【波乱含み】エックスマークは充実示し近走のレース振り良好。間隔空け調整され気配も良好で好勝負期待。アズマシャトルは前走11着もリズムを欠いた印象。距離延長プラスで巻き返し期待。スーパームーンは休み明けも仕上がり良好。能力そん色なく差のない評価。タニノエポレットは休み明けカギも底力上位。ゼロスも気配良く巻き返しが狙え、アロマカフェやクランモンタナなどにも注意したい。

【性能アップ】安定感ならスーパームーンだ。東京コースは[3532]、1800mに・1分45秒7という良質な時計を有しているが、2000mになると[1120]と、さらに精度はアップ。二走前のアイルランドTの1分58秒9・3着で、OPクラスでの順位付けがだいたい見えたが、GIIのアルゼンチン共和国杯を3着したことで、さらに自信と手ごたえを深めた。

エックスマークは、アイルランドTでスーパームーンとの追い比べをわずかながらも凌いだ。続くアンドロメダSも馬体を増やしながら1分58秒3で走破。あとひと押しが効けば、首位も有望。

明け4歳馬アズマシャトルにも単穴の資格。開幕週の京都金杯は、外枠で前に壁を作ることができず、なし崩しに脚を使わされ11着に終わったが、ポートアイランドS、カシオペアSを2着し、GIIIのチャレンジCも0秒2差の接戦。東京はダービー以来になるが、自己条件の2000mなら違ったレース運びも可能とみた。

アイルランドT・福島記念と、少し着順を落としているが、アロマカフェは昨年春、後の天皇賞馬スピルバーグと、東京1800mのメイSで1分45秒5の好戦歴がある。ペルーサも、中間の調教に復調の兆しが見える。身のこなしに夏場ほどの切れはないが、クランモンタナは新潟記念2着馬だ。

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　◎アズマシャトルは｢ゼンノロブロイ×マルゼンスキー｣という組み合わせ。父ゼンノロブロイは東京芝コースを得意としており、とくに芝2000mは連対率26.2%と優れた成績を挙げている。母ブレッシングは三冠牝馬スティルインラブの半姉にあたる良血で、マルゼンスキーやロベルトが入るなど全体的に力強い血で構成されている。

　札幌の洋芝で勝ち星を挙げ、稍重のラジオNIKKEI杯2歳S(G3)で2着となったように、パンパンの良馬場よりは少し時計の掛かるコンディションに向いている。金曜日の雨はこの馬にとってプラスだろう。2000m前後に向く中距離タイプだけに前走の京都金杯(G3)は距離不足。なおかつ太め残りで、内枠天国の馬場で16番枠もキツかった。4着と敗れた前々走のチャレンジC(G3)はレース中に落鉄する不利があった。OP特別なら勝ち負けに持ち込める。

本命はスーパームーン。当初の予定では先週のAJCCへ出走するはずだったが、まさかの補欠1番手となり除外の憂き目に。今週へのスライドは想定外ではあるが、それでもメンバーをAJCCと比較すれば格段に弱くなっている。中山よりも東京への適性の高さを考えればここは中心として推せる。

相手にはアズマシャトル。前走は内枠、内有利の馬場に泣いただけで参考外と見なせる。2走前から4走前の内容どおり勝ち切れてはいないが、相手関係や展開を考えれば強い内容。ここに入れば威張れる実績はある。

ここは一見迷うところ。いつもながら☆ペルーサは過去の距離コース127が高く、平均値も4位。それでも前回までは無印だったが、今回は前走の112が出走馬中最高値で効いていて印を打たざるを得ない。☆とした。本命はペルーサ以外のなかでトップを誇る◎クランモンタナ。3走前から上がってきているのもいい傾向だろう。そして○スーパームーン、▲アズマシャトルと続く。以下、平均値を基準として比較的安定している馬に△を打っていく。

アルゼンチン共和国杯3着と善戦した内容から4スーパームーンが主役に躍り出る!AJCCを除外されて1週出走が延びたが得意の東京(3勝)に舞台が移ったのは歓迎。相手関係からもチャンスは大。次位は先行力ある12エックスマーク。気分良く走れば前進は可能。▲は末脚には威力ある11アロマカフェ。展開次第では侮れない。