【レコードに0秒3差】ブルーチッパーの前走圧巻。脚抜きのいい馬場とはいえ、前半1000m・59秒1というHペースを自らが演出し、レコードに0秒3差の1分42秒0。前走は見おろしの楽勝だった。除外が重なったが、17日の追い切りは上がり11秒5。テンションが上がるのを押さえつつ、ここにもってこれた。

対抗はマイネルクロップ。現級の北山Sを1分50秒9・後続に0秒8差独走の実力馬だが、KBC杯、BSN賞は、調教過程に甘さ。狙いは叩き三戦目だろうと予測をつけていたが、17日の最終追い切りはCW6F・83秒0-66秒1-38秒5-12秒6を目いっぱい。通ったコースは大外、勝負意識がありありだ。

割って入ればクラージュドール。適当な番組がなく、マイルや小回りの小倉1700ダートも使ってきたが、中央場所の1800ダートが本領発揮の舞台。ただ、1800mは気持ち短い。直線手前で置かれ過ぎると、札幌2連勝のランドマーキュリー。ノボリドリーム、バンブーリバプール、ゴールデンヒーローが一角崩し。

　出馬表を一瞥すると近走内容が良いのは○ノボリドリーム。ただ今回は▲ブルーチッパーがハナを主張してくるだろうから位置は2-3番手になるし、どうしても目標になってしまう不利な面もある。

　そこで馬券は◎バンブーリバプールから。ちょっと古い話になるが、○が2番人気13着と大敗した昨年9月の1000万条件戦で一緒に走って先着した。このときは逃げた○を4角で◎が捕まえに行った形。結果として先行勢全体に負荷がかかりすぎ1,2着に4角14番手と16番手の馬が届いてしまったのだが、大タレした○に対し◎は4着に踏みとどまった。

　◎は1000万条件勝ちのときが道中5番手から、3走前の2着時も道中4-5番手からで、○▲より脚質面での融通性もある。○を目標として全体に前がかりの競馬になると▲も巻き添えを食うだろうし、その一段二段後ろにいる◎に好機が巡ると見る。

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【上位拮抗】ブルーチッパーの前走は大外枠から積極的に先手を奪って快勝。休み明けで20kg増だったが、地力の違いを見せつけた。叩いた上積みも大きく、昇級即通用する。マイネルクロップは適クラに戻って反撃態勢。ノボリドリームは先行力があり崩れない。サイモンガーランドは前走のように末脚がハマれば。ゴールデンヒーロー、クラージュドール、バンブーリバプールも圏内。

【小波乱】マイネルクロップは休み明け3走目で態勢万全。右回りに戻り抜け出す。広い舞台でクラージュドールが力を見せる。スピードのあるブルーチッパーも差はない。

　ブルーチッパーは馬体が増えてパワーアップ。馬場を味方にできたとはいえ、前走はレコードに0秒2差と迫る好タイムで危なげない逃げ切り。ここも先手を取れる組み合わせだけに連勝十分。

　相手は、復調気配が窺えるマイネルクロップ、決め手あるクラージュドールが有力だが、ランドマーキュリー、バンブーリバプール、ノボリドリーム、ゴールデンヒーローも押さえておきたい。

昇級初戦になるが逃げ脚には威力がある6ブルーチッパーの3連勝は濃厚!主役に推す!7か月ぶりの前走は余裕残しの作りで楽に押し切ったように休養効果で一段とパワーアップした。マイペースで行ける公算も大なら一人旅だ。対抗には現級勝ちがある1クラージュドール。展開に注文はつくが地力で好走シーンは可能。3番手は3ランドマーキュリー。上り馬の勢いは侮れない。