【リズムに乗って】
エルヴィスバローズが、リズムに乗ってきた。逃げてもタメても、あと1Fで詰めが甘くなる、ジリっぽい馬だったが、
ベリー騎乗効果か。闘志を切らすことなく、前走の東京2400m戦は、1000m通過が1分0秒6―2000m通過2分2秒2という平均ラップを、最速の上がりで後続に0秒3差の快勝。中間も馬体を緩めず、55キロのハンデ戦なら昇級でも好勝負。
相手本線は
アンプラグド。前走の
箱根特別は1000m通過が1分1秒2―2000m通過は2分2秒8と、上がりに比重の高いのは当然として、走破タイムの2分26秒3は
エルヴィスより上。2キロ増の56キロのぶん、対抗としたが、内容は互角。
割って入れば
エタンダール。
安房特別は勝ちに行って8着。重い印を打っていただけに、自力でネジ伏せる力はなかったのかなと、考えさせられもしたが、当該コースは
青葉賞2着(勝ち馬は
フェノーメノ)、
メトロポリタンS(OP)が4着。57キロで戦えるだけの実績は残してきた。
一押しが効かないとはいえ、
ワールドレーヴは、三戦連続して最速の上がりをマーク。
ヨッヘイ、
レオニーズは、
安房特別で
エタンダールに先着を果たしている。