※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
安田記念へと続く古馬マイル路線の関東における開幕戦。ここでの勝ちを
ステップにGIへと羽ばたいていった馬は、過去10年では
ハットトリック、
スズカフェニックス、
ローレルゲレイロがいます。
といっても、
スズカフェニックスと
ローレルゲレイロは
安田記念ではなく、ス
プリントの
高松宮記念の勝ち馬。その他にも
ダイワマッジョーレ、
ガルボ、
レッドスパーダなど、このレースの好走馬は1200-1400の短めの距離にシフトしていく馬が少なくありません。
1.先行有利のスピードレース
直線の長い府中マイルとしては、例外的に差しが効きにくい重賞です。前出の
ローレルゲレイロ、
ガルボ、
レッドスパーダもそうですが、他にも
コスモセンサー、
オレハマッテルゼなど、積極的な立ち回りで詰めの甘さをカバーするケースが目立ちます。
2.真冬の重賞で好調馬優先
大敗からの巻き返しがあるとしたら、GIからの臨戦くらい。GI以外の重賞ならば、前走で掲示板に乗っていることが好走の条件になります。ただし、前走で準オープンを勝っての
ステップは、最近10年間で[1-0-1-6]と不振。オープンの壁に跳ね返されるケースが多いようです。
3.同コースの重賞実績に要注意
去年の勝ち馬
ホエールキャプチャは8番人気でしたが、東京芝1600mで重賞を2勝した実績がありました。同様に東京芝1600m重賞で連対歴があったという馬が、
クラレント、
トライアンフマーチ、
スマイルジャックなど、毎年のように馬券になっています。リピーターが来やすいレースといっていいでしょう。
シャイニープリンスは昨年の富士Sの2着馬。さらに一昨年の富士Sでも3着しています。東京マイルがぴったりという馬で、休み明けも苦にしません。重賞で厳しい流れになった方が持ち味が活きるタイプで、
キャピタルSの敗戦は気になりません。抜けた馬が見当たらない組み合わせで、重賞制覇の大チャンス。
フルーキーの前走は上がりの速いレースで脚を余した形。直線に坂がある東京に替わるのはプラスに働きそうで、岩田騎手も今回は結果が求められる一鞍になります。
エキストラエンドは昨年の2着馬。
ディープインパクト産駒にしては切れ味よりもしぶとさが武器で、洋芝になる冬場の方が安定しています。
タガノグランパはダービーと
菊花賞を4着していますが、
ファルコンSを勝っているようにスピードは十分。
マイルチャンピオンシップでは激流に戸惑った印象ですが、ほんらい器用さのある馬で、GIIIならば一変して不思議ありません。
ヴァンセンヌは3連勝で一気のオープン入りした素質馬で、このコースでは昨秋に1000万下特別を完勝した実績もあります。ただ、持ち時計の面では見劣りするのはやむを得ないところで、今回超えなくてはならないハードルは低くありません。
ゴールデンナンバーは勇退する鈴木康弘厩舎の所属。
京都牝馬Sは人気薄での激走でしたが、東京芝1600mは得意コースですし、厩舎の勢いに乗って再度の好走も充分。
マイネルメリエンダは東京に替わるのも問題ありませんが、別定戦になって斤量が増えるのがどうか。