11R

小倉記念

15:35発走 / 芝2000m (右 A) / 天候:雨 / 馬場:稍
2回 小倉 4日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(特指) ハンデ 14頭
本賞金:4000,1600,1000,600,400万円
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 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

1

-

14

1点 6000円

馬連流し

14

相手

9

10

2通り 各2000円

望田潤の見解

 ラストインパクトメイショウナルトは母系のパワーの血がオンになった走りで、小回りは向くし道悪もOKだからまともなら一騎打ちだろうが、ハンデ0.5キロぶんとどこからでも動けるぶん◎のほうが信頼度は高い。

 サトノノブレス日経新春杯はルメールのファインプレーで、これもディープ産駒にしてはちょっと力馬っぽいところがあるので馬場が渋るのはプラスだ。

 ニューダイナスティは母がロベルト×ダンジグだからグラスワンダー的で、このパワーも強いので七夕賞のように馬場が渋るのは歓迎。

 逆にダコールはパンパンの高速馬場が望みで、マーティンボロもまだ非力なところがあるだけに道悪は割り引きだろう。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

11

1点 2000円

複勝

11

1点 4500円

馬連流し

11

相手

1

3

10

12

14

5通り 各300円

3連複軸1頭流し

11

相手

1

3

10

12

14

10通り 各200円

井内利彰の見解

 8月9日、小倉芝2000mで行われたレースは都井岬特別九州スポーツ杯。どちらも少頭数でしたが、1着馬の最終追い切り場所は「CW」でした。追い切り時計はラスト1Fがしっかりしたもの。『良馬場前提』の小倉記念で好走する、最終追い切りCWで、速い3F時計、1F時計という調教傾向が見事に決まっていました。

 9日の芝状態は稍重馬場。これが10日にどの程度悪化するのか、また回復するのか。これによって、調教傾向の継続か、雨馬場になった時の小倉芝2000mの調教適性に転じるのか、判断が必要になります。天気予報を見る限り、馬場が悪化する可能性は十分。今回はそうなった場合の小倉芝2000mで予想します。

 過去10年の小倉記念、重馬場以上の悪い馬場でのレースはなし。よって、500万下より上のクラスで、重馬場および不良馬場で行われたレースを検証しました。先週の国東特別も含めて、全部で7レースありましたが、坂路調教馬が5勝。これは雨が降って、力のいる馬場になれば、坂路調教のパワーが重要だということを示していると思います。

 ◎ローゼンケーニッヒの調教タイプは標準坂路。稍重成績は3着以内すらありませんが、普段から行きたがって仕方ない、折り合いに難のある馬。そういった馬は芝が軟らかくなって、馬場を気にして走るような状況になれば、うまく脚がたまるというのは、過去に白井寿昭調教師からの取材で聞いた話。折り合って走ることができれば、このメンバーでも十分に差し切るだけの脚力があると思います。

 ○メイショウナルトは小倉競馬場に滞在しての最終追い切り。その動きは良く見えましたが、昨年の小倉記念優勝時は最終追い切りがCWだけに、動きが良かったからといって、簡単に評価はできません。ただし、追い切り本数などには問題がないだけに、もちろん連覇も可能でしょう。

 ▲ダコール、△ニューダイナスティ、△タムロスカイは坂路調教馬ということでの評価。☆ラストインパクトは最終追い切りの時計こそ遅めですが、それ以外の調教内容は好走時と同じなので、印を打っています。

1.メイショウナルト
今回:標準併用
前回:標準併用

2.マデイラ
今回:標準トラック
前回:標準トラック

3.タムロスカイ
今回:急仕上げ坂路
前回:馬ナリ平均坂路

4.オートドラゴン
今回:急仕上げトラック
前回:一杯平均トラック

5.ミキノバンジョー
今回:標準少めトラック
前回:標準少めトラック

6.カネトシディオス
今回:急仕上げ坂路
前回:一杯平均坂路

7.タガノグーフォ
今回:一杯平均トラック主体
前回:標準多め併用

8.ボレアス
今回:一杯平均併用
前回:連闘

9.サトノノブレス
今回:標準併用
前回:標準併用

10.ニューダイナスティ
今回:標準少め坂路
前回:標準坂路

11.ローゼンケーニッヒ
今回:標準坂路
前回:乗込併用

12.ダコール
今回:一杯平均坂路
前回:一杯平均坂路

13.マーティンボロ
今回:急仕上げトラック
前回:標準併用

14.ラストインパクト
今回:標準トラック
前回:標準多めトラック主体

 山崎エリカの予想

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予想印
14ラストインパクト(1人気)
12ダコール(5人気)
3タムロスカイ(10人気)
2マデイラ(11人気)
7タガノグーフォ(7人気)
9サトノノブレス(3人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

14

相手

2

3

7

9

12

5通り 各2000円

山崎エリカの見解

 台風の影響で雨模様が予想される今年の小倉記念。雨が降っても降らなくても、ポケット地点のスタートでスタート後横に広いコースの小倉芝2000mの舞台は先行争いが激化してテンの3Fが速くなりがちな舞台。特に重賞の小倉記念は、高速馬場でも差し馬が圧倒的に有利です。逃げ、先行馬は強くなければ残れません。

 また、今回のレースで有力視されている馬は前走で能力を出し切った感の強い馬が多いようです。そうなるとそれらの馬たちは前進よりも後退の可能性が高いと言えるでしょう。となれば休養明けで息が持たないリスクがあると理解しつつも、実力を尊重してラストインパクトを本命◎とします。

 この馬の近3走のPP指数は今回の出走馬のなかではキラリと光る優秀さです。特に序盤スローで流れた今年2月の小倉大賞典では出負けから一気のペースアップ、向こう上面から一気の捲くりで圧勝しました。ああいう競馬が出来る馬というのは展開に幅広く対応できるので、今回も休養明けによる破綻がない限り、上位入線する可能性が高いと見ました。

 ○は毎回安定した走りを見せるダコール。この馬は重賞級の潜在能力は持っていると評価できるのですが、現状の脚質が他力本願のために、勝ちきるまでには展開に恵まれる必要がります。復帰3戦目で小倉芝2000mの舞台ならば、そろそろの期待は持てるでしょう。

 ▲は昨年5月のメイSで休養明けながら16番人気で勝利、昨年の小倉日経OPで2着しているように気分良く先行出来るとオープンでも十分通用するタムロスカイ。前走は芝1400mのパラダイスSを使われました。速い流れの短距離戦を使われたことで今回はすんなり流れに乗るレースが出来そうです。大駆けタイプだけに展開に関係なく狙いたい馬です。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

1

7

9

12

13

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

1

相手

7

9

12

13

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

14

相手

1

7

9

12

13

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【ハンデの妙】ニューダイナスティは、メンバー中最速の上がりで七夕賞を2着と好走。10番人気の激走をどう受け止めるか。勝者メイショウナルトもあわせ、心配も多く抱えているが、一昨年夏の新潟2200mの佐渡特別を2分11秒0のレコード勝ち。新潟の2200mは、高額条件のサンプル数が少ないけれど、1000m通過が1分0秒8-2000m通過・1分59秒6という平均ラップの上にたってのレコードは根本的な能力。七夕賞前には、自己最高の調教タイムをマーク。以前と比べ体質もしっかりしてきた。ハンデは55キロに据え置き、浜中とは〔2121〕、繊細な同馬の扱いも上手い。

対抗一番手はメイショウナルト。昨年の小倉記念は1分57秒1のレコ勝ち。七夕賞も1000m通過が58秒1-マイル通過が1分34秒3-1800m通過・1分46秒1というHラップを、自身の力で逃げ切り勝ち。平坦の中距離は別馬のように走る。ただ、前走比1.5キロ増、1-2着連対記録のない57.5キロは、ハンデ戦のセオリーとすれば本命は厳しい。

ラストインパクトも、小倉大賞典は後半1000mがすべて11秒台。1分45秒3なら、別定条件なら堂々本命を打てるけれど、57キロには実績がない。

斤量斟酌でいえば、七夕賞4着のダコールは56キロなら、もちろん単の資格。ただ、台風接近、渋馬場がウィークポイントではあるが…。

距離不向きとみて一応連下にとどめたが、サトノノブレスは、パワー馬場になれば底力で粘り込み。持ち時計のないマーティンボロも雨はありがたい。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単1着流し
1着

13

相手

1

5

9

10

12

14

30通り 各200円

3連単フォーメーション
1着

1

9

14

2着

13

相手

1

5

9

10

12

14

15通り 各200円
3連単フォーメーション
1着

1

14

2着

1

5

9

10

12

14

相手

13

10通り 各100円

須田鷹雄の見解

 ハンデ重賞だが、前走オープン好走馬が素直に走る傾向のある小倉記念。コース適性もある程度重要ではあるが、他場で全く良いところのなかった馬がいきなり復活してくる効果までは見込みにくい。単純に前走が良い、ハンデもそれなりに背負う馬のほうが良い。

 日曜の馬場がどうなるか見えないところで予想するのは難しいところだが、◎はデータ的な見地からマーティンボロ。前走が10番人気での優勝・タイム差なし・今回2キロ増ということで買いたくない人もいるだろうが、小倉記念の好走パターンに合った馬ではある。5歳という年齢もこのレースではプラス材料だし、重不良(0.1.1.1)で唯一の着外も4着だから、台風の影響を受けた場合でも大きな問題にはならない。

 ○にこれまた前走重賞勝ちのメイショウナルトを取る。腹をくくらざるをえない枠順はプラス。ただ、こちらは馬場が渋ると減点となる。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
12ダコール(5人気)
14ラストインパクト(1人気)
10ニューダイナスティ(4人気)
9サトノノブレス(3人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

9

10

12

14

12通り 各400円

3連単BOX

9

10

12

14

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

1

相手

5

9

10

12

13

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

1

2着

14

相手

5

9

10

12

13

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

1

2着

9

相手

5

10

12

13

14

30通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【小波乱】メイショウナルトは前走の七夕賞を楽々と逃げ切り勝ち。4走連続で2桁着順だったが、鮮やかに一変してみせた。7,8月は7戦して【4201】と暑さに強い夏馬。昨年の小倉記念もコースレコードで勝っており、04,05年メイショウカイドウ以来の連覇に期待する。ラストインパクトは今春の小倉大賞典で重賞初制覇。前走の天皇賞・春は9着だが、2戦2勝の小倉で反撃する。サトノノブレスは長くいい脚を使えるタイプ。小回りの2000mがどうかだが、積極策で粘り込みを図る。マーティンボロは前走の中日新聞杯で重賞初V。中間は一頓挫あって間隔が開いたが、最近の充実ぶりなら侮れない。ダコールニューダイナスティミキノバンジョーを押さえる。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

1

13

14

2着

1

5

9

10

12

13

14

相手

1

5

9

10

12

13

14

90通り 各100円

奥田隆一郎の見解

本命馬の見解:◎マーティンボロは、小倉芝2000mにて未勝利と500万下(2勝)を制し、直結コースの京都芝2000mで1000万下を勝利した。直結+同コースの勝ち馬、コース適性は高い。前走は重賞初出走ながら、直結コース中京芝2000mの中日新聞杯(G3)を勝利、直結コースの重賞馬になる。平坦コースの2000mはもっとも得意な条件なので、好勝負になる。

穴馬の見解:△ミキノバンジョーは、昨年の夏に直結コース小倉芝1800mの小倉日経オープンを5人気で制した。また、同コース(小倉芝2000m)で1000万特別を2勝して、小倉芝は合計4勝しているコース巧者。休み明けの七夕賞を人気薄ながら5着に善戦、2走目の上積みと得意な小倉替わりで穴馬として注目する。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 サマー2000シリーズ第3戦は、高速小回りでの捲り合戦。このレースでは、過去9年間中4回もコースレコードが更新されています。絶好の馬場状態で、騎手心理は「前へ前へ」。コーナーの通過順位を見ると、連対馬のほとんどが3-4コーナーで位置取りを上げていることがわかります。今年は台風の影響が予想されますが、稍重だった昨年もレコード決着でしたから、今の小倉では少々の雨なら時計に影響を及ぼすことはありません。

1.七夕賞の再戦ムード

 本州でのサマー2000シリーズは七夕賞に続いて2戦目で、七夕賞から臨戦する馬が多くなります。七夕賞が福島の最終週に行われていた頃は、馬場が荒れて時計が掛かるのが通例でしたが、去年から2週目に繰り上がったことで、綺麗な馬場で行われるようになり、必然的に七夕賞小倉記念の連動性はより強くなりました。ただ、両レースはハンデ戦なので、七夕賞を勝ってしまうと小倉記念では斤量を背負わされます。一番狙いやすいのは「七夕賞で少し負けた馬」ということになります。

2.ロングスパート勝負でスタミナ馬が台頭

 3コーナーから全馬が動き出すようなロングスパート勝負になります。長く脚を使ってバテないスタミナが要求されるので、それ以前に2400前後の長めの距離で実績を残していた馬がたびたび穴を開けています。距離実績を調べるときの指針になるでしょう。過去の勝ち馬の血統を見ると、ハーツクライステイゴールドネオユニヴァースダンスインザダークというサンデー系のスタミナ種牡馬が並びますが、これも同じ理由によります。

3.休養充分、フレッシュな馬が穴

 昨年2着のラブリーデイはダービー以来でしたし、その前の3年間も新潟大賞典から直行した馬が続けて穴を開けています。8年前になりますが、半年ぶりのスウィフトカレントが突き抜けたときには、2着に新潟大賞典からの直行馬を連れてきて、休養明け2頭で大穴になりました。このレースにおいては、休み明けはマイナス条件ではありません。むしろ、フレッシュな臨戦過程はひとつのセールスポイントになります。おそらく、スタミナを絞り尽くすようなタフなレースになるからでしょう。

 ラストインパクトは小倉1800の小倉大賞典の勝ち馬ですが、基本的には2400前後の距離を使われていて、日経賞でも3着。適性的には申し分がなく、天皇賞以来の3ヶ月ぶりというローテーションにも好感が持てます。ニューダイナスティ七夕賞の2着馬で、夏のローカルでは過去に2勝している夏男。小倉を使われるのは今回が初めてになりますが、鞍上の浜中騎手はご当地となる小倉競馬場を得意にしていて、小倉記念も2勝しています。サトノノブレス菊花賞と天皇賞でラストインパクトに先着していて、能力的に一枚上という評価をすべきでしょうが、今回は小回りコースへの対応に不安が残ります。

アグレッシブ予想 藤村和彦の予想

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藤村和彦

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

13

相手

1

2

5

10

12

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

13

2着

10

相手

1

2

5

12

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

13

2着

2

相手

1

5

10

12

14

30通り 各100円

藤村和彦の見解

【小波乱】マーティンボロは地力強化が著しい。差し脚を発揮する。ニューダイナスティは競馬に幅が出ている。スムーズな発馬でマデイラが台頭する。

 小原靖博の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

1

相手

7

9

10

12

13

14

12通り 各300円

3連単1着流し
1着

1

相手

7

9

10

12

13

14

30通り 各100円

3連単2着流し
2着

1

相手

7

9

10

12

13

14

30通り 各100円

小原靖博の見解

 例年以上に実力のある馬が揃った。◎はメイショウナルト。昨年の覇者でもあり、暑い時期が得意なタイプ。この枠なら再度ハナが濃厚。ハンデは見込まれたが、気分良く走れれば連覇も十分。

 ラストインパクトはここを目標に好仕上がり。小倉は2戦2勝と好相性。仕上がりも良好。

 サトノノブレス菊花賞2着、日経新春杯勝ちがあり、実績は最上位。小回りにも対応できる器用さもある。

 他では、タガノグーフォニューダイナスティダコールマーティンボロに注意。

厳選予想 ウマい馬券