【決めつけはいけない】3歳の若駒時代からクラシックの期待も担った
ラングレー。ひとつ下の弟
リアルスティールが、キャリア3戦で
皐月賞を2着したことを思うと、一進一退の現状は確かにもどかしい。ただ、早熟血統とは誰も思っていない。実は成長曲線は緩やかな一族だったりする。ま、現級到達は、4歳1月の
初富士S・1分46秒7。この快勝を契機に再びオープンへと昇級したが、
小倉大賞典は道悪に泣き、
新潟大賞典は見せ場は作ったものの、ひと押しが足りず5着に惜敗。自己条件の
垂水Sもジリジリとした3着とはいえ、走破タイムは1分45秒9。東京3勝の実績も合わせ、現級勝ち負けの用意は整っている。
二の筆頭はカナロア。二走前の
石和特別の勝ちっぷりも鮮やかだったが、
むらさき賞もワンテンポ早く外に持ち出すことができていればという惜しい4着だった。馬体の張り、パドックの気配も抜けてよかった。
三番手は
レッドルーファスの変わり身。
府中Sは久々のぶん0秒5差だけ伸びきれなかったが、昨年の同時期
むらさき賞を快勝した実力馬だ。初の左回りがカギになるが、
シャドウダンサーもポテンシャルは互角。
メドウラークは目下3連勝。距離2000mや初コースも楽々対応しそうな勢いがある。スンナリ先手を奪えば、
セキショウも前走通りしぶとい。