【血統馬注】牡馬相手の初距離2200mは厳しいが、資質なら断然
イサベル。デビューは3歳3月、経験馬相手の未勝利。能力だけで初陣は突破したものの、
フローラSはさすがに経験不足。競馬とは何なのか。まったく理解しないまま、ぐるっと一回りするだけの7着で3歳春は終了。体重も安定せず、3勝目までに時間を要したが、前回の
オーストラリアTは456キロに増量。マイル通過・1分33秒3というタフな平均ラップを、上がり33秒3で一気差し。1分44秒9は、オープンに比肩する好タイムだった。ローテはややタイトだが、坂路で入念。曾祖母は
バレークイーン、近親は
ヴィクトリー、アンラ
イバルト、
フサイチコンコルド。一気の距離延長・2200mにも対応しうる血統馬だ。
相手本線は
シホウ。
烏丸Sは4角で前の馬が下がり手綱を引っ張る不利。それでも最後、メンバー中最速の上がりでもうひと伸び。57キロで現級勝ち、降級の恩恵ももちろん大きい。ちなみに
烏丸Sの2200mの通過タイムは2分12秒8。となると、その前日。
メルボルンTを2分12秒1で駈けた、3歳馬
グランアルマダにもチャンス十分。
アドマイヤシーマは、3歳春の
矢車賞を1分58秒5で駈けた好素材。しぶとさなら
カラフルブラッサム、ひと雨来れば、穴は
マイネグレヴィル。