1Fが最速ラップ」という調教条件に合致します。桜花賞への調教適性が高いという理由も本命を後押ししています。

 桜花賞の調教適性で重要なことがもうひとつ。それは2007年(リニューアル)以降の桜花賞、3着はすべて「併用系統」の調教タイプが入っています。該当馬7頭のうち、6頭は追い切り本数が標準だったので、併用でも本数での線引きをします。すると、今年の該当馬の中では、△フォーエバーモア、△ヌーヴォレコルト、△アドマイヤビジン、△ホウライアキコを評価。

 併用系統ではありませんが、△ベルカントは最終追い切りラスト1F12.0秒を評価。☆シャイニーガールは坂路4Fの自己ベストを更新した標準多め坂路ということで評価しています。

1.カウニスクッカ
今回:標準トラック
前回:馬ナリ平均トラック主体

2.ニシノミチシルベ
今回:軽目トラック
前回:標準トラック

3.コーリンベリー
今回:標準少め併用
前回:一杯平均トラック

4.ペイシャフェリス
今回:標準少めトラック
前回:馬ナリ平均併用

5.モズハツコイ
今回:標準坂路主体
前回:標準多め坂路主体

6.レーヴデトワール
今回:標準多めトラック
前回:標準トラック

7.ニホンピロアンバー
今回:急仕上げトラック
前回:標準少めトラック

8.シャイニーガール
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

9.フォーエバーモア
今回:馬ナリ平均併用
前回:馬ナリ平均併用

10.ヌーヴォレコルト
今回:標準併用
前回:標準併用

11.フクノドリーム
今回:軽目トラック
前回:馬ナリ平均トラック

12.レッドリヴェール
今回:標準坂路
前回:標準坂路

13.アドマイヤビジン
今回:標準多め坂路主体
前回:標準坂路

14.マーブルカテドラル
今回:軽目トラック
前回:標準少めトラック主体

15.ホウライアキコ
今回:標準併用
前回:標準坂路

16.リラヴァティ
今回:一杯平均坂路
前回:標準坂路

17.ベルカント
今回:標準坂路
前回:標準坂路

18.ハープスター
今回:標準多めトラック主体
前回:標準トラック

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

14

-

15

1点 300円

馬連

9

-

18

1点 800円

馬連

9

-

12

1点 500円

馬連

9

-

14

1点 300円

馬連流し

15

相手

9

12

18

3通り 各1500円

3連単1着流しマルチ
1着

15

相手

9

12

14

18

36通り 各100円

山崎エリカの見解

 今年の桜花賞は、阪神ジュベナイルFの上位3頭が抜けているというのが世間の評価です。しかし、阪神ジュベナイルFはニホンピロアンバーの大逃げで前半3F34秒2の速い流れ。年末の馬場状態を考慮すると、かなり逃げ、先行馬に厳しい流れで、前走フィリーズレビューニホンピロアンバーが2着に巻き返したのは必然と言えます。つまり、少なくともレッドリヴェールハープスターは、自分の土俵で競馬をしてのワン、ツーだったにすぎません。

 しかし、今の阪神は、昨年末よりも、断然、前掛りの馬場状態です。土曜日はラスト1Fで2F目から0.1秒しか失速することなく、準オープン・淀屋橋Sでは1分08秒3、阪神牝馬Sでも1分20秒3と速いです。土曜日を見る限りでは馬場がどんどん高速化していると言えます。よって、配当面も考慮して、狙うは強い先行馬です。

 ◎には新馬戦、小倉2歳Sデイリー杯2歳Sを連勝し、少なくともその時点までは牝馬クラシック路線の主役だったホウライアキコ。阪神ジュベナイルFでは、フォーエバーモアよりも前でレースを進めて勝ちに行く競馬、交わされてからもかなり粘っており、強い内容でした。前走のフィリーズレビューは直線でややスムーズさを欠く不利があって能力を出し切れませんでした。よって、今回は順当に上積みが見込めます。デイリー杯2歳Sでレコード勝ちを決めたスピードで、人気の差し馬たちを沈黙させて欲しい一番です。

 ○は昨年の阪神ジュベナイルF3着がとても強い内容だったフォーエバーモア。阪神ジュベナイルFは、もうワンテンポ仕掛けが遅ければ、この馬が勝利していた可能性は十分あったでしょう。前走のクイーンCはとても相手が弱いメンバー構成でしたが、2番手から格の違いを見せる万全の競馬でした。前走の楽な競馬ならば疲れは残らないでしょう。今回は上位人気に支持されたので、他の有力馬を意識せざるを得ませんが、当然、最有力候補の一頭です。

 ▲は今回の桜花賞の圧倒的1番人気馬ハープスター。前走のチューリップ賞は圧勝でしたし、2歳夏の新潟2歳Sでの末脚は強烈なインパクトでした。ただ、トライアルのチューリップ賞を勝利した馬がそのまま桜花賞馬になるパターンは、そこまで高い確率ではありません。しかし、この馬が歴史的名馬クラスの馬ならばあっさりと今回の桜花賞もクリアしてしまうでしょう。さて、ハープスターの潜在能力はどの程度のものか? 注目の一番です。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
ワイド流し

18

相手

10

17

2通り 各5000円

古澤秀和の見解

10番:キッチリ仕上がる。
12番:ギリギリの馬体だが、動ける態勢。
17番:ボリューム出て良くなっている。距離ももちそう。
18番:実の入り良くなった。勝てそう。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

18

相手

6

9

10

12

14

17

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

18

2着

12

相手

6

9

10

14

17

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

18

2着

9

相手

6

10

12

14

17

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【規格外】ハープスターのスケールと末脚は、同世代の牝馬群では文字通り規格外。暮れの阪神JFこそ、追込み届かずの2着に敗れたものの、前半1000m通過・58秒4という、GIらしい締まりのあるHペースの上に立ち、メンバー中最速の33秒6の末脚を繰り出しハナ差に猛追。1分33秒9という決着タイムは、あのウオッカのレースレコードに次ぐ、近5年の最高記録だった。

もとより同馬は、新潟2歳S・上がり32秒5という、テレビ画面を突き破ってしまいそうな、勲章ともいうべき破壊力を保持。前哨戦のチューリップ賞・1分34秒2もウオッカに次ぐ歴代2位。意識的に馬体を緩めた前回の放牧明けの調整と異なり、心身共に健やかな緊張感を持って馬体造りを完了。走りにリズムが生まれ、3コーナーすぎからの加速力、レースの捌きも格段に進歩を遂げている。ファルブラヴの血が入った牝馬だけに、暖かい季節もいいのだろう。余分な脂肪が削ぎ落とされ、さらに皮膚は薄さを増している。深い胸、大きく張った後肢――骨格に張り付くようにして筋肉が浮き出す、その絶妙の皮膚感を、テレビやモニターで見ている人も、ぜひ味わってもらいたい。

大外18番枠発表には、正直ドキリとしたが、過去十年で8枠の1-2着連対は5回。重馬場の得手不得手も確かにあるが、レースの流れを内目に見ながらの外枠。ウオッカや厩舎の先輩であるブエナビスタなど、名牝たちの軌跡をたどり、そして超える、直線一気の桜花賞だ。

ハープスターウオッカでありブエナビスタならば、レッドリヴェールダイワスカーレットレッドディザイアか。阪神JFの攻防は、二頭の将来の長きにわたるライバル関係を暗示。牡馬相手に不良馬場の札幌2歳Sを制した、あの勝負根性と破天荒さは、なるほどステイゴールドの娘。ハープとはまた違う規格のGI馬だ。思わぬ凡走があるとすれば、体重減と見ていたが、木曜日計測の体重は422キロ。前回の阪神JFは木曜日416キロから本番は418キロだっただけに、まずひと安心だろうか。競馬週刊誌の写真を見ると、小柄ながらも馬体はパツンパツン。思い通りの調教も消化できた。日曜日は雨予報。得意の道悪になれば逆転も一考。

割って入ればフォーエバーモア。阪神JFは勝ちに行っての3着。すんでのことでGIタイトルがこぼれ落ちてしまったが、動き出し一つで「どちらかは負かせる」感触は得たに違いない。17番枠は痛いが、ベルカントフィリーズレビューで脚質転換に成功。ファンタジーSの1分21秒1という記録も能力の確たる証明。

対戦比較場の力関係は、ほぼ確定してしまった感じはするが、チューリップ賞2着のヌーヴォレコルトは、しぶい馬場はいい。マーブルカテドラルは、田辺の大胆と緻密さが一発大逆転の要素となる。抽選を潜り抜け、そっと好枠6番に入ったレーヴデトワールも買う。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

9

10

2着

9

10

18

相手

8

9

10

12

14

16

18

20通り 各500円

須田鷹雄の見解

 断然人気のハープスターが8枠18番。インに突っ込んでいくことのほうがリスクになる馬だけに、この枠は安全とも言える。ただ、チューリップ賞よりメンバーレベルの上がる一戦で、内ラチ側からたまたま要領よくレースを進めることができた馬が出ると、超僅差の2着に泣くということがあってもおかしくない。

 ▲ハープスター2着の可能性も考えたときの逆転候補に、まずは◎フォーエバーモア。既に僅差の競馬を一度しているし、前走を見てもこの馬の能力自体高い。もう1頭は単純にチューリップ賞2着ということで○ヌーヴォレコルト。こちらは前走を考えると正直逆転は難しいと思うのだが、今年は阪神JF好走馬で前走も良いという馬がいないので、この馬あたりしか候補がいない。

 ここでの買い目は飛距離だけ重視で▲が2着までの目しか書かないが、土曜のオッズを見ると▲の1着でも2,3着がまんま人気サイドでなければけっこう配当はつく。その場合のカギになる馬は△リラヴァティではないかと思う。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
11フクノドリーム(18人気)
12レッドリヴェール(2人気)
18ハープスター(1人気)
3コーリンベリー(12人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

3

11

12

18

12通り 各400円

3連単BOX

3

11

12

18

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

18

相手

9

10

12

14

15

17

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

18

2着

12

相手

9

10

14

15

17

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

18

2着

9

相手

10

12

14

15

17

30通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【相手探し】ハープスターが主役を務める。始動戦のチューリップ賞は軽く仕掛けただけで圧勝。デビューから4戦連続でメンバー最速の末脚を使っており、瞬発力は世代屈指の存在だ。阪神JFは2着と取りこぼしたが、スムーズならアッサリも。レッドリヴェールは昨年の2歳女王で、3戦3勝と底を見せていない。ぶっつけ本番も予定通りだ。フォーエバーモアは阪神JFでタイム差なしの3着。クイーンCでは好位から快勝しており、前々から粘り込みを図る。ホウライアキコの前走(フィリーズレビュー)は窮屈な競馬になっての5着。当日の落ち着きがあれば上位争いも可能。ヌーヴォレコルトベルカントマーブルカテドラルを押さえる。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流し
1着

18

相手

9

10

12

15

4通り 各1000円

3連単1着流し
1着

18

相手

9

10

12

15

12通り 各500円

栗山求の見解

 ◎ハープスターは「ディープインパクト×ファルブラヴ」という組み合わせ。母ヒストリックスターは出走経験こそないものの、アドマイヤベガ(日本ダービー)、アドマイヤドン(最優秀ダートホース2回)、アドマイヤボス(セントライト記念)、キャプテンベガ(東京新聞杯-2着)の半妹にあたる超良血。桜花賞オークスの牝馬二冠を制した名牝ベガの、生涯に送り出した唯一の牝駒でもある。兄4頭のような競走実績がない代わりに、繁殖牝馬として非凡な才能の持ち主であることを証明した。過去のディープインパクト産駒の名馬と比較しても器の大きさでは引けを取らない。馬体の逞しさ、とくにトモの筋肉の発達は3歳牝馬とは思えない迫力がある。自分の競馬に徹して力を発揮すれば結果はついてくるはず。

 ○レッドリヴェールは「ステイゴールド×ディキシーランドバンド」という組み合わせ。父ステイゴールドの気の強さが良いほうに出ており、休み明けでも力を出し切れるタイプ。母の父ディキシーランドバンドは重厚なスタミナタイプで、これがG1でも底力負けしない根拠となっている。ハープスターに唯一先着した実績は高く評価すべきもので、中団より前で競馬を進められる自在性は魅力。

 ▲ホウライアキコは「ヨハネスブルグ×サンデーサイレンス」という組み合わせで、ミスタープロスペクター4×4。スピード能力が高く、これまでにデイリー杯2歳Sと新馬戦でレコード勝ちをしている。土曜の阪神競馬を見るかぎり芝は時計の出やすいコンディション。馬場が軽い京都向きのこの馬にもチャンスが出てきた。休み明けの上に直線でスムーズさを欠いた前走のフィリーズレビュー(5着)は仕方のない敗戦。今回の高速馬場なら巻き返せる。パドックでの落ち着きが鍵。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

9

15

18

2着

8

9

10

12

14

15

18

相手

8

9

10

12

14

15

18

90通り 各100円

奥田隆一郎の見解

本命馬の見解:◎ホウライアキコは、直結コースの京都芝1600m外にてデイリー杯2歳S(G2)を勝利した。最後の直線が長い外回りコースで、牡馬相手に重賞を制したことは評価できる。一昨年と3年前の桜花賞馬(ジェンティルドンナマルセリーナ)は、京都芝1600m外で牡馬相手の重賞(シンザン記念)を激走しており、京都マイルの重賞実績は直結する。休み明けのフィリーズレビューを叩き、変わり身を警戒する。

穴馬の見解:▲フォーエバーモアは、同コースの阪神JF(G1)で勝ち馬とクビ差の接戦を演じた。今年緒戦で、直結コース東京芝1600mのクイーンC(G3)を勝利。一昨年の桜花賞2着馬(ヴィルシーナ)、3年前の桜花賞2着馬(ホエールキャプチャ)は、クイーンCを制した次走で桜花賞の馬券にからんだ。フォーエバーモアはコース適性が高くてローテーションも良いため、阪神JF1着2着馬を相手に逆転を狙える。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

 牝馬クラシックの第一弾にして、多くの牝馬にとって生涯最大の目標とも言えるのがこの桜花賞です。厳しい流れで直線の長いコース。コース改装となった2007年以降の桜花賞は、スピードと底力が要求されるきわめてタフなレースに生まれ変わりました。

 脚質面から見るレースの傾向ははっきりしていて、それは「差し・追い込み有利」ということ。この時期の3歳牝馬が阪神マイルを先行して押し切るには、それこそダイワスカーレット並みの能力が要求されます。今年の有力馬では、フィリーズレビュー組のベルカントホウライアキコの先行が予想されます。重賞を2勝ずつしている両馬ですが、桜花賞では割り引いて考える必要があるでしょう。

 ここまでの牝馬戦線で一番レベルが高かったのは阪神JFで、そこを1分33秒台で走破した上位3頭が頭ひとつ抜け出していることはあきらかです。年明けのレースでそれらを脅かすようなパフォーマンスをした馬は登場しませんでした。順当ならば阪神JF上位3頭の争いになるでしょう。

 なかでも中心はハープスター。阪神JFは2着とはいえ窮屈な展開から最速上がりを繰り出しましたし、このレースに強いディープインパクト産駒チューリップ賞を快勝して中間の調整も順調そのものです。エンジンの掛かりの遅さもこの舞台では大きなネックにはなりにくく、王座に一番近いのはこの馬で間違いありません。

 フォーエバーモアは阪神JFでタイム差なしの3着。早め先頭に立ちながら最後まで脚色は鈍っておらず、着順の差はレースの綾の範囲でした。阪神競馬場のコース改装以来重要性が増しているクイーンCの勝ち馬ですし、ライバルよりも一歩早く動ける器用さも武器になります。死角の少ない有力馬と言えるでしょう。

 レッドリヴェールは無敗の2歳女王。スローの上がり勝負、極悪馬場のスタミナ戦、マイルの高速決着とどんな展開にも対応できるレースセンスと勝負根性が持ち味です。最大の不安材料は、阪神JF以来の久々ということ。阪神JFも休み明けでしたし、予定通りのローテーションではありますが、常識破りのステップであることに違いはなく、これをどう判断するかが今年の桜花賞最大のポイントになります。

 三強に割って入るとすれば、やはり速い上がりが使える差し馬が有力で、フィリーズレビュー組よりもまずチューリップ賞2着のヌーヴォレコルトに食指が動きます。レーヴデトワールは人気先行の現状ですが、良血馬だけにひとつ歯車が噛み合えば大駆けの期待は充分。リラヴァティは1勝馬ながら逃げ差し自在で、コースとの相性も◎。ホウライアキコは前走は控える競馬で落としましたが、本番を考えればいい経験となったはずで、見限るのは早計でしょう。

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください

アグレッシブ予想 藤村和彦の予想

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藤村和彦

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

18

相手

2

6

8

9

14

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

18

2着

9

相手

2

6

8

14

16

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

18

2着

8

相手

2

6

9

14

16

30通り 各100円

藤村和彦の見解

【順当】ハープスターは見栄えのする身体になり状態アップ。道中の反応がよくなっており一戦ごとに課題をクリアしている。センスのいいフォーエバーモアシャイニーガールはスムーズな競馬で変身。

 小原靖博の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単1着流し
1着

18

相手

6

9

10

12

14

15

30通り 各300円

小原靖博の見解

ハープスターは休み明けのチューリップ賞を圧勝し、改めて能力の高さをアピール。目論見通りに状態も上向いている。阪神JFは届いたかに思えたのに頭の上げ下げで惜敗。不利を受ける心配の少ないこの枠なら世代ナンバーワンの力を証明できるだろう。

相手は、フォーエバーモアが最有力。クイーンCを着差以上の内容で完勝。レースが上手で仕上がりも良好。ヌーヴォレコルトチューリップ賞ハープスターに完敗したが、自在性があり、決め手もなかなか。逆転は難しいが、2、3着なら十分あり得る。

押さえにレーヴデトワールレッドリヴェールマーブルカテドラルホウライアキコ

 森山大地の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単1着流し
1着

18

相手

9

10

12

6通り 各1600円

森山大地の見解

ハープスターの強さについては見たままで、今さらなにか言うようなレベルではない。やはり結局は王道路線の阪神JF上位組とチューリップ賞組だけ。

 他路線は短距離志向が強い馬や明らかなレベル差があり、また、単勝1倍台のハープスター本命では点数は多く買えない。単勝を買って別次元の勝ち方を楽しむのも一興かもしれない。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

18

相手

2

9

10

12

16

17

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

18

2着

10

相手

2

9

12

16

17

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

18

2着

9

相手

2

10

12

16

17

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

注目の◎ハープスターが人気通りの本命になる。前走で出した最高値107は他馬を圧倒。同レース2着の○ヌーヴォレコルトの101で、ほかはすべて2桁の指数しかないのならばスンナリこの2頭が本命対抗になる。印のなかで人気のないのは△ニシノミチシルベと△リラヴァティ。だが決して安定している数値とは言えないので、どちらかといえば一発頼み。

厳選予想 ウマい馬券