【フォゲットミーノット】チューリップ賞は、クイーンCを力走した遠征明け。体重減は2キロでも、ロカのパドックでの気配がなんだか薄い。道悪もあったのだろうが、馬体が伸びきりギアチェンジが効かない。ローテも微妙だが、オークス出走のためには、もうひと踏ん張り。2000mの中距離で伸び伸びと走らせてやれば、新馬の上がり33秒2――ディープの近親という血統が花開く。

タッチングスピーチも、チューリップ賞では、なるほど良血という馬っぷり。出遅れの前走、マイルは参考外でいい。ミッキークイーンは、桜花賞で△の２番目くらいを予定していた。除外は痛恨だが、だからといって、ＯＰの2000ｍ戦なら即勝ち負けかというと、そこが競馬の難しさ（たぶん）。

もともとオークスを逆算していたフローレスダンサー。シャルールも、まだ見切りたくない。

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【順当】ミッキークイーンが本命。前走のクイーンCは馬体重20kg減だったが、メンバー最速の末脚で2着と素質の高さを示した。距離延長は問題なく、桜花賞を除外されたうっぷんを晴らす。ロカは荒削りだが非凡な瞬発力があり、相当な能力を秘めている。トビも大きいので、距離延長にも対応できそう。タッチングスピーチの前走はタイミングが合わず出遅れてしまった。初勝利を挙げた条件で巻き返しを図る。フローレスダンサーの3走連続4着だが、強い勝ち馬にもそれほど負けておらず侮れない。

【前走上等】いわゆる「残念桜花賞」組が人気の中心となるのは確実だが、意外に侮れないのが、未勝利を勝ったばかりの05ウォーターラボ。前走はかなり味のある内容で、好位・中団からスムーズに追走できれば、勝ち負けに持ち込める可能性アリだ。相手は順当に、07ミッキークイーンと12ロカを上位に評価。ここは、あってチョイ荒れ程度か。

【小波乱】ミッキークイーンは強烈な末脚の持ち主。体調もいい。ロカは一戦ごとにレース内容がよくなっている。タッチングスピーチは潜在能力が高い。

　タッチングスピーチの前走は休み明けで完調手前だったし、この馬にとってはマイルも忙しかった。ひと叩きしてゆったり走れる2000mならこのメンバーでも面白い。

　相手は、残念ながら桜花賞を除外になったミッキークイーン、粗削りでも素質秘めるロカが有力だが、ダイワプロパー、ウォーターラボ、シャルール、フローレスダンサーも押さえておきたい。

桜花賞を除外されて自己条件に回ってきた7ミッキークイーンが中心!クイーンC2着は迫力満点で最速の上がりタイムは光った。距離は許容範囲なら待望の2勝目は目前だ。対抗は2戦続けて重賞で好走した12ロカ。決め手勝負なら差はない。