11R

マイルCS

15:40発走 / 芝1600m (右 外 C) / 天候:曇 / 馬場:良
5回 京都 6日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 18頭
本賞金:10000,4000,2500,1500,1000万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 望田潤の予想

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予想印
7アルビアーノ(5人気)
10フィエロ(2人気)
16モーリス(4人気)
5イスラボニータ(1人気)
1ヴァンセンヌ(6人気)
15ダノンシャーク(7人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

7

1点 2000円

馬連流し

7

相手

5

10

16

3通り 各2000円

馬連流し

7

相手

1

15

2通り 各1000円

望田潤の見解

 GIともなると、ただ当てればいいというだけではなくて、自分らしく当てたいという気持ちがいつもにも増して強くなる。

 こういう台詞はもっと当たる人が言えばもっとサマになるのだろうが、大して当たらん血統屋だって、やっぱりGIは自分らしい予想で当てたい。

 アルビアーノはスーパー名繁殖コートリディーの直牝系で、母アンティークスは世界最高レベルの血統配合で、サラブレッドの血統において、自身の配合と同じぐらい母の配合が大事なのだということはよく書いてきた。

 デビュー当初から「柔らかく大きく、強く速く」動ける一流馬の資質をかいま見せていたが、ここまでずっと柴山とコンビを組みつづけて、才能とスピードまかせのレースをつづけてきて、しかし前走スワンSでは初めての差す競馬でいきなり満点解答を出してみせた。

 海外や地方の名手が続々と参入してくる昨今だが、中堅と言われるようなポジションの乗り役たちは、いわゆる“お手馬”をつくることで、その馬のことは誰よりも理解しているという関係を築くことで勝負するしかないだろうとも書いてきた。

 やはりモーリスはチャンピオンだったというシナリオも、やはりイスラはマイラーだったというシナリオも、ついにフィエロがGIを勝つというシナリオもあっていいが、望田らしい能書きで、望田らしく当てにいくならば◎はアルビアーノ以外にないだろうということで、GI[0-2-2-34]の柴山と運命共同体となる日曜の15時40分。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

10

1点 1800円

馬連BOX

1

3

12

3通り 各200円

馬連流し

10

相手

1

3

12

3通り 各500円

3連複フォーメーション
1着

10

2着

1

3

12

相手

1

3

4

5

7

8

9

12

14

15

16

18

30通り 各100円
3連複フォーメーション
1着

1

3

12

2着

1

3

12

相手

1

3

4

5

7

8

9

10

12

14

15

16

18

31通り 各100円

井内利彰の見解

 2009年以降、マイルCSの優勝馬には調教の共通点がありますが、それは最終追い切りを「栗東坂路」で行うこと。直線に坂はありませんが、3コーナーの上りと下りがある京都芝外回り。この場所に対する適性を高めるために、坂路調教は重要だということでしょう。さらに、その追い切り内容にも共通点がありますが、それは2パターンになります。

2009年 カンパニー  13.5-12.9-12.6-12.8
2010年 エーシンフォワード  14.6-12.9-12.2-12.4
2012年 サダムパテック  13.5-12.3-12.3-12.9

 パターンAは2F目に12秒台のラップを刻み、それ以降のラップでも12秒台をキープすること。栗東坂路で2F目に12秒台のラップを刻むのは、相当の加速力が必要ですが「瞬間加速」が可能でありながら、そのスピードを持続できる馬に適性があるということでしょう。

2011年 エイシンアポロン  14.0-13.1-12.1-12.2
2013年 トーセンラー  14.8-14.0-12.6-12.3
2014年 ダノンシャーク   14.3-13.5-12.3-12.2

 パターンBは2F目と3F目に1秒以上加速し、3F目と4F目は12秒台のラップを刻むこと。Aのように、早い段階でトップスピードに乗れない場合は、前半から後半の切り替え部分で一気に加速すること。これが重要になります。Bでも重要なのは、やはりスピードの持続です。

 今年の出走馬において、これに該当したのは印の上位4頭しかいません。2013年、2014年はこの調教パターンに該当した馬が2着まで独占。今年もこのパターンを想定した馬券の組み立てとしました。

 ◎フィエロは昨年に続いて、この調教パターンに該当しました。昨年はBに該当していたものの、1F目のラップが15秒台。上記を見ていただいても分かるように、過去の優勝馬は15秒を切るラップでスタートしていました。そういった意味で、今年は1F目が13.8秒。昨年と同じスワンSからマイルCSというローテーションですが、今年のスワンSは昨年と比較して仕上げに余裕があったため、今回の最終追い切りが強化されたと解釈しています。

 ○レッツゴードンキは1週前追い切りがA、最終追い切りがBという仕上げですが、2週続けて、どちらかの調教パターンに該当するのは、過去の優勝馬と同じ。ただ、最終追い切りの1F目がかなり遅いラップになったことで対抗評価としましたが、それ以外は文句のない仕上げだと思います。

 ▲レッドリヴェールは2週続けて、パターンB。さらに最終追い切りは須貝尚介厩舎の勝負調教に該当。1800m以下の距離を使い続けて、ようやく安定。馬体を見ても、雰囲気を見ても、馬が自信を取り戻してきた雰囲気があるだけに、非常に楽しみなレースになりそうです。

 ☆ヴァンセンヌは最終追い切りでパターンBに該当。京都芝外回りの実績はありませんが、マイルCSに対する調教適性は十分。下りで戸惑うことなく加速できるようなら、好走して全く不思議のない調教内容です。

1.ヴァンセンヌ
今回:標準多め併用
前回:標準多め坂路

2.ケイアイエレガント
今回:標準併用
前回:標準併用

3.レッツゴードンキ
今回:馬ナリ平均坂路
前回:標準多め坂路

4.ダイワマッジョーレ
今回:標準坂路
前回:標準少め坂路

5.イスラボニータ
今回:馬ナリ平均トラック
前回:標準多めトラック

6.アルマワイオリ
今回:標準多め坂路主体
前回:標準坂路

7.アルビアーノ
今回:スパルタ併用
前回:標準併用

8.サトノアラジン
今回:標準多め併用
前回:標準併用

9.レッドアリオン
今回:標準坂路
前回:馬ナリ平均坂路

10.フィエロ
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路主体

11.カレンブラックヒル
今回:標準坂路
前回:標準坂路

12.レッドリヴェール
今回:馬ナリ平均坂路
前回:軽目坂路

13.リアルインパクト
今回:標準トラック主体
前回:馬ナリ平均併用

14.トーセンスターダム
今回:標準多め併用
前回:乗込併用

15.ダノンシャーク
今回:標準併用
前回:標準少め坂路

16.モーリス
今回:馬ナリ平均併用
前回:馬ナリ平均併用

17.ロゴタイプ
今回:標準併用
前回:標準少めトラック

18.クラリティスカイ
今回:標準多め併用
前回:標準併用

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

16

相手

1

3

2通り 各1500円

馬連流し

16

相手

2

8

14

15

17

5通り 各1400円

山崎エリカの見解

 今年も先週までのBコースからCコースに変更されて行われるマイルCS。例年の傾向を踏襲するならば、馬場高速化で内々、前々が優勢でしょう。近年のマイルCSは、波乱傾向にありますが、2桁人気で連対した馬は、2009年マイネルファルケ(2着)、2010年エーシンフォワード(1着)、2011年フィフスペトル(2着)と全馬ともに内々を立ち回った馬ばかりが穴を開けています。

 昨年、8番人気でこのレースを勝利したダノンシャークも外枠から3コーナーで内々に潜り込み、直線では最内から速い流れでバテてしまった先行馬を捌きながら、前が開くとそこから突き抜けての2010年のエーシンフォワードの再現を見ているかのような勝利でした。(ともに岩田騎手)

 要は、基本は内枠の先行馬が有利で、外枠からならば3-4コーナーで内に潜り込まなければ厳しいということ。Cコース替わりのマイルCSで外一気を決めた馬と言えばトーセンラーくらいですが、そのトーセンラーは、同年の天皇賞(春)で2着の実績があり、PP指数の能力値、最高値ともに最上位の存在でした。

 そういう意味では、4連勝で安田記念を制してマイル王に君臨したモーリスは、外枠16番枠と厳しい枠順に入ったと言えるでしょう。しかし、モーリストーセンラー同様に、能力値、最高値ともに最上位の存在。今年4月のダービー卿CTで大外からぶっこ抜いて2着馬を3馬身半差突き放して圧勝した時の指数はとても高く、宝塚記念天皇賞(秋)などの王道路線に出走していたとしても、ラブリーデイよりも先にゴールインしていたほどのものです。

 世間ではダービー卿CTでは内枠の有力馬(シャイニープリンスコスモソーンパークなど)が内で詰まって能力を出し切れなかったことから、このダービー卿CTがモーリスが恵まれた部分も大きいと考えている方もいらっしゃいますが、百歩譲ってその影響が大きいものだったとしても、ラスト1Fで先頭に立って、そこから3馬身半差もぶっこ抜いたのだから、次元の違う強さだと考えても良さそうです。

 よって、◎はモーリスモーリスは、調子が上がってこないという理由で、毎日王冠を使わずにぶっつけ本番となるために、前売り1番人気をイスラボニータに譲りましたが、それならば買って妙味。この馬の強さに賭けました。堀厩舎は、水曜日に追い切ると武蔵野Sゴールデンバローズのようにダメなことが多いですが、方針どおりの木曜日に追い切れているということは、引き運動が豊富で水準以上のデキにはあるということ。個人的には大きな不安を感じていません。

 ○は桜花賞レッツゴードンキ。前走の秋華賞は、前々が破滅に向かってゴールインするかのような、予測不能の超絶オーバーペースに巻き込まれたために17着大敗を喫しました。前々走のローズSも十分速い流れで、その流れを自ら作っての4着でしたが、それ以上に速いとなると、もう逃げ、先行馬は残りようがないレースとしか言えません。

 今回は内々を立ち回れる3番枠。京都のマイル戦で、内枠に先行馬が揃って入ったことから、極端にペースが上がる可能性も低いはず。確かにレッツゴードンキの気性の悪さは気になる材料ではありますが、それゆえに折り合い上手の戸崎騎手に依頼したというところでしょうから、その手腕に期待して対抗としました。

 ▲は今春の安田記念ではモーリスの2着だったヴァンセンヌ。前走の天皇賞では外枠から折り合いを欠きながら3角手前から一気に脚を使ってしまいました。内が有利な馬場状態のスローペースであのようなレースではまともに力を出せるわけがありません。前走はシンガリ負けではありますが、ある意味、度外視が可能な敗戦と言えます。

 今回は前走の敗戦を踏まえて本来の待機策を取ってくると思われます。それならば春の京王杯SC安田記念で見せた末脚がよみがえる可能性は十分あるでしょう。

 古澤秀和の予想

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予想印
7アルビアーノ(5人気)
8サトノアラジン(3人気)
10フィエロ(2人気)
5イスラボニータ(1人気)
15ダノンシャーク(7人気)
3レッツゴードンキ(10人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

7

1点 3000円

複勝

7

1点 7000円

古澤秀和の見解

【パドック速報対象レース】
当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公開します。パドックの気配で前予想と最終結論が変わる可能性がありますので、予めご了承ください。

3番:デキ悪くないし、枠有利。
5番:マズマズ。
7番:さらに良化。これなら勝ち負け。
8番:好仕上がり。
10番:好仕上がり。
15番:馬体良く見せる。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

予想印
8サトノアラジン(3人気)
16モーリス(4人気)
5イスラボニータ(1人気)
15ダノンシャーク(7人気)
7アルビアーノ(5人気)
10フィエロ(2人気)
17ロゴタイプ(8人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

5

7

10

15

16

17

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

16

相手

5

7

10

15

17

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

5

相手

7

10

15

16

17

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【頂上へ駈け上る】サトノアラジンがGIの頂へ一気に駆け上る。マイルから3000mの菊花賞(6着)まで、諸々の条件下で時計や記録面でも印象深い好勝負を演じてきた「未完の大器」。距離体系の区分が明確な近年の競馬シーンにあっては、そのスケールの大きさや万能性はむしろ「異能」「異端」ともいえるが、しかし東京1800mのモンゴル大統領賞を1分44秒7・上がり33秒5という素晴らしい記録も残しているし、源泉はマイル――中山の急坂を32秒7という桁違いの末脚で駈け上った春興Sの瞬発力に本質と将来像が透けてみえる。前哨戦の富士Sは、3-4コーナーで若干折り合いを欠き痛恨の2着。温厚なルメールの目が不甲斐なさと後悔でつり上がっていたが(笑)、GIIIでは資質上位――アラジンに対する能力評価はGI級だという思いがあるからこその赤面逆上だったか。ただそのぶん今回は、人気的にも立場は楽。京都マイルはシンプルに1600mの末脚比べ。イン強襲か大外一気か、大胆な作戦もチョイスできる。

 もちろんモーリスは強敵。ダービー卿CTの1分32秒2・中山の急坂を上がり33秒0で大楽勝をステップに、横綱相撲で安田記念を奪取。毎日王冠を自重しぶっつけ本番になるが、11月5日に南CWで上がり11秒9を馬なり。堀厩舎とムーアの最強コンビにぬかりなし。ただ、これが関東圏の競馬ならテッポウ態勢もとれるが、美浦トレセンで馬を完璧に作ったとしても京都への長距離輸送だと盤石とはいかないかもしれない。当日の体重の増減が大きいようなら、イスラボニータが一角崩し。昨年秋の天皇賞3着以降、馬体が硬くなり思うように造り切れない時期もあったが、毎日王冠3着、天皇賞の3着と復活。マイルCSカンパニーダイワメジャーなど、天皇賞上位組の王道路線でもある。

 ダノンシャークも、毎日王冠は1Fが長く最後は脚が止まってしまったが、あわやのシーン演出はさすがGIマイラー。体重も446キロとマイルGI仕様にスカッと造ってきた。昨年2着馬フィエロも、スワンS2着はあくまで「試走」。昨年より一回りトモが大きくなり、M・デムーロがGI奪取に虎視眈々。

 斤量は増えるが、アルビアーノスワンSの1分20秒2は、過去十年で第3位と優秀。馬体のラインは、どこかファインモーションを思わせる馬なんだよなぁ。NHKマイルC時は、結果も欲しくて先行策をチョイスせざるを得なかったが、中団差しは陣営が思い描いてきた戦法だった。ロゴタイプも、少しずつだが腰がよくなり粘りが出てきた。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

予想印
15ダノンシャーク(7人気)
5イスラボニータ(1人気)
16モーリス(4人気)
14トーセンスターダム(9人気)
1ヴァンセンヌ(6人気)
7アルビアーノ(5人気)
8サトノアラジン(3人気)
10フィエロ(2人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

5

-

15

1点 1000円

3連複フォーメーション
1着

15

2着

5

14

16

相手

1

5

7

8

10

14

16

15通り 各600円

須田鷹雄の見解

 マイルCSは1600mやそれ以下の距離から来た馬よりも、距離短縮の形で臨む馬のほうが成績が良い。日本では中距離のほうがメンバーレベルが高い傾向にあるものと推測できるし、今回はマイル側の王者モーリスが休み明けなので、ますます距離短縮組にチャンスが広がっている。

 ただ、○イスラボニータはちょっと人気になりすぎた。京都の馬場やマイルGIの流れなどリスク面があまり意識されていないようなので、軸馬は別なところから取りたい。

 距離短縮の形かつ京都実績もマイル実績もある◎ダノンシャークから入る。毎日王冠では4着だったが、ステップレースとしては悪くない内容。この毎日王冠マイルCSという使い方は勝ち馬が出ていないので印象が悪いが、かつてはダイワメジャースーパーホーネットなど2着馬を多く出しており、昨年はグランデッツァが9番人気で3着している。今回のダノンシャークは7歳でもあり、連覇というよりは3着にくればよいという前提で買いたい。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
14トーセンスターダム(9人気)
5イスラボニータ(1人気)
17ロゴタイプ(8人気)
16モーリス(4人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

5

14

16

17

12通り 各400円

3連単BOX

5

14

16

17

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

予想印
10フィエロ(2人気)
16モーリス(4人気)
5イスラボニータ(1人気)
15ダノンシャーク(7人気)
3レッツゴードンキ(10人気)
7アルビアーノ(5人気)
8サトノアラジン(3人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

3

5

7

8

15

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

16

相手

3

5

7

8

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

5

相手

3

7

8

15

16

30通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【上位拮抗】昨年の2着馬フィエロが本命。前走は直線入り口で窮屈になったが、さばきながら末脚を伸ばして2着を確保。叩いた上積みが見込めスムーズなら突き抜ける。モーリスは今春4連勝で安田記念を制覇。それ以来のぶっつけ本番になるが、地力で踏ん張る。イスラボニータ毎日王冠天皇賞・秋と連続3着。いずれもラスト甘くなっており、距離短縮がプラスに出れば。昨年の勝ち馬ダノンシャークは、叩き2走目で立ち回りひとつ。アルビアーノサトノアラジンレッツゴードンキを押さえる。

 栗山求の予想

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予想印
5イスラボニータ(1人気)
10フィエロ(2人気)
8サトノアラジン(3人気)
7アルビアーノ(5人気)
15ダノンシャーク(7人気)
16モーリス(4人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

7

8

10

15

16

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

5

相手

7

8

10

15

16

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎イスラボニータは「フジキセキ×コジーン」という組み合わせ。父フジキセキは12年の優勝馬サダムパテック、00年の2着馬ダイタクリーヴァ、08年の3着馬ファイングレインの父で、このレースとは相性がいい。マイルチャンピオンシップはマイル戦だけあってスピード色の強い血を持つ馬が強く、本馬の母方にミスタープロスペクターが入るのはプラス材料。前出のサダムパテックもミスタープロスペクターを持つフジキセキ産駒だった。意外にも京都コースは初めてだが、母の父コジーンは平坦コースに強い血なので、直線平坦の京都コースは合うだろう。

 前肢を豪快に伸ばすトビの大きなフットワークは独特で、昭和末期の名馬サッカーボーイを彷彿させる。そのサッカーボーイは88年のマイルチャンピオンシップを4馬身差で圧勝した。センス抜群の自在なレースぶりがセールスポイントで、距離短縮の今回も難なく対応するだろう。むしろマイル戦に替わり、いままで眠っていた才能が覚醒する可能性もあるのではないか。

 奥田隆一郎の予想

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予想印
4ダイワマッジョーレ(11人気)
5イスラボニータ(1人気)
10フィエロ(2人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

4

1点 2500円

馬連BOX

4

5

10

3通り 各2500円

奥田隆一郎の見解

ダイワマッジョーレは、一昨年の同レース(マイルCS)を2着に激走しており、「適性×実績」ともに高評価となる。昨年の秋、叩き4走目(14着→9着→5着→3着)で直結コース阪神芝1400mの阪神カップ(G2)を3着好走したように「叩き良化型」といえる。今年は緒戦のスワンSを5着に善戦したので昨年の同時期より走れる状態にある。叩いた上積みと得意コース出走で、変わり身を警戒する。

イスラボニータは、直結コースの東京芝1800mにて東スポ杯2歳S(G3)と共同通信杯(G3)の重賞2勝、最近では毎日王冠(G2)を3着に好走した。2012年に皐月賞2着馬サダムパテックが天皇賞秋8着からの距離短縮でマイルCSを制したが、それより格上の皐月賞馬○イスラボニータも天皇賞秋3着からのローテとなり、マイル適性と前走からの相手弱化で勝ち負けできる。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

予想印
5イスラボニータ(1人気)
11カレンブラックヒル(13人気)
8サトノアラジン(3人気)
10フィエロ(2人気)
9レッドアリオン(16人気)
15ダノンシャーク(7人気)
16モーリス(4人気)

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 マイル路線はスプリント路線ほどは専門化されておらず、他ジャンルからの参入が容易です。とくに秋のマイルチャンピオンシップは中距離路線からの参入馬対マイル路線プロパーの戦いという図式で、毎年のように大混戦になります。過去10年で安田記念マイルチャンピオンシップを両方制したのはダイワメジャーがいるだけで、春と秋では同じマイルGIでもかなり趣の違うレースであることにも注意が必要です。

1.底力が問われる一戦

 富士SスワンSもあるいは毎日王冠も、前哨戦はすべて連続開催の前半戦に行われるため、スピード馬場で上がりの鋭さが要求されるようなレースになって、そこでの結果は本番にあまり直結しません。過去10年で「前走でGIを使われていた馬」の成績は[5-2-2-38]、勝率10.6%、連対率14.9%。やはりGIの厳しい流れを経験している馬は信頼感があります。

2.前走凡走馬が巻き返す

 過去10年で前走の着順が「1-5着」だった馬の成績が勝率5.1%、連対率12.2%、であるのに対して、「6-10着」だった馬はそれぞれ10.6%、17.0%と逆転しているのは注目されます。前走を好走した勢いが通用しにくいレースなので、むしろ前走好走馬は疲労残りの見極めが必要になります。

3.中距離をこなせるスタミナが活きる

 ダノンシャークエプソムC2着、トーセンラー京都記念勝ち、サダムパテック弥生賞勝ちなどなど、このレースではマイルを超える距離の重賞で勝ち負けした実績がある馬の好走が目立ちます。京都外回りの一戦で長く脚を使う持続力勝負になるので、最後にスタミナがものを言うのでしょう。

 イスラボニータは昨年の皐月賞勝ち馬。昨年の牡馬クラシック路線は低調だったという評価で、古馬戦に合流してからはどの馬も苦戦を強いられていますが、この馬だけは秋の天皇賞で3着と健闘しています。2000mのGIで再三勝ち負けを繰り返す実力馬がマイル路線に降りてくれば能力的な面での優越は明白で、初のマイルGIでもこれといった死角は見当たりません。

 カレンブラックヒル富士Sでは8着に終わりましたが、休み明けで58kgを背負っていたことを思えば前哨戦としては順調な部類です。今年は1800mの小倉大賞典を勝っているようにスタミナ面の強化が見て取れますから、今回は簡単には止まらないでしょう。サトノアラジンはまだ重賞未勝利ですが強い相手に惜敗しているだけで、能力的にはすでにGIに手が届くだけのものを示しています。京都は初めてになりますが、姉ラキシスが昨年エリザベス女王杯を勝った舞台で、不足があろうはずがありません。

 フィエロは重賞勝ちこそないもののこの路線でつねに勝ち負けを続けている安定株で、京都マイルはベスト条件。今回は休み明けをひと叩きされた上積みも見込めます。モーリスは4連勝で一気にGIまで突き抜けた春のマイル王者。能力的にここでもずば抜けている可能性があり、休み明けでも軽視するのは危険です。

 レッドアリオンはサマーマイルシリーズのチャンピオン。関屋記念の勝者はドナウブルーカンパニーとこのレースとは好相性を示しています。小回りは不得意なので中山戦大敗後でも侮れません。ダノンシャークは昨年の覇者。大事に使われており7歳でもまだ能力を維持しています。安田記念の凡走は蹄のトラブルで一頓挫あったためで、今季は順調そのもの。年齢を考慮すれば間隔を開けたローテーションにも好感がもてます。

前半3ハロン理論 小林誠の予想

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小林誠

予想印
5イスラボニータ(1人気)
10フィエロ(2人気)
8サトノアラジン(3人気)
17ロゴタイプ(8人気)
2ケイアイエレガント(12人気)
7アルビアーノ(5人気)
15ダノンシャーク(7人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

2

7

8

10

15

17

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

10

相手

2

7

8

15

17

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

8

相手

2

7

10

15

17

30通り 各100円

小林誠の見解

【中心不動】Cコース替わりで、かなり内&前有利となった印象の京都芝。これなら迷わず、05イスラボニータに本命を打てる。直前気配は前走以上といえるもので、距離短縮や初の京都も割り引く必要はまったくなし。相手も、10フィエロと08サトノアラジンの2頭が上位評価組と、おおむね順当決着となる公算が高い。紛れるなら3着のヒモか。

アグレッシブ予想 藤村和彦の予想

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藤村和彦

予想印
5イスラボニータ(1人気)
10フィエロ(2人気)
17ロゴタイプ(8人気)
15ダノンシャーク(7人気)
8サトノアラジン(3人気)
9レッドアリオン(16人気)
16モーリス(4人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

8

9

10

15

16

17

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

10

相手

8

9

15

16

17

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

17

相手

8

9

10

15

16

30通り 各100円

藤村和彦の見解

【小波乱】イスラボニータはこの距離では能力上位。仕上がり万全のフィエロロゴタイプは先行力がありしぶとさも兼ね備えている。

 森山大地の予想

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予想印
8サトノアラジン(3人気)
7アルビアーノ(5人気)
11カレンブラックヒル(13人気)
5イスラボニータ(1人気)
10フィエロ(2人気)
15ダノンシャーク(7人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

8

相手

5

7

10

11

15

5通り 各1000円

3連複軸1頭流し

8

相手

5

7

10

11

15

10通り 各500円

森山大地の見解

 先週行われたエリザベス女王杯は重賞未勝利のマリアライトが制覇。その流れに乗って、というだけではないが、本命は重賞未勝利のサトノアラジン。前走はダノンプラチナに競り負けたわけだが、ゴール前上げ下げのタイミングと、より外が伸びる馬場だった点を考慮すればほぼ互角の内容。瞬発力勝負になりやすい京都外回りのマイルはより良い舞台設定。

 4連勝中のモーリスは抜け。安田記念を制した春のマイル王だが、やはりぶっつけでのGIは厳しい条件。毎日王冠からという予定もあったようだが、使えなかったあたりで割り引きたい。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

予想印
8サトノアラジン(3人気)
10フィエロ(2人気)
5イスラボニータ(1人気)
16モーリス(4人気)
7アルビアーノ(5人気)
15ダノンシャーク(7人気)
17ロゴタイプ(8人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

5

7

10

15

16

17

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

10

相手

5

7

15

16

17

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

5

相手

7

10

15

16

17

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

堂々の平均値1位かつ前走トップは意外にも◎サトノアラジン。しかも人気になっている。マイルGIは初でもこの馬を最上位評価する。続く平均値110は4頭。そこから○フィエロ、▲イスラボニータ、☆モーリス、△ロゴタイプを順当にピックアップ。かなりシンプルだ。そして昨年会心の本命を打った△ダノンシャークに今年も期待。数値では上位人気にまったく負けていない。最後の1頭に迷うが、3歳から筆頭指数111を持つ△アルビアーノを抜擢。上位の組み合わせ勝負だ。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

予想印
8サトノアラジン(3人気)
5イスラボニータ(1人気)
10フィエロ(2人気)
7アルビアーノ(5人気)
1ヴァンセンヌ(6人気)
15ダノンシャーク(7人気)
16モーリス(4人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

1

5

7

10

15

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

5

相手

1

7

10

15

16

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

10

相手

1

5

7

15

16

30通り 各100円

田沼亨の見解

上昇度という点から主役に推すのが8サトノアラジンだ。今期5戦2勝3着3回と連対率はパーフェクト。瞬発力が生きる淀の舞台は歓迎で一気に突き抜ける。次位は5イスラボニータでマイルの平坦で時計優先の馬場なら条件はベストだ。▲は10フィエロで切れ味が引き出せる京都で昨年2着のリベンジは可能だろう。

 佐藤直文の予想

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予想印
10フィエロ(2人気)
7アルビアーノ(5人気)
5イスラボニータ(1人気)
16モーリス(4人気)
8サトノアラジン(3人気)
14トーセンスターダム(9人気)
17ロゴタイプ(8人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

7

-

10

1点 3000円

馬連

5

-

10

1点 2500円

馬連

10

-

16

1点 1500円

馬連流し

10

相手

8

14

17

3通り 各1000円

佐藤直文の見解

 ここ数年、絶対的存在のなかったマイル路線に、この春ようやくスターホース、モーリスが誕生した。したがって、順調に夏を越して秋を迎えれば、当然モーリスの時代は続くと見ていたのだが、春から直行のローテーションでは割引が必要だろう。当初からの予定ならまだしも、毎日王冠を回避してのことだから、余計に心配だ。過去31回の歴史で、安田記念からの直行組は、連対はおろか3着にも来ていないのだ。

 狙いは、開催が進んだ馬場も考慮し、外から差して来られる馬。◎はフィエロとした。前走のスワンSは、かなり脚を余した2着だったが、上がりは最速で、秋の始動戦としては上出来だった。距離延長、ミルコも2度目の騎乗なら、キッチリ差し切ってくれるはずだ。

 相手本線は、スワンSラインを重視してアルビアーノ。心身ともに成長しただけに、どういう形でも運べるはずだ。人気のイスラボニータは3番手。マイルは合いそうだし、鍵は初の京都コースだけだろう。モーリスは能力を買っても4番手まで。過去のデータを覆すだけの器であることは確かなのだが…。

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