※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
皐月賞への
ステップレースは、前週の
若葉S、
スプリングSで一段落。
毎日杯はNHKマイルやダービーに向けての仕切り直しの一戦という位置づけで、
キズナや
ダノンシャンティ、
ディープスカイがここから飛躍していきました。もちろん、強行軍で
皐月賞への滑り込みを目指す馬もいて、マイラーから中距離馬、ダート馬まで、いろんなキャラクターが勢揃いするレースです。
1.上がり馬より重賞敗戦組
前走で500万下を勝った馬と重賞で負けていた馬、どちらを上に見るかが焦点になります。500万下を勝って人気に推されたケースは昨年の
ラングレー、2012年の
マウントシャスタ、2011年の
トーセンレーヴなどがいますが、いずれも重賞で揉まれてきた組に跳ね返されています。戦績の綺麗な上がり馬は人気を集めがちですが、一枚割り引いて考えるくらいでちょうど良いようです。
2.
パワータイプが善戦
2012年は
ディープインパクト産駒が1-3着を独占しましたが、昨年は2着に
エイシンブルズアイ、一昨年も2着に
ガイヤースヴェルトと、短距離やダートに適性のある馬が上位に食い込んでいます。強い
ディープインパクト産駒がここに回ってくることは稀なので、ディープだからといって過剰な期待は禁物です。
3.距離短縮は期待値が低い
この5年間で前走2000m以上を使われていた馬の連対は、2013年の
キズナの一例のみ。ほとんどの馬がコーナー二つのスピードレースでスタミナを生かせず馬群に沈んでいます。信頼できるのは、
シンザン記念や
アーリントンCなどマイル戦から距離延長で臨む馬たち。
アンビシャスは
共同通信杯では3着に敗れましたが、強敵を相手にして早め先頭、見せ場充分の競馬でした。距離に目処が立ったのはプラス材料で、メンバーが楽になる今回は重賞制覇のチャンス。
アッシュゴールドは
きさらぎ賞では前が残る流れで苦戦しましたが、最後3着に上がったところが力でしょう。坂の阪神に替わるのも距離延長もプラス材料。
ルナプロスペクターは3戦2勝。敗れた初戦も切れ味勝負で屈した格好で、まだ壁に当たった印象はありません。どんな展開でもしぶとく伸びる末脚が武器。
アルバートドックは
ゆきやなぎ賞の勝ち馬で大崩れがないレース巧者。ここまでの勝ち星がいずれも2000m以上なので、今回は距離短縮が課題になります。
グリュイエールは前走の
きさらぎ賞で課題の折り合いに一応の成果を出して4着。シュタルケ騎手も2回めの騎乗でさらなる前進が見込めます。
ジュヒョウは出世レースの
あすなろ賞の勝ち馬。自在性もあるので距離短縮でも大崩れはなさそうです。
ナヴィオンはあと一歩が足りませんがこのクラスでは安定勢力の一頭。阪神では勝ち星を挙げており、ここも展開次第でしょう。