11R

エプソムC

15:45発走 / 芝1800m (左 C) / 天候:曇 / 馬場:良
3回 東京 4日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(特指) 別定 13頭
本賞金:4000,1600,1000,600,400万円
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 山崎エリカの予想

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予想印
11フルーキー(3人気)
12ディサイファ(4人気)
8アーデント(8人気)
1ノーステア(11人気)
2サトノアラジン(1人気)
6エイシンヒカリ(2人気)
10マイネルホウオウ(9人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

11

相手

2

6

8

12

4通り 各2300円

馬連流し

11

相手

1

10

2通り 各400円

山崎エリカの見解

『今週の見どころ』では、前後半イーブンペースを意識して逃げる、武豊騎手の逃げは、“強い馬を勝たせる逃げ”だと綴りました。武豊騎手はもともと出遅れ率が低く、逃げ馬に乗れば一番最初にスタートを切り、二の脚の速さに拍車を加えるところがあります。そういう逃げを打つことで、他の逃げ馬に競らせないメリットはありますが、3-4F目でそれほど息を入れずに、淡々とした流れを作ることから、あまり逃げ馬を逃がすには向いていない騎手です。

 エイシンヒカリの前走、都大路Sでは前半5F58秒8-後半5F58秒8の逃げでしたが、これだと強い逃げ馬しか勝てません。イーブンラップの逃げは、ラスト3F33-34秒台で上がってこられないダート競馬ならばかなり理想的な逃げですが、芝のレースだと前半59秒8-後半5F57秒8というような後傾ラップが逃げ馬を残らせるという意味では理想です。

 実際に前半5F62秒5-後半5F58秒1の超後傾ラップを刻んだ三木特別では、エイシンヒカリ自身がメンバー最速の上がり3F32秒8をマークして圧勝しています。もちろん、クラスが上がるほど前半で後続がプレッシャーをかけてきて、楽に逃がしてはもらえなくなるものですが、それを考慮しても、武豊騎手の逃げは、自身が騎乗している逃げ馬のことを考えた場合、“もうちょっとペース落としたほうがいいんじゃないの?”と思うことがしばしばです。

 しかし、それを逆手に取れば、武豊騎手が逃げるレースでは、展開に恵まれて紛れてくる馬が、まず、いないので勝負しやすいということです。そんなこんなで自分にプレッシャーをかけてしまいましたが、◎はエイシンヒカリがイーブンペースで引っ張った昨年のチャレンジCで2着のフルーキーです。チャレンジCでは後方で脚を溜めたトーセンスターダムにクビ差、差されましたが、この馬自身も最内から伸びて来るデウスウルトを相手にしぶとく伸びていました。

 この馬は決め手不足のところがあり、マイル戦もこなせなくはないのですが、マイル戦だと前半である程度の位置を取るか、決め手を生かすかしないと通用しないところがあるので、そういう意味ではあまり向きません。超高速馬場の前走マイラーズCは超高速馬場だったために内を狙ったのですが、結果的に前が詰まって立て直す不利がありました。前が詰まらなければ勝てていた可能性もありますが、結局、位置取りに泣いた形となりました。しかし、今回は逃げるエイシンヒカリが淀みないペースで引っ張るでしょうから、能力発揮には申し分ない流れとなるはずです。今回のレースは大チャンスでしょう。

 ○は昨年のこのレースの勝ち馬ディサイファ。この馬は前走の中日新聞杯を完勝したように、高い能力を保持しています。今回のレースで人気となっているサトノアラジンエイシンヒカリは前走で能力を出し切った感が強く、疲労残りが懸念されます。一方でディサイファは前走で能力を出し切った後、ゆっくりと休ませてから今回の一戦に向かってきているので、疲労残りは懸念しなくてもよいでしょう。問題は近走スローペースのレースばかりしか経験していないことですが、前走の中日新聞杯は、開幕初日でも時計の掛かる馬場コンディションだったことを考えると、そこまでのスローではないので、速い流れにも対応してくる可能性が高いと見ました。

 ▲は下級条件ではキレ負けを繰り返したものの、武豊騎手に逃げもしくは、単騎2番手を意識した騎乗をしてもらえるようになって強くなったアーデント。タフな馬場コンディションの4走前・リゲルSの逃げ切りは、強いとしか言いようがないレースでした。アーデントは地味ながら近走は安定したレースぶりで、今回マークされる立場から開放されつつ、自分の流れをエイシンヒカリに作ってもらえるのがグッドポイント。今回は、サトノアラジンエイシンヒカリの2頭が前走の派手なレースぶりを評価されて人気となっています。しかし、ああいった派手なレースぶりは続けて出来るものではなく、次走大敗といった結果を呼ぶことがあります。エイシンヒカリチャレンジC大敗がまさにそれでした。今回の人気2頭は能力で圧勝か大敗かという結果になりやすい状況だけに、穴中の穴はアーデントということになります。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

2

4

6

8

10

12

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

2

相手

4

6

8

10

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

6

相手

2

4

8

10

12

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【上位拮抗】フルーキーは惜敗続きも力量示すレース見せる。中間の気配上々で念願の重賞初Vを見込む。サトノアラジンは素質開花。しまい鋭く動きも迫力増しており差し切り十分。エイシンヒカリは難しさ持ち外までヨレた3走前からコースに不安も成長しており押し切りも。アーデントも充実しており上位の候補。ディサイファも末脚堅実で、マイネルホウオウヒラボクディープにも注意したい。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

予想印
2サトノアラジン(1人気)
6エイシンヒカリ(2人気)
12ディサイファ(4人気)
11フルーキー(3人気)
4ヒラボクディープ(6人気)
7ペルーサ(7人気)
8アーデント(8人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

2

相手

4

6

7

8

11

12

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

6

相手

4

7

8

11

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

12

相手

4

6

7

8

11

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【一騎打ち】サトノアラジンは、大阪杯キズナ以下を一蹴した、あのラキシスの全弟。姉ラキシスは、エリザベス女王杯を3歳時2着、翌年4歳秋に完勝。有馬記念は0秒2差の6着に踏ん張り、今春の大阪杯ではキズナ以下のGI牡馬をなで斬り。弟アラジンも、菊花賞6着でクラシックの幕を閉じたが、姉の軌跡をなぞるように、明け4歳の春--1600-1800m戦に転じて目下二連勝と右肩上がりの成長曲線を描いている。昨年の夏の九州スポーツ杯・1分58秒9で、重賞級の時計はマークしていたが(翌日の小倉記念は1分59秒8)、近二戦の春興Sは、スローの上がり勝負にしろ、中山の急坂をレースの上がりを2秒1上回る32秒7という桁違いの末脚で一気差し。続くモンゴル大統領賞は、1000m通過は58秒2-マイル通過は1分32秒6という平均ラップのアシストを受けたにせよ、ここでもまたレースの上がりを1秒6も上回る33秒5を駆使。ブレることなく後方12番手から一気のゴボウ抜きを決めている。時計の出やすいコンディションだったにせよ、1分44秒7は出色。過去十年のエプソムCの最高タイムは2009年のシンゲンの1分45秒5だったことを思うと、GIIIのエプソムCはむろん勝ち負け。少し気は早いが、秋はGIIの毎日王冠、そして天皇賞(秋)を思う。鞍上のルメールも三連続騎乗とあれば、心の中は自信満々?(笑)。タイトなローテの影響や、道悪に脚をとられない限り順当に勝ち負け。

当面の目標はエイシンヒカリチャレンジCは、勝負どころの三分三厘で一気に11秒0-11秒6にペースアップ、結果ラスト1Fは12秒9とアップアップ。OPの洗礼を浴びせかけられたが、二走前のアイルランドTは、1000m通過が58秒2-マイル通過が1分33秒9という、天皇賞(秋)よりもタフなラップを自らが演出し、GIを1秒4上回る1分58秒3で、ヨレながらも快勝。都大路Sも前半4Fが46秒9に対し、後半4Fも46秒9。精密機械のようなラップを刻み全6勝を挙げている。記録だけならサトノとの一騎打ちの線が濃厚だ。ただ、よくサイレンススズカとも対比されるが、そのサイレンスズカのように、もうワンランク上の、前半に比重の高い前傾ラップの逃げ馬にしようとしたとき、さて終いの粘りはどうなるのか。チャレンジCの二の舞の危険性も少しはらんでいる。

割って入ればディサイファ。前年の勝ち時計・1分46秒2や、中京記念勝ちの2分1秒2が示す通り、パワーを要する馬場が得意。季節は梅雨、木-金曜日にひと雨。先週の安田記念の決着タイム1分32秒0が示すように、この時期の馬場はディサイファに合っている。

フルーキー東京新聞杯が3着、マイラーズCが5着とジリジリ。マイル戦は追走に手間取りタメを効かすことができ辛くなってきた。イメージよりは切れない、パワー型と改めて思えば、1800m延長にまだ新味あり。

ヒラボクディープは、前走の内容をみるとサトノ逆転まではどうか。ただ、それ以外ならソコソコ勝負になる。ペルーサ白富士Sの上がりはメンバー中第二位。過信はできないが、少し真面目に走る気があるようだ。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
2サトノアラジン(1人気)
12ディサイファ(4人気)
4ヒラボクディープ(6人気)
6エイシンヒカリ(2人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

2

4

6

12

12通り 各400円

3連単BOX

2

4

6

12

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 奥田隆一郎の予想

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予想印
8アーデント(8人気)
12ディサイファ(4人気)
6エイシンヒカリ(2人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

8

1点 2500円

馬連BOX

6

8

12

3通り 各2500円

奥田隆一郎の見解

アーデントは、3歳時に直結コース中山芝2000mの弥生賞(G2)を3着に好走。その後、古馬になって降級したが、東京芝1800mで条件戦(八ヶ岳特別)を勝利した。最近では直結コース阪神芝1600mのリゲルS(OPEN)を快勝しており、コース適性が高い。▲エイシンヒカリが逃げて、◎は番手を取れるため展開利が見込める。休養明けを叩いた前走で着順を上げて、叩き3走目の変わり身を警戒する。

ディサイファは、東京芝1800mにて甲斐路S(1600万下)を勝ってオープン入りした後、昨年のエプソムC(G3)を快勝。東京芝1800mに対する適性が高く、ここはベスト条件。昨秋の休養明けは同コースの毎日王冠(G2)を7人気4着に善戦したが、今回は当時よりも相手が楽になる。また、前走で左回りの中距離という共通点がある中日新聞杯(G3)を制したように、G1では足りないがG3戦は勝ち負けになる。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

予想印
2サトノアラジン(1人気)
11フルーキー(3人気)
6エイシンヒカリ(2人気)
12ディサイファ(4人気)

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 東京でのGI連続開催の直後に出てくるデザートのようなレース。マイル路線で頂点を争うようなトップクラスは安田記念に回るため、半ばローカルの延長線のようなメンバー構成になりがちでしたが、近年はやや様変わりしています。

 秋以降に向けてきっちり賞金を加算しておくために、まだ底を見せていない実力馬が回ってくるようになりました。最近の連対馬からは、ダークシャドウダノンシャークジャスタウェイと、のちにGIで勝ち負けする馬が出ています。マイルから中距離の頂点を目指す馬の登竜門的なレースとして、重要性が増しています。

1.4歳馬の勢いを重視

 最近5年間で4歳馬が4勝。2011年から2013年は4歳馬ワンツーで決まっています。なかなかGIIIレベルを突破できないベテランよりは、勢いのある4歳馬を主力にとるのがセオリーです。

2.連勝は大荒れしない

 なんとしても賞金を加算したい馬とそうでもない馬と、上下差のある組み合わせになることが多いため、連勝レベルでは堅い決着になることが通例です。過去5年の連対馬10頭のうち9頭が4番人気以内。ただ、3着馬の人気は9、2、15、7、8ですから、三連系の馬券ならば穴狙いの余地があります。

3.主力はマイラーズC

 かつては新潟大賞典から回ってくる馬が主力を形成していましたが、最近ではさっぱり勝負にならなくなりました。替わって活躍が目立つのがマイラーズC組。最近5年間で7頭がマイラーズCから臨戦して、そのうち5頭が馬券圏内に入るという抜群の相性の良さを見せています。

 サトノアラジンは大型馬ということもあって完成が遅れましたが、4歳にしてようやく本物になってきました。ここ二戦は他馬とは次元の違う脚を使って連勝。中二週での重賞挑戦になりますが、前走が余裕残しの内容でしたから、メンバー強化もそれほど大きな問題にはなりそうにありません。

 フルーキー安田記念に出走の予定でしたが、同馬主のフィエロとの兼ね合いもあってこちらに回って来ました。戦ってきた相手を見るとまだ重賞を勝っていないのが不思議なくらいです。マイラーズCを叩いての2戦目というのも強調できるローテーションで、ここも勝ち負けになって当然でしょう。

 エイシンヒカリは外ラチ沿いまで大きく膨れながらも完勝したアイルランドトロフィー以来の東京コース登場になります。左回り云々というよりも、精神的に幼いところが残っているのが難点で、重賞メンバー相手に自身の力量をフルに発揮できるかが課題になります。

 ディサイファは昨年の勝ち馬で、以来GII、GIばかり使われていましたが、久々にGIIIに降りてきた前走の中日新聞杯を快勝しました。GIIIでは頭ひとつ抜け出した存在で、前走同様の57kgなら。サンレイレーザーは昨年の毎日王冠の2着馬で、一昨年のエプソムCでも3着しているように東京芝1800mでは凡走がありません。大敗のあとの一変がある馬で、芝に戻って激走が期待できます。

 森山大地の予想

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予想印
2サトノアラジン(1人気)
6エイシンヒカリ(2人気)
12ディサイファ(4人気)
8アーデント(8人気)
10マイネルホウオウ(9人気)
11フルーキー(3人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

2

相手

6

8

10

11

12

5通り 各1000円

3連複軸1頭流し

2

相手

6

8

10

11

12

10通り 各500円

森山大地の見解

素質馬がようやく適距離で本領発揮といったところだろう。本命は前走も推した◎サトノアラジン安田記念に出走しても人気を集めたはずで、結果も掲示板には載っていてもおかしくないレベル。秋には天皇賞、マイルCSなどで主戦級の扱いになっているはず。

左回りに一抹の不安があるエイシンヒカリは楽なペースでは逃がしてもらえないと予想して対抗とした。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

2

相手

4

5

6

8

11

12

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

11

相手

4

5

6

8

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

6

相手

4

5

8

11

12

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

同距離コースのモンゴル大統領賞の指数はなかなかのもの。走破タイムにしても過去のエプソムCより高いのだから文句なし。そこで117を出している◎サトノアラジンは今回も本命◎。問題はここからの相手の絞り方。114とこれまた高い数値を出していた前走3着☆ヒラボクディープとの間にどれだけの馬が割り込んでこられるかということだ。平均値2位同位○フルーキー。前走110フェスティヴタローの替わりに▲エイシンヒカリを抜擢。以下△は連下3着候補に。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

6

相手

2

4

5

8

11

12

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

2

相手

4

5

8

11

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

12

相手

2

4

5

8

11

30通り 各100円

田沼亨の見解

デビュー以来7戦6勝と卓越したスピードがある6エイシンヒカリを狙う!マイペースで行ける公算が強く確実に地力もアップしてきた。集中力が持続できれば重賞初Vのチャンスだ。次位は4歳を迎えて本格化してきた2サトノアラジン。末脚は威力ある。▲は昨年の覇者12ディサイファ。条件はベストで連覇の可能性は十分。

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