【力量互角】
プラタナス賞は、前半3Fが33秒8という猛ラップ。1000m通過・58秒8という、この時期の2歳戦とすれば芝のマイルでもあまりおめにかかれない激流だったが、
クレマンダルザスは、この乱ペースを押し出される形でハナを切り、他馬の格好の目標となってしまった。さすがに残り1Fでアゴも上がったが、ズブズブの最下位となっても仕方のないレコード決着のHペースを、1秒差の8着でとどまった点を、逆に印でも馬券でも評価したい。前走後坂路で3本、上がり重点ながら直前は54秒5をビッシリ追えた。
1分57秒6という新馬から大幅な時計更新がカギになるが、
スマートシャレードの末脚は、この課題を一気に呑み込むスケールを感じた。単穴は
ストロングタイタン。
芙蓉S8着で早々に芝を切り上げたが、配合も骨格もなるほどダート中距離型というマル外。馬券にするならここだろう。
二戦目の勝ち上がりになるが、
スーパーライナーの阪神1800ダート・1分54秒1は、坂コースだけに記録としても出色。
レガーロ、
クインズサターンなど、伸びしろの多い素質馬揃い上位は拮抗。