いよいよ、函館競馬が開幕。毎年、開幕週には1000万下の芝1200mが行われますが、今年のレース名はHTB杯。昨年のレース名はUHB杯だったのですが、馬券圏内に入った上位3頭の調教タイプを列記してみると、

　1着　標準少め併用(5番人気)
　2着　乗込併用(3番人気)
　3着　標準トラック主体(1番人気)

　併用系統が独占。つまり、美浦もしくは栗東のトレーニングセンターの坂路で時計を出してから、津軽海峡を渡っている馬に適性があるということになります。1着、3着馬の共通する「3歳牝馬」の標準併用◎ポルボーネ。500万下を勝ち上がったばかりですが、ハナに行ってもよし、好位に控えてもよしのタイプ。函館Wでしっかり追い切れていますし、この枠を利して、うまく立ち回れば、まず馬券圏内は間違いないでしょう。

1.モズハツコイ
今回：標準少めトラック主体
前回：標準多め坂路

2.オオタニジムチョウ
今回：馬ナリ平均併用
前回：馬ナリ平均併用

3.カディーシャ
今回：標準少めトラック
前回：標準坂路

4.ポルボローネ
今回：標準併用
前回：標準坂路

5.ホッコーサラスター
今回：標準トラック
前回：標準少めトラック

6.ラインハート
今回：標準少めトラック
前回：標準坂路

7.ストークアンドレイ
今回：馬ナリ平均併用
前回：馬ナリ平均坂路

8.スリーカーニバル
今回：標準坂路主体
前回：乗込坂路

9.ダノンマッキンレー
今回：標準坂路主体
前回：標準坂路

10.ジョージジョージ
今回：標準少めトラック
前回：馬ナリ平均トラック

11.キッズライトオン
今回：標準少めトラック
前回：一杯平均坂路主体

12.ラヴァーズポイント
今回：軽目トラック
前回：標準坂路

13.マジックシャトル
今回：馬ナリ平均トラック主体
前回：標準坂路

14.タンブルブルータス
今回：軽目トラック
前回：標準トラック

15.エイシンオルドス
今回：標準併用
前回：馬ナリ平均坂路

16.アンブリカル
今回：馬ナリ平均トラック
前回：標準少めトラック

【函館の思い出】函館開催をモズハツコイは焦がれていた?。ひも解けばファンタジーS2着もある、旧OP。そのポテンシャルの落としどころはどこか。昨年の函館日刊スポーツ杯(1000万)でも述べた覚えがあるが、1分8秒8で期待通りの逃げ切り。53キロで準OP2着連対2回の実績を考慮すれば、降級の1000万なら55キロでも勝負になる。

逆転があればホッコーサラスター。小倉1200mの二走前が1分8秒3。激しい気性を思えば、滞在の函館に新味いっぱい。ダノンマッキンレーは、地力は認めるものの開幕週がやっかい。

アンブリカル、マジックシャトル、ポルボローネの3歳勢も、一角崩しに足る時計的根拠を各自もっている。

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【混戦】ダノンマッキンレーは降級有利で差し切りに期待。スリーカーニバルは近走上々で引き続きチャンスがありそうだ。キッズライトオンは昇級戦だが展開ひとつで好勝負が可能。ホッコーサラスターも仕掛けひとつで首位争いに加われる。ストークアンドレイはひと押し不足も流れ込みに少々警戒。差し脚があるオオタニジムチョウが連下の穴。

土曜日と日曜日の馬場差は0秒7。稍重発表で、前日の方が時計を要す馬場状態。それを考慮しても、土曜日に行われた準OP彦根Sの勝ち時計が1分9秒0だけに、葵Sでマジックシャトルがマークした1分8秒3が優秀である事が分かる。3歳馬で重量は54kg。小回りコースのうえに、前が有利と思われる開幕週。狙い目は十分。

ラインハートは現級の3走前が完勝と言える内容。前走の淀屋橋Sも、着順は7着だが着差は0秒5。印象ほど負けていない。降級となれば評価を対抗以下には落とせない。

スリーカーニバルは、再昇級の初戦だが、大日岳特別で早くも2着とメドを立てた。走破タイムの1分8秒4も上々。3番手評価とした。

準オープンで善戦してきた実績から9ダノンマッキンレーが中心。本来、短距離向きで降級すれば能力は上位。パワーが要求される洋芝は適性が高い。終い勝負でチャンスをつかむ。次位は他力本願だが地力がアップしてきた5ホッコーサラスター。▲は現級勝ちがある6ラインハート。函館も合いそうだ。