【資質信頼】適度な間隔さえ開ければ、
ウイングチップが能力発揮。連続して使うと、馬体重の変動は少なくても、数字以上に細く摩耗してしまう馬。前回の東京戦は、その一例といえるのか。手応えはあるように見えても、気ばかりが先走り、終いガス欠。しかし、丁寧に大事に乗れば、二走前の
セントライト記念のイン強襲が示すように、ポテンシャルそのものはほぼOP。コーナーごとに息が入る中山のほうが向くタイプでもある。
タケルラムセスも、ほぼ同レベルの器をもつ3歳。昨年正月、
寒竹賞を2分1秒6という好タイムで駆け、一旦はクラシック路線に乗った3歳馬。この季節と適度に
パワーを要する中山の馬場も合うのだろう。大外をブン回したぶん、追込み届かずの3着に敗れたが、前回の上がり34秒8で、この2500mに勝浦も確信に近い手応えを得たハズだ。
三番手は去年のグッドラックHの覇者
レイズアスピリット。500万と1000万という、条件の違いはあるが、前年と同様のローテをなぞって参戦。斤量は53キロから57キロへとかわるが、一年経って現級通りに地力はアップしている。
タケルを対抗としたのなら、同レース2着の
ドラゴンズタイム、4着
ディスキーダンスも圏内。やや新鮮味は薄いが、
ゴールドメインは一昨年のグッドラックH2着馬。大駆けがあるとしたら、ボウマン起用の
ジャッカスバーク。