11R

フェブラリーS

15:40発走 / ダ1600m (左) / 天候:曇 / 馬場:良
1回 東京 8日目 サラ系4歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 16頭
本賞金:9400,3800,2400,1400,940万円
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 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

5

1点 1100円

複勝

5

1点 3500円

3連単フォーメーション
1着

1

5

11

2着

1

5

11

相手

1

2

4

5

7

8

9

10

11

13

15

54通り 各100円

井内利彰の見解

 過去10年のフェブラリーSで7勝を挙げているのが、併用系統の調教タイプ。追い切り本数に関係なく、1着馬が出ている結果を考えると、いかに坂路とトラックの併用調教が東京ダート1600mのフェブラリーSに重要か分かります。ここで最後まで悩んだのが、2頭による、本命の選択。どちらも追い切り本数の多い併用系統だけに、調教適性は文句ありません。

 どちらかといえば、○ローマンレジェンドは、マイル戦に対応するため、最終追い切りを坂路に変更し、4F時計は自己ベストを更新。全体時計が速いにも関わらず、ラスト1Fが最速、しかも11.9秒ですから、これは文句なしに絶好調と判断したい数字。きっと調教VTRをご覧になった方も、私と同じ気持ちではないでしょうか。週中は坂路追い切り、週末はCW追い切りの併用ですが、週末のCWは左回り。これは東京競馬場ということを考えれば、最適な追い切り。ここまでパーフェクトな調教内容にも関わらず対抗にした理由は、ローマンレジェンドにとっての最内枠。

 思えば、2013年JCダート。ロスのない1番枠はポジション取りに最高の枠番だと思っていましたが、実際には道中で手綱をしごきっぱなし。レース後に「被されると嫌がるところがある」と藤原英昭調教師から敗因を聞き、ある程度は納得しました。前走、東京大賞典でもそんな素振りがありましたよね。それを考えると、この枠順がどのように影響するのか。馬券のメインが単勝と複勝の私にとって、勝負どころの悪夢を思い出したくないというのが正直な気持ちです。

 脚質的なことを考えれば、◎カゼノコが決して有利だとは思いません。しかし、一戦ごとに馬体の良化度が半端ではありません。川崎記念の最終追い切り直後にかなり良くなったという印象でしたが、それを遥かに上回ったのが、今回の最終追い切り直後に馬体を確認した時。トモの膨らみの残像は今でも頭に残っています。野中賢二調教師、坂路での追い切りに跨っている根岸調教助手、世話を担当する吉原調教助手から、その成長度を確認しても、見た通りの印象の言葉を返してくれます。「これぞ4歳」という成長力ですね。20日は角馬場から坂路という調整でしたが、厩舎へ戻っていく時のバネのある歩きは印象的でしたし、適度に気合が乗っている今なら、極端に後ろからの競馬になるとも思えません。

 ちなみに、最終追い切りで併せ馬に遅れたことを心配する方がいるかも知れません。しかし、過去10年のフェブラリーSにおける、最終追い切り併せ馬内容別成績を調べると、併せ遅れは最も高い勝率(17%)を残しています。チャンピオンズCと比べると、直線では正手前で走れていましたし、今の馬体なら、過去最高の末脚を発揮してくれることでしょう。

 ▲ワイドバッハは最終追い切りこそ、単走でしたが、1週前追い切りでは見映えの悪い併せ遅れ。でも、この馬の脚質を考えれば、前向きさは不要ですし、フェブラリーSの過去の調教傾向を考えれば、気にする材料ではないでしょう。むしろ、きっちり坂路での追い切り本数をこなせたことを評価します。

 ☆サンビスタは標準多め併用で調教タイプは文句なし。最終追い切り場所が坂路というのは、TCK女王盃と同じですから、全く問題ありません。こちらも見映え抜群の追い切りの動きでしたから、調教VTRからは拾いやすい1頭。

 問題は△コパノリッキー。最終追い切りの6F時計が遅すぎる点、これが気になります。まして、武豊騎手が跨って追い切るつもりが、1週前追い切りの内容を考慮して、調教助手が跨ったとのこと。このあたり、予定通りでないところを減点しました。

 △コーリンベリー、△ベストウォーリアはそれぞれの厩舎の勝負調教に該当。△グレープブランデーと△キョウワダッフィーは中2週出走の激走調教のパターンに該当。△レッドアルヴィスは近5走以内にダートでメンバー最速上がりをマークしていて、最終追い切りが栗東坂路でラスト1F最速ラップ。△ワンダーアキュートの標準坂路主体で最終追い切り栗東坂路は、過去に同レースへ出走した中では最も高い調教適性の内容です。

1.ローマンレジェンド
今回:標準多め坂路主体
前回:地方

2.コーリンベリー
今回:標準併用
前回:標準併用

3.シルクフォーチュン
今回:馬ナリ平均トラック
前回:標準少めトラック

4.コパノリッキー
今回:標準併用
前回:標準トラック主体

5.カゼノコ
今回:標準多め併用
前回:地方

6.ハッピースプリント
今回:標準トラック
前回:地方

7.グレープブランデー
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

8.レッドアルヴィス
今回:標準坂路
前回:標準坂路

9.サンビスタ
今回:標準多め併用
前回:地方

10.ベストウォーリア
今回:標準少め坂路主体
前回:標準坂路主体

11.ワイドバッハ
今回:スパルタ坂路
前回:標準坂路

12.サトノタイガー
今回:標準トラック
前回:標準少めトラック

13.ワンダーアキュート
今回:標準坂路主体
前回:地方

14.インカンテーション
今回:標準トラック
前回:標準トラック主体

15.キョウワダッフィー
今回:標準多め併用
前回:標準多め坂路主体

16.アドマイヤロイヤル
今回:一杯平均坂路
前回:標準多め坂路

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

13

1点 5000円

馬連

4

-

13

1点 1800円

馬連流し

13

相手

1

5

6

9

4通り 各800円

山崎エリカの見解

 昨年のチャンピオンズCは、前半4F50秒越えのどこまで行ってもペースが上がらない前代未聞とも言えるスローペースでした。ダートの大一番ではスローはない、よって展開の紛れはまず生じないと思っていた私のこれまでの常識を覆された一戦でした。勝ち馬ホッコータルマエは、ハイペースでも上位入線していた可能性は高いですが、2着ナムラビクターは先月の東海Sで11着に凡退したように、まぐれに近い内容の2着でした。

 しかし、それは唯一無二の逃げ馬コパノリッキーが出遅れたことが一番大きな要因。それもコパノリッキーが1番人気だったこともあり、ワンダーアキュートなどの自在脚質の馬は、展開決め打ちで目一杯下げて乗りました。また、コパノリッキーよりも外枠のインカンテーションなどは出遅れてもなおコパノリッキーをマークして乗り、能力上位の馬の仕掛けが遅れたことが生み出したスローペースです。

 確かに近年はダートの大一番もじわじわとスローペース化していますが、それでもやっぱり芝のレースほど極端すぎるスローになることは滅多にありません。昨年のフェブラリーSも最低人気のコパノリッキーが勝ったことからスローペースと言われていますが、コパノリッキーが今年1番人気となってこの舞台に戻ってきたように、そこまで極端なスローペースではありません。

 今回もコパノリッキーが前走で圧勝した直後のレースで、お疲れさま状態で昨年のように出遅れた上に、二の脚もつかなかったら嫌だなぁと思っていましたが、今回はコパノリッキーよりも更にテンの速い逃げ馬コーリンベリーが1枠2番で出走してきます。これならばコパノリッキーがうっかり出遅れても安心。2番枠にコーリンベリー、4番枠にコパノリッキーだと隊列スムーズでペースが落ち着きやすくなりますが、それでも逃げ馬がちゃんと逃げる以上は、昨年のチャンピオンズCのように超絶スローペースになることはないでしょう。

 ダートの大一番で極端なスローはない、紛れは生じない、ペースが上がれば総合能力とローテーションが結果を決めるという、これまでと同じスタイルで予想を組み立てたいです。こうやって予想をしているから、過去のフェブラリーSやJCダートではなかなかいい結果が出せているわけだし、今年も当たらなくても恥ずかしくない予想をしたいです。

 よって、◎は昨年の帝王賞の勝ち馬ワンダーアキュートを推します。昨年のフェブラリーSは、極端なスローペースではありませんでしたが、道中で緩みが生じて、内枠の馬は直線の入り口では外から被せられる形となったために、直線序盤では進路を失いました。ワンダーアキュートは2番枠。鞍上の武豊騎手が「外枠の競馬でした」というコメントがまさにピッタリで脚を余す内容での6着。しかし、同馬はこのレースで過去に3着2回の実績があります。また、今回は外枠ですので、進路を失う可能性は低いでしょう。

 9歳馬ということで今年は驚くほど人気がありませんが、半年前にコパノリッキーを完封して帝王賞を勝利した馬を、そこまで衰えたと決めつける必要があるのでしょうか? 前々走のチャンピオンズCでも前残りの流れの外々を回らされながら、良く追い込んできました。確かに前走の東京大賞典では大敗してしまいましたが、前走大敗の実績馬が穴を開けるのは競馬のセオリーです。

 問題があるとするならば、今回のレースがスローよりの流れになる気配があるということでしょう。近走のワンダーアキュートは少しずつテンの速力が落ちてきています。現在の同馬にとって本当は距離が2000mぐらいは欲しいところでしょう。しかし、今回のメンバーならば能力、実績は完全に上位の存在。展開が向いて、能力を出し切ってくれることを祈ります。

 ○は昨年のフェブラリーステークスの勝ち馬コパノリッキー。前走の東海S時がピークらしく感じられ、当初フェブラリーSでは軽視しようと考えていたのですが、枠順が発表されて考えが変わりました。どう見ても逃げ馬のコーリンベリーを見ながら大名マークが出来そうな枠順、スタートさえミスしなければ、とても楽な展開が見え見えです。能力は最上位の馬ですし、逆らい辛い馬です。スタートが最大のカギとなるでしょう。

 ▲は地方馬ながら全日本2歳優駿を制し、昨年のジャパンダートダービーの2着馬ハッピースプリント。確かに昨年の3歳世代のダート路線は例年と比べるとややレベルが低いものがありました。また、ハッピースプリント自身も昨秋に復帰してからは成績上不振ということになってしまっています。しかし、前々走の東京大賞典では強豪古馬とぶつかって4着と着実に成長している姿を見せました。なんといってもこの時期の4歳馬は成長力が見込めます。鞍上も魅力。一発が期待できる馬です。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
ワイド

4

-

11

1点 7000円

ワイド

4

-

16

1点 2000円

ワイド

4

-

7

1点 1000円

古澤秀和の見解

【パドック速報対象レース】
当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公開します。パドックの気配で前予想と最終結論が変わる可能性がありますので、予めご了承ください。

4番:好仕上がり。力上位。
11番:きっちり仕上がる。
16番:思いの外良く見せる。
7番:良くなっている。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

4

相手

1

5

8

9

11

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

11

相手

1

5

8

9

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

9

相手

1

5

8

11

14

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【混戦】コパノリッキーは昨年最低人気で勝利も1年で実績積み上げた。調整順調で活気も漲り連覇に期待。ワイドバッハは末脚堅実。流れ厳しくなれば出番十分。サンビスタは状態充実。チャンピオンズC4着で牡馬相手でも見劣らない。ローマンレジェンドも底力有り状態も良好。カゼノコも力をつけており侮れず、インカンテーションレッドアルヴィスなども差はなく上位のチャンス十分。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

4

相手

1

5

9

10

11

13

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

11

相手

1

5

9

10

13

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

10

相手

1

5

9

11

13

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【史上初のフェブラリー連覇】昨年のフェブラリーSは、シンガリ人気の大激走。波乱の立役者となったコパノリッキーだったが、次走のかしわ記念でGIを連勝し、JBCクラシックをレコードで制するなど、一年経って今度は人気も堂々の主役扱い。チャンピオンズCはスタートで脚をすべらせ不本意な12着に敗れたものの、東京大賞典ですかさず2着と巻き返し。武豊Jと新コンビを組んだ前哨戦の東海Sでは、好発を決め繊細に鞍下の呼吸を読み取り、58キロの重量を背負いながらもリズムよく2番手で折り合い、直線だけで後続に0秒7差の楽勝を演じている。GI連覇に備えさらに一段調教のギアを上げ、前年とは一段上の鋼の筋肉を身にまといフェブラリーS連覇に備えてきた。

対抗一番手はワイドバッハ。昨秋はエルコンドルパサーMを一気差し、返す刀でGIIIの武蔵野Sを連勝。特に武蔵野Sは、1400m通過が1分22秒3という、根岸Sの優勝タイムにも匹敵する確からしいラップを踏み、良馬場・1分35秒2を出せたのなら、フェブラリーSの優勝時計もほぼ見えた。チャンピオンズCはスローに加えいくぶん距離も長く6着に終わったが、最速の末脚は披露。ステップレースの根岸S2着も、もうひと絞り、1F延長なら勝ち馬逆転も想像させた。

三番手はベストウォーリア。近二走のJBCクラシックとチャンピオンズCは、距離の影響か。折り合いを欠きリズムを崩してしまったが、すばるSを1分21秒7のレコード勝ちをおさめた7-8Fハロンダートの切れ者。フェブラリーSの舞台である東京1600ダートもOP特別のオアシスS勝ちがあり、左回りマイルGI・南武杯を快勝している。調教は地味なタイプだけに数字は平凡ながら、リフレッシュ効果で心身ともに硬さがほぐれてきた。

惑星はカゼノコ。ネーミングは愛らしいが、母タフネススターは、GIII・カブトヤマ記念優勝、GIII・2着連対3回を誇る重賞の常連馬。昨年夏のJDDをゴール前強襲し、暫定3歳ダートチャンピオンとなった。JBCクラシック、チャンピオンズCでは古馬の壁にハネかえされたが、川崎記念はホッコータルマエを相手に直線入り口で一旦並びかけようかという2着に好走。距離短縮がカギになるが、GIタイトルに手応えを感じた一戦となった。

さすがに往年の勢いを望むのは酷だが、ワンダーアキュートベリー騎乗にまだ新味がある。マイル適応が未知数だが、チャンピオンズC3着馬ローマンレジェンドもビシビシと鍛え込んできた。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

9

相手

4

5

2通り 各800円

馬連流し

9

相手

1

6

10

11

13

5通り 各600円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

4

相手

1

5

6

10

11

13

36通り 各100円

3連単フォーメーション
1着

4

2着

9

相手

1

5

6

10

11

13

6通り 各100円
3連単フォーメーション
1着

4

2着

1

5

6

10

11

13

相手

9

6通り 各200円

須田鷹雄の見解

 ホッコータルマエの回避により、このレースの主軸である「前走GI好走馬」の絶対数が不足している今年のフェブラリーS。考え方としてGIでの着順を妥協するか、根岸S東海Sから来た馬を例年より重視するか2つの方向性があるが、私は前者でいきたい。

 それ以前に、両者を兼ねる○コパノリッキーでいけば無難なのだが、先行タイプで内枠というのはこのレース・コースではややリスキー。あっさり先手か2番手を取れば楽勝もあるが、外からかぶせられてこじれるとちょっと怖い。

 そこで、配当妙味を追求する意味もあり、◎サンビスタから入ってみることにした。近走でのGI好走基準を掲示板レベルまで妥協すればこの馬もチャンピオンズCを「好走」とみなすこともできるし、さらに牝馬戦とはいえ直近の重賞を楽勝もしてきている。スタート直後の芝が課題だが、今回のメンバーレベルなら3着以内は十分可能と見る。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

1

9

10

13

12通り 各400円

3連単BOX

1

9

10

13

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

4

相手

5

6

8

10

11

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

4

相手

5

6

8

10

11

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎コパノリッキーは「ゴールドアリュール×ティンバーカントリー」という組み合わせ。ゴールドアリュール産駒は過去10年の東京ダ1600mのG1レースで[2-2-1-7]という成績。複勝率41.7%は産駒が5回以上出走している種牡馬のなかでは最高の成績だ。母コパノニキータはJRA賞最優秀ダートホースを二度受賞したアドマイヤドンと同じく「ティンバーカントリー×トニービン」という組み合わせなので底力がある。

 昨年の当レースを勝って以来、左回りのダート1600-2000mでは[4-0-0-1]という成績。出遅れて後方からの競馬になったチャンピオンズC(G1)以外はすべて勝っている。スタートが上手い武豊騎手ならヘマはしないだろう。ホッコータルマエエアハリファがいないメンバー構成なら力は抜けており、順当に勝ち負けに加わるだろう。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

10

1点 2500円

馬連BOX

4

8

10

3通り 各2500円

奥田隆一郎の見解

ベストウォーリアは、東京ダ1600mにてユニコーンS(G3)とオアシスS(OPEN)を勝ち、武蔵野S(G3)を7人気3着に好走した。その他、直結コースの中京ダ1400mでプロキオンS(G3)を制し、コース適性が非常に高い。前々走は盛岡ダ2000m、前走は中京ダ1800mを惨敗したが、得意な東京ダートの適距離に替わることで好勝負になる。もっとも得意なコースでの変わり身を警戒する。

レッドアルヴィスは、昨春に東京ダ1600mのユニコーンS(G3)を勝利した。その後は善戦までだったが、間隔をあけて立て直した前走で直結コース京都ダ1400mのすばるS(OPEN)を制した。ユニコーンSを勝って適性の高さを見せた馬が、古馬になって順調に成長したならフェブラリーSを勝ち負けできる。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 JRAのダート路線は、秋から冬が盛り上がりのピーク。その総決算となるのがフェブラリーSです。距離や性別によって細分化している芝とは違って、ダートではほとんどの馬がこのフェブラリーSを目指します。

 当然のように毎年豪華メンバーになりますが、東京ダート1600mは若干クセがあるコースで、それまでの路線の序列がストレートに反映されるとはかぎらない難しさがあります。最近3年間は1番人気が立て続けに連を外しています。「荒れるフェブラリーS」の時代が到来しようとしているのかもしれません。

1.スピード優先、狙いは若い馬

 本質的に芝馬よりもダート馬の方が完成が遅れる傾向があります。ダート路線では賞金を稼いだ高齢馬がいつまでも幅を利かすのが通例ですが、トップクラスにおいて4歳馬が通用し始めるターニングポイントとなるのがこのフェブラリーSです。去年のコパノリッキー、2009年のサクセスブロッケンなど、4歳馬の激走にはつねに注意が必要です。

2.GI実績馬は侮れない

 有力馬多数でごった返すダート路線ですが、GIで勝ち負けできるような真の一流馬はそう多くいません。2013年の2着馬エスポワールシチー、2012年の勝ち馬テスタマッタ、2008年2着のブルーコンコルドなど、GIでの好走実績がある馬は底力の裏付けがあるので、近況不振に見えてもしばしば穴馬券の使者になります。

3.東海S>>根岸S

 スタミナ勝負になるので、距離短縮になる東海S組が有利です。去年は東海Sからの臨戦が一頭もいませんでしたが、一昨年は東海Sの勝ち馬グレープブランデーフェブラリーSも連勝しています。左回りで長い直線ということで、ステップレースの中でも東海Sの重要性は抜きん出たものがあります。

 昨年の勝ち馬、コパノリッキーが一歩リード。58kgを背負った東海Sが4馬身差の完勝で、自分の形に持ち込んだときの強さをまざまざと見せつけました。東京1600mの芝スタートは問題なく、連覇の可能性は充分です。

 カゼノコは昨年の3歳ダート王者。ダート馬にしては小柄な部類で、鋭い末脚が身上なので東京コースでの差し脚勝負は望むところでしょう。絶対王者ホッコータルマエに迫った前走川崎記念は高く評価すべき。グレープブランデーは一時期の不振は完全に脱した印象。58kgで距離不足の根岸Sでも大崩れはしていません。一昨年の勝ち馬の復活に期待。

 ローマンレジェンドは脚の使いどころの難しい馬ですが、東京コースで新しい一面が出そう。サンビスタは牝馬での挑戦になりますが、チャンピオンズCでも差のない競馬をしており、侮れない一頭。

 エアハリファはここに来て完成の域に到達しようとしています。距離延長も問題なく、あとは相手関係だけ。ワンダーアキュートは明けて9歳ですが、昨年も帝王賞を勝ったように大きく衰えたわけではありません。高齢馬の逆襲はこのレースのトレンドの一つでもあり、ベリー騎手鞍上で虎視眈々と一発を狙います。

 小原靖博の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

1

4

6

9

10

15

12通り 各300円

3連単1着流し
1着

11

相手

1

4

6

9

10

15

30通り 各100円

3連単2着流し
2着

11

相手

1

4

6

9

10

15

30通り 各100円

小原靖博の見解

 狙ってみたいのは、ワイドバッハ。前走の根岸Sは上がりの速い流れで直線で外に出すのに手間取ったことを考えれば高く評価できる内容。力をつけて決め手に磨きがかかってきたし、現状の行きっぷりからすれば1ハロン延長も好材料。追い比べに持ち込めればGI制覇も夢ではない。

 相手筆頭は、やはり実力上位のコパノリッキー。いい枠が当たったし、スタートを決めてスッと先行できればアッサリ勝たれてもおかしくない。ただ、カイバを増やしてパワーアップを図ったものの、ちょっと太目が残る心配もあるので当日の体重や気配には注意したい。

 ローマンレジェンドは、ゲートに課題が残るが、力はまったく見劣らず、いい状態に仕上がった。この枠なので出遅れると致命傷になる恐れもあるが、最大の味方になる可能性も十分。発馬さえ決まれば。

 他では、ハッピースプリントサンビスタベストウォーリアキョウワダッフィーも押さえておきたい。

 森山大地の予想

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予想印
9サンビスタ(6人気)
4コパノリッキー(1人気)
5カゼノコ(7人気)
10ベストウォーリア(3人気)
11ワイドバッハ(2人気)
14インカンテーション(5人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

9

相手

4

5

10

11

14

5通り 各1000円

3連複軸1頭流し

9

相手

4

5

10

11

14

10通り 各500円

森山大地の見解

本命にするつもりだったエアハリファが火曜日に取り消しを発表。これで、さらにコパノリッキーの勝率が高くなったことは言うまでもないが、だが、2週前特別登録の段階で想定外だったのが、逃げ馬コーリンベリー。この馬がいなければコパノリッキーのスローペースでの単騎逃げが濃厚だったが、早いペースで引っ張るタイプだけに、これでスローペースは考えられなくなった。

こうなると考えられる展開はコーリンベリーが離しての単騎逃げ、離れた番手からコパノリッキーが追走。ここにグレープブランデーサトノタイガーレッドアルヴィスが絡んで早めに動く形になると、さすがのコパノリッキーも息が入らない苦しい展開になる。

また、この手の逃げ馬は被されることなくスムーズに走れることが好走の前提。それが叶わない展開と読んで、なおかつ、断然の人気になる馬なので、ここは対抗に落として他を狙ってみたい。

後ろ過ぎると届かない、できるならある程度先行できて決め手がある馬。それはサンビスタ。その強さに驚いたのが2走前のチャンピオンズカップ。あの走りなら牡馬相手にヒケを取ることはないし、この成長力は厩舎力といっても過言ではなく、またエアハリファと同じ角居厩舎という点も大きな魅力だ。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

4

相手

1

5

10

11

13

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

11

相手

1

5

10

13

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

14

相手

1

5

10

11

13

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

あまりに人気になりすぎていて嫌な感じがあるものの、指数からいえばやはり◎コパノリッキーが断トツで高い。前走も平均値もトップ、というわけで逆らう理由のないこの馬に素直に◎を打つ。2番手は前走だけが低いがほかは総じて高い○ワイドバッハ。3番手に前走120を出している▲インカンテーションとなる。ほぼ差がなく☆ベストウォーリア。人気薄では△ワンダーアキュート推し。距離コースでは最高値129を持ち平均値でも6位ならば十分戦える範囲。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

1

4

9

10

11

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

11

相手

1

4

9

10

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

4

相手

1

9

10

11

14

30通り 各100円

田沼亨の見解

動画で指摘したように大本命に支持される昨年の覇者4コパノリッキーは▲の評価。展開に左右される強さと弱さが同居しており全幅の信頼は置けない。ズバリ◎に抜擢するのが5カゼノコ。動画でも1番手にピックアップしたが強靭な末脚は偉大な父アグネスデジタルを彷彿させる。初のマイルだがタフは東京なら許容範囲。親子2代制覇の偉業を達成する。次位は切れ味鋭い11ワイドバッハ。他力本願だが得意コースで浮上の余地はある。特注馬(☆)は牝馬9サンビスタ。目下、絶好調で末脚を生かせればソン色はない。

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