【巻き返し】
由比ヶ浜特別の
マリオーロは、発馬で後手。スタートはゆっくりめのタイプとはいえ、慌てて出るのと意識してとでは道中のレース構築に微妙に影響する。結果、動かしどころを模索、馬群を割り切れないまま0秒3差の5着に敗れてしまったが、それでも上がり33秒0はメンバー中最速。OPの
ジュニアC4着、
マーガレットSが2着という実績を考えれば、1000万条件はすぐにも突破圏。ひと息入れてガス抜きも完了、それでいて調教はタフにハードに攻めてきた。
エルゴレアとの追い比べが第一本線。6月の同時期に1分21秒7で当該1400mを快勝。レコード決着となった道新新聞杯を0秒1差の1分27秒8で2着。「タメも効き、馬込みを割る意欲もあった」と、鞍上の柴山も収穫を口に。
コリーヌも、二走前の爆発力は凄かった。次走の
豊栄特別では1分20秒2に時計を更新。あの新潟の勢いは、たぶん坂コースの東京でも衰えはない。
サトノフェラーリは、7Fへの短縮で大化けあり。昨夏の新潟1800mを1分45秒9という好記録と能力を、距離短縮で生かす路はないものか。
近走不振も由比ヶ浜2着の
マイネルディアベル。
カシノピカチュウも、勝ち切るまではどうかだが連下準備は常に整っている。