※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
秋の福島開催のフィナーレを飾る名物重賞。近年では傷みにくい芝が導入されたことで、秋の福島も時計が速いまま終了するようになり、それと同時に馬券的にも比較的堅く決着するようになっています。最近5年間で1番人気が2勝して、2着・3着も1回ずつ。紐はともかくとして、軸はある程度人気サイドから選ぶのが効率的です。
1.1600mからの距離延長が◎
小回り福島で芝が傷まない、という前提に立てば、安定感があるのはある程度先行できる馬か、あるいは勝負どころで捲っていく脚のある馬、ということになります。要するにスピードがある馬。
福島記念で好走が目立つのは「前走1600mを使われていた馬」で、過去10年で[3-1-2-13]。前走で速い流れを経験していることは、ここで好走するために有利に働くようです。
2.中心はハンデを背負っている馬
近10年で56kg以上のハンデを背負っている馬が6勝しています。とくに最近4年間は4連勝。近年のハンデ戦は一般的に実績馬がそれほど背負わされない傾向がありますが、このレースでも例外でありません。ある程度背負っている馬から中心馬を選ぶのが馬券的に効率が良い手段だといえます。
3.前走凡走馬が巻き返す
新潟開催だった2011年を除く近5回の勝ち馬の前走着順は、順に[2・13・10・15・6]。前走2着だった
サニーサンデーは
ラジオNIKKEI賞以来の休み明けでした。前走で好走して疲労が残っている馬より、大敗していてもフレッシュな馬の方が狙いやすい、というデータが出ています。
シャイニープリンスは富士Sでは脚を余した形での7着ですが、年齢とともにズブさが出ていることも事実。3歳時に
ラジオNIKKEI賞で5着があるように中距離も守備範囲ですから、今回は距離延長で巻き返しが期待できます。
ミトラは昨年の勝ち馬。休み明けの
オールカマーを好走したように能力的な衰えは見られず、連覇に向けてハンデとの戦いになります。
フラアンジェリコは昨年の2着馬で福島コースを得意としています。適距離に戻って一変があって当然でしょう。
メイショウスザンナは
エリザベス女王杯を捨てての福島回り。福島は得意コースですが2000mに実績がない点は気がかりです。
ヤマカツエースは
函館記念3着、
札幌記念4着が示す通り、小回り中距離ならGIIIでも上位の実力馬。七夕記念2着の
ステラウインド、
新潟記念2着の
マイネルミラノが押さえ。