11R

高松宮記念

15:40発走 / 芝1200m (左 A) / 天候:小雨 / 馬場:稍
2回 中京 6日目 サラ系4歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 18頭
本賞金:9500,3800,2400,1400,950万円
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  • IPAT連携

 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

9

1点 3000円

馬連流し

9

相手

4

17

18

3通り 各1000円

ワイド流し

9

相手

3

4

17

18

4通り 各1000円

望田潤の見解

 勝つのは◎○▲☆のどれかだろうが、どの馬に展開やペースや馬場が向くのか、現時点では読みきれない部分もあるというのが正直なところ。

 迷ったが、◎はスプリンターズSにつづいてレッドオーヴァルでいきたい。
あのときも小雨が降りつづいてパンパンの良ではなかったし、日曜は15時ぐらいから少し降る予報だが、良に近い稍重ぐらいならマイナスにはならないとみた。

 半兄ストロングリターンがついにG1のタイトルを奪取したのが6歳の安田記念、この馬も母コートアウトからハイインロー的な成長力を受け継いで、坂路の動き一つとっても以前より頑強さ逞しさを感じるし、スプリンターズSよりも更に成長があったとしたら、今度こそストレイトガール姉さんに先着できるのではないかと思うのだ。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

13

1点 2200円

馬連

1

-

13

1点 800円

馬連流し

13

相手

2

11

2通り 各300円

3連複軸1頭流し

13

相手

1

2

11

18

6通り 各400円

3連複フォーメーション
1着

13

2着

1

2

11

18

相手

5

9

10

15

16

20通り 各200円

井内利彰の見解

 はじめに今年の高松宮記念の予想をするにあたり、レース当日の天候と馬場状態について、相当に頭を悩ませました。私が確認した天気予報によると、愛知県は12時以降に雨が降る予報となっていますが、降水確率は50%。降らないかもしれませんし、降っても少量かも知れません。馬場に影響を与えるような馬場になるのかどうか。きっと雨を想定した予想をすると、雨が降らないのだろうといった、あまのじゃくなことも考えながら、結局、降らなかったとしても「力のいる馬場」になることは変わらないだろうと想定しました。

 もちろん、その前提としては、過去3年の高松宮記念の優勝馬に共通する調教パターンを予想の根幹にしています。カレンチャンロードカナロアコパノリチャードの3頭すべてに共通するのが、最終追い切り場所が栗東坂路。そして、最終追い切りが併せ馬で『先着』というもの。スプリント重賞ともなれば、最終追い切りは単走が通常ですが、直線が長く、急坂という舞台では、併せ馬で前に出る気持ちと栗東坂路を力強く駆け上がることが重要なのでしょう。

 今年の出走馬の中で、最終追い切り併せ先着は7頭。該当馬にはすべて印を打ちましたし、この中から本命を選びました。問題はここから。まず、最終追い切り場所CWの△ミッキーアイルは過去3年の優勝馬とは違う調教場所なので本命から除外。☆ショウナンアチーヴは美浦坂路。これはサンカルロ2着が最高着順なので、こちらも本命からは除外。ただし、追い切り内容は確実に好走時に近付いているので、3連複軸の相手としました。

 結局、◎ダイワマッジョーレを選びましたが、これは雨が降って、馬場が緩くなっても大丈夫という判断です。最終追い切りにはM.デムーロ騎手が跨りましたが、左を矯正しながら、まっすぐ駆け上がってきました。それでいながら「少し行きたがるところがあった」というジョッキー談ですから、完全に1200m仕様のつくりになったのでしょう。

 前走時が坂路4F時計の自己ベストを更新なので、今回はそれ以上の上積みがないと考えがち。しかし、今回の4F51.7秒も生涯タイムでは2番目(タイ)に速い数字ですし、スプリンターとしての進化を感じた今回の最終追い切り。過去2年の優勝馬の最終追い切り時計が調教チャートのスピード「4」でしたが、本馬のスピードも「4」。この点も本命とした大きな要因です。

 ○オリービンは最終追い切りの相手がグレイスフルリープという、橋口弘次郎厩舎の中でも一番攻め駆けするといってよい馬が相手。それでいて、手応え余裕で先着するのですから、よほど具合がよいのでしょう。追い切り本数も多く、過去2年の優勝馬と同じ「阪急杯組」で追い切り内容が似ている点は高く評価できます。ただ、後方からレースした場合に、直線はどの位置取りを選択するか。これが気になり、勝つイメージまでは沸かなかったので、対抗評価としました。

 ▲リトルゲルダは最終追い切りが終わって、最初に本命候補に考えた馬。4F時計が自己ベストを更新していますし、前走時よりも明らかに活気が出ているこの中間。27日の坂路でのキャンターは遅い時計だったんですが、脚捌きが弾けていました。暖かくなってきたのも、サマースプリント王者の本馬にとっては好都合。そして、重賞連勝と同じ1番枠という運までたぐりよせました。

 ただ、調教データ的なことを書けば、重賞連勝はいずれもラスト1Fが最速ラップ。同じ牝馬で優勝したカレンチャンもこのレースはラスト1Fが最速ラップでの優勝。これが気になったので、単穴評価ですが、道中は逃げ馬の直後につけて、直線半ばでは先頭に立っているイメージは十分に沸きます。

 △ストレイトガールは昨年の3着馬。当時の最終追い切り場所CWから、今回の坂路に変化したことは高く評価しなければいけません。この馬自身はレース間隔をあけた方がよいことは重々承知していますが、過去3年の優勝馬を重視した場合に、このローテーションは決して高く評価できません。

 あとは3連複流しの相手なので、軽く触れていきます。△レッドオーヴァルは本来、もっと高く評価するべきだったと思いますし、本命候補としても考えたくらい。ただ、毎週行っている安田隆行調教師への取材の感触から、あまり高い評価ができませんでした。なお、道悪は決して下手ではないと師のコメントでした。

 △ワキノブレイブは追い切りの動きを見ていると非力なんですが、ラップの踏み方はすごくきれい。良馬場ならちょっと怖い1頭。△アフォードは相変わらずのいい動き。△ハクサンムーン西園正都厩舎の勝負調教に該当しています。

1.リトルゲルダ
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

2.オリービン
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

3.ローブティサージュ
今回:馬ナリ平均坂路
前回:軽目坂路

4.エアロヴェロシティ
今回:軽目トラック
前回:海外

5.ワキノブレイブ
今回:標準多め坂路
前回:標準トラック主体

6.サドンストーム
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

7.マジンプロスパー
今回:標準トラック主体
前回:標準多めトラック

8.アンバルブライベン
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路

9.レッドオーヴァル
今回:標準多め坂路
前回:馬ナリ平均坂路

10.アフォード
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

11.ショウナンアチーヴ
今回:乗込坂路
前回:標準併用

12.サクラゴスペル
今回:標準併用
前回:標準併用

13.ダイワマッジョーレ
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

14.トーホウアマポーラ
今回:馬ナリ平均坂路主体
前回:標準坂路

15.ハクサンムーン
今回:一杯平均坂路
前回:標準少め坂路

16.ミッキーアイル
今回:標準多め併用
前回:馬ナリ平均併用

17.コパノリチャード
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

18.ストレイトガール
今回:標準多め坂路
前回:海外

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

17

相手

1

9

2通り 各2500円

馬連流し

17

相手

4

18

2通り 各2000円

馬連流し

17

相手

6

8

2通り 各500円

山崎エリカの見解

 競馬場の芝コースは、桜の開花宣言とほぼ同時に馬場が速くなるもの。名古屋の桜開花は3月21日(土)で、先週も馬場が高速化していましたが、本日、土曜日の8レース・500万下では平均的な流れで決着タイム1分09秒4が出ました。もし土曜日に高松宮記念が行われていたならば、1分7秒台に突入していても不思議ではない高速化で、この傾向を踏襲するならば、前と内枠が有利でしょう。

 しかし、天気予報を見ると明日は雨模様。低気圧の最前列の配置からおそらく午前中は晴れですが、午後からは雨が降る可能性があります。その午後というのが高松宮記念が始まる前になるのか、終わった後になるのかは微妙ですが、何れにしろ不良馬場だった昨年ほど時計が掛かることはさすがになさそうです。

 ◎にはそれでもやっぱり昨年の高松宮記念を圧勝したコパノリチャードを推します。実績、実力は申し分ありません。前走の阪急杯は前を行く馬にとってタフなペース。斤量58kgを背負っていったん先頭に立った内容は着順以上の価値があります。前走のような厳しい競馬は心肺機能を鍛え上げるので、今回がタフな競馬になった場合にとても効果的な前哨戦だったと言えるでしょう。

 問題は大外17番枠という今回の枠順です。雨が降って内が悪くなるようならば逃げ馬を見ながら良いところを通れるだけに、最高の枠順でしょう。しかし、思った以上に内が悪くならず、先週から本日の馬場状態だった場合には外枠は苦しくなります。臨戦過程と実力面は申し分ないだけに、後は馬場と展開ということになるでしょう。

 ○は昨年のセントウルSの勝ち馬リトルゲルダ。昨年暮れの香港遠征は大敗しましたが、前走のオーシャンSでは好位につけるスピードを見せて6着となかなか良い内容。復調気配にあることをアピールしました。日曜日が内有利な馬場になった場合、直線うまく捌ければ距離得な枠順だけにあっと言わせる可能性は十分です。ただ、一方で内枠の差し馬は前が詰まってしまうことも多々あります。しかし、今回は前で立ち回れるエアロヴェロシティが4番枠に入ったことにより、この直後を突くことができます。そういう競馬が出来るならば、今回の1番枠は恵まれた枠順と言えるでしょう。

 ▲は昨年の高松宮記念では大敗しましたが、その後の北海道シリーズで復調し、秋のスプリンターズSでは3着入線したレッドオーヴァル。もともとデビューから5戦連続で出走馬のなかで最速の上がりタイムをマークし続けるという、離れ業を演じた瞬発力の持ち主です。前々走はスプリンターズSで全能力を出し切った後にひと息入れたために馬が本調子ではなかったのでしょう。前走は始動戦で馬場が悪くなりスタミナ切れでした。近2走は敗因がはっきりしているだけに巻き返す可能性は十分です。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

18

1点 5000円

ワイド

6

-

18

1点 2000円

ワイド

17

-

18

1点 2000円

ワイド

6

-

17

1点 1000円

古澤秀和の見解

【パドック速報対象レース】
当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公開します。パドックの気配で前予想と最終結論が変わる可能性がありますので、予めご了承ください。

6番:馬場合いそう。
17番:馬場合いそう。
18番:仕上がり良いし、馬場も合いそう。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

16

相手

4

9

13

15

17

18

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

16

2着

17

相手

4

9

13

15

18

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

16

2着

18

相手

4

9

13

15

17

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【可能性を追う】高松宮記念の勝ち馬は、皐月賞2着馬キングヘイローを筆頭に、アドマイヤマックススズカフェニックス、そして昨年のコパノリチャードなど、マイルから1400m→1200mへと漸次転じることで、スピードを瞬発力へと凝縮。G1スプリンターへとステップアップする例を過去何度も見てきた。明け4歳馬ミッキーアイルも、6F転向に大いなる可能性を秘めている。ひも解けば、1分32秒3という2歳レコード勝ちを起点に、NHKマイルCまで5連勝。古馬相手のG1・安田記念マイルCSは二桁着順に惨敗したが、スワンSで1400mのG2をひとまず快勝。積み上げてきた戦績や時計は、同タイプのコパノリチャードの軌跡より明らかに上。前走の阪急杯は1000m通過・58秒7というHペースを好位で我慢、一旦抜け出すかの構え。7Fより流れの速い6Fのほうがさらに折り合いはつきやすく、元々は時計勝負にも耐え得るスピードスターだ。

当面の敵はコパノリチャード阪急杯はHペースを深追いし、6着と失速したが、あくまで前走は叩き台。攻め馬の質量をG1モードにギアを上げ、身のこなしやフットワークに鋭さが出てきた。

割って入ればストレイトガール。前年の高松宮記念は1番人気で不良馬場。慎重というより消極的に外を回したぶん、追い込み届かずの3着に終わったものの、岩田の真骨頂は良くも悪くもイン突き、ハマれば単。ちなみに前走で遅れをとった香港馬エアロヴェロシティとは0秒2差。香港のスプリント戦の層の厚さやパートンの技量は知っているが、ホームの日本・外国馬にとっては課題の多い左回りなら前回の着順は入れ替わって不思議はない。

オーシャンSをひと叩きしたハクサンムーンは、昨年は出遅れながらも5着と見せ場。手慣れた酒井ならラチを頼る気性も手の内に入っている。さすがに1200mは短い気がするが、阪急杯優勝馬ダイワマッジョーレもデキはいい。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

16

相手

4

13

2通り 各2000円

馬連流し

16

相手

3

4

6

13

15

18

6通り 各1500円

須田鷹雄の見解

 主役不在のレースとなった。本来なら▲エアロヴェロシティが格上だが、海外遠征+久々の左回りとなると、絶対とは言えない。

 こういう時は、データに従って粛々と予想したほうがよいと考え、阪急杯組から◎ミッキーアイル、○ダイワマッジョーレとする。高松宮記念に向かう主要プレップレースはシルクロードSを含めると3つあるが、明らかに阪急杯組が優位。中京が改修されて以降も3年連続で連対馬を送り出しており、以前と傾向は変わらないと見る。

 ◎○ともにもともとマイル路線を歩んでいた馬だけに1200mが短い感はあるが、◎のほうは前々走で1400mでも掛かる気配をみせていたほどで、距離短縮に対応できる雰囲気はある。今回は速い逃げ馬が2頭いるし、自然に走って控える形になる。前走で目指して成功させた形を今回も作れると見る。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

6

13

16

17

12通り 各400円

3連単BOX

6

13

16

17

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

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攻めの予想 netkeibaローカル本紙の予想

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netkeibaローカル本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

4

相手

12

15

16

17

18

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

16

相手

12

15

17

18

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

18

相手

12

15

16

17

24通り 各100円

netkeibaローカル本紙の見解

【差し注意】エアロヴェロシティは同型多数でも先行押し切りに期待大。ミッキーアイルは今回も好位付けなら首位争いが可能とみる。ストレイトガールはタイプ的に大外枠がプラスで差し切りが狙えそう。ハクサンムーンは展開次第だが粘り込みに少々警戒。サクラゴスペルは再度の差し脚発揮ならチャンスあり。コパノリチャードは近走ひと息だが流れ込みにマークしておきたい。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

18

相手

1

4

6

9

16

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

18

相手

1

4

6

9

16

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎ストレイトガールは「フジキセキ×タイキシャトル」という組み合わせ。12年9月以来[6-4-3-1]という成績で、唯一馬券圏内を外した昨年夏の函館スプリントSは馬群に包まれるという明確な敗因があった。専門外のマイルG1、海外G1、ドロドロの不良馬場でも3着に食い込んでおり、地力の高さは文句なし。母方にデインヒルを持つフジキセキ産駒なのでG1ウィナーのエイジアンウインズ(ヴィクトリアマイル)と配合構成が似ている。フジキセキ産駒は過去、新コース以前の高松宮記念を3勝(キンシャサノキセキ2勝、ファイングレイン1勝)している。馬のスケールという面ではそれらに引けを取らない。

 昨年は極悪馬場に泣いて3着と敗れたが、その2走前、13年12月の尾張S(OP特別)は手合い違いともいえる楽勝だった。コース適性は高い。先週の中京芝は前が残っていたが、使い込まれて馬場が荒れる今週は適度に差しも利くだろう。正攻法で突き抜ける。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

16

1点 2500円

馬連BOX

13

16

17

3通り 各2500円

奥田隆一郎の見解

ミッキーアイルは、直結コース京都芝1400m外のスワンS(G2)を制し、その後のマイルCS(G1)と阪神カップ(G2)を馬券圏外(4着以下)に敗れ、前走で直結コース阪神芝1400mの阪急杯(G2)を激走した。この4走の戦績は、昨年の高松宮記念の勝ち馬と良く似ている。高松宮記念は直線に坂のあるコースで施行されるG1レースなので、実際の距離(1200m)より少し長い距離を激走した馬が有利。直結コースであり、距離1400mの重賞を激走したことは高評価となる。

コパノリチャードは、昨年の春に直結コース阪神芝1400mの阪急杯(G3)と高松宮記念(G1)を連勝した。近走では、前々走にて直結コースの阪神カップ(G2)を連対しており、前走の凡走だけで見限るのは早計。直結コースの重賞実績は豊富なので、人気を落とす今回は配当妙味を感じる。

最速予想 netkeiba編集部の予想

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 キンシャサノキセキカレンチャンロードカナロアという何度もGIで勝ち負けできるような王者が不在となって、現在の短距離路線は戦国時代の様相を呈しています。今年は香港からの参戦もあり、さらに混迷の度を増している印象。おそらく人気も割れそうで、例年以上に難解なレースになるでしょう。

1.阪急杯の重要度がアップ

 2012年の馬場改修以来、中京は力の要るコースに生まれ変わりました。以降の3年間で阪急杯から臨戦した馬が2勝して2着1回。それ以前よりも直結性が増していることは注目されます。

2.オーシャンS組は疲労に注意

 オーシャンS組も最近3年間で1勝2着1回と重要度を増したステップですが、勝って臨む馬は不振で、好走しているのは勝ち損ねていた馬の方であることに注意が必要です。オーシャンSからは中2週と間隔が詰まっているため、疲労を残さない内容で終えることが成績以上に重要なのでしょう。

3.追い込みが1頭食い込むが2、3着まで

 直線が長くなったことで追い込みも届くようになりましたが、サンカルロドリームバレンチノスノードラゴンといずれも2着止まり。ある程度早く動ける馬でないと勝ち切ることは難しい、という傾向が出ています。

 ミッキーアイルは控える形を試した阪急杯で小差2着。最後は差し返す脚を見せていましたし、2kg重い斤量を背負っていたことを思えば負けてなお強しの内容でした。1200は初めてになりますが、むしろ競馬はしやすそうです。ハクサンムーンは昨年の春秋の短距離GIでは2回とも人気を裏切る敗戦でしたが、いずれも馬場の悪化に持ち前のスピードを殺される形でした。中京は本来得意コースですし、同型が少ない組み合わせで、良馬場になれば侮れません。

 エアロヴェロシティは昨冬の香港スプリントの勝ち馬。間違いなく世界クラスのスプリンターです。前哨戦をひと叩きして体調も問題なく、速すぎない中京の馬場も向きそう。唯一にして最大の問題は左回りをこなせるかどうか。ダイワマッジョーレは最重要ステップ阪急杯の勝ち馬で、引き続き手綱を取るデムーロ騎手の騎乗も魅力です。ただし、今回は距離短縮で位置取りは前回以上に後ろになりそうで、頭まで届くかどうかは微妙なところ。

 コパノリチャードは前走人気を裏切る形で凡走しましたが、もともと揉まれ弱さがあってマークされると脆く、古馬になってからは人気を落としたときに好走する傾向があります。ストレイトガールは昨年の高松宮記念3着、スプリンターズS2着とこの路線では上位安定の存在。鉄砲は効くタイプで、ここも勝ち負けに加わってくるでしょう。アンバルブライベンはここ4戦で3勝と充実著しい上がり馬。セントウルSではハクサンムーンに競り落とされて大敗しましたが、いまの勢いならばトップクラス相手でも軽視できません。

 小原靖博の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

18

相手

4

8

9

13

16

17

12通り 各300円

3連単1着流し
1着

18

相手

4

8

9

13

16

17

30通り 各100円

3連単2着流し
2着

18

相手

4

8

9

13

16

17

30通り 各100円

小原靖博の見解

 ストレイトガール香港スプリントからぶっつけとなるが、気性的にはむしろ間隔を開けた方がいいタイプ。直前の動きも良く、仕上がりはほぼ万全。馬場の傾向が読みにくいが、ハイペース必至のメンバー構成。終いを生かせる流れになれば大外枠でも上位を狙える。

 相手は、初めての1200mでも阪急杯を勝って勢いに乗るダイワマッジョーレ、ワールドクラスの実力があるエアロヴェロシティが有力だが、アンバルブライベンレッドオーヴァルミッキーアイルコパノリチャードも圏内。

 森山大地の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

4

相手

8

15

16

17

18

5通り 各1000円

3連複軸1頭流し

4

相手

8

15

16

17

18

10通り 各500円

森山大地の見解

先週の段階で芝が掘れてしまっている状態で、おそらく1分9秒前後の時計で決着する見込み。またどこを通っても脚を取られてしまうため、追い込みが利きづらい設定となっている。

本命はエアロヴェロシティ。外国馬は持ち時計が取り沙汰されるが、前述のとおり今の馬場ならそれは軽視していい項目。ちなみに香港スプリントでマークした1分8秒5は、歴代の勝ち馬と比較しても遜色ない数字だ。その香港スプリント。ここには日本からストレイトガールスノードラゴンリトルゲルダも参戦していたが、これらをまとめて完封。コース、馬場状態を問わず力を出すストレイトガールを封じた内容は、比較上ここでの力上位を表している。

3走前のしんがり負けは直線で2度も寄られて、ともに鞍上が立ち上がるほどの不利があった。本格化以降で連対を外したのはこの一戦のみである。混沌とした今のスプリント戦線にこのレベルが来れば、間違いなく主役を張れる。

対抗は安定感抜群のストレイトガールとしたが、以下の印はいずれも先行馬を選んだ。

 川島康孝の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

17

相手

3

4

13

16

18

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

17

2着

4

相手

3

13

16

18

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

17

2着

13

相手

3

4

16

18

24通り 各100円

川島康孝の見解

コパノリチャードの連覇に期待した。前走の阪急杯は、ラクに好位をキープしたが、それでも折り合いに専念しながらの追走。直線に入ると、早め先頭の形で押し切りを図ったが伸びず。ただ、あれが力でないことは確か。いかにも久々が響いたというレースぶりだった。1度使ってここは予定通り。上積みは大だろう。さらに今回は、ハイペース必至のメンバー構成で、距離もベストといえる1200M。一変の余地は十分。

相手本線は香港馬のエアロヴェロシティ。香港スプリントストレイトガールを破ったという物差しからも力上位は明白。初の海外遠征という点で少し割り引いたが、相手本線以下には落とせない。

穴の3番手評価はダイワマッジョーレ。スプリント戦は忙しい印象が否めないが、展開はドンピシャ

以下は少し差がある印象で押さえまで。ローブティサージュミッキーアイルストレイトガールの3頭をマーク。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

13

相手

1

4

15

16

17

18

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

13

2着

18

相手

1

4

15

16

17

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

13

2着

4

相手

1

15

16

17

18

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

どの指数をメインとして考えるかで本命評価の馬が変わってくる。間違いなく混戦である。ならば5走平均を軸に距離コースと前走を含めて決定していくのがベスト。本命の最終候補はストレイトガールダイワマッジョーレの2頭。どちらもかなり指数高。距離指数がないダイワだが平均値と前走値トップなら信用して◎を打っても良さそうだと判断する。距離最高値120の○ストレイトガールという順となる。○からの比較で香港馬▲エアロヴェロシティの3番手も当然の扱いと見る。意外に人気のない☆コパノリチャード。△リトルゲルダハクサンムーンまで逆転ありの指数差だ。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

16

相手

3

9

12

13

17

18

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

16

2着

13

相手

3

9

12

17

18

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

16

2着

12

相手

3

9

13

17

18

30通り 各100円

田沼亨の見解

動画で指摘した通りに香港スプリント王4エアロヴェロシティは無印。昨年の覇者17コパノリチャードは△にとどめた。本命は16ミッキーアイルだ!初の1200になるがスピード能力が高く控える競馬が定着してきた現状から克服は可能。3歳マイル王が頂点に立つ!対抗は13ダイワマッジョーレ。ハイペース必至なら身上の末脚で浮上のシーンは十分。動画内で推奨した12サクラゴスペルを▲に抜擢。人気薄なら妙味は大いにある。

厳選予想 ウマい馬券