11R

函館2歳S

15:25発走 / 芝1200m (右 B) / 天候:曇 / 馬場:良
2回 函館 6日目 サラ系2歳 オープン       (国際)(特指) 馬齢 16頭
本賞金:3100,1200,780,470,310万円
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 望田潤の予想

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予想印
4メローブリーズ(8人気)
6モンドキャンノ(1人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

4

1点 4000円

馬連

4

-

6

1点 2000円

ワイド

4

-

6

1点 4000円

望田潤の見解

 土曜の函館芝はなかなか速い時計が出ていた。

 キンシャサノキセキはアウトブリードなので相手牝馬を立てるタイプの種牡馬で、モンドキャンノ母レイズアンドコールは2歳暮の芝1200mのフェアリーSで3着入線(失格)、古馬になってアイビスサマーダッシュで3着したスプリンター。

 モンドキャンノも母譲りのパワーで短距離を走るタイプで、洋芝1200mは合っているし、前走で負かした馬たちが続々と勝ち上がっておりレースレベルも高かった。

 マイル王モーリスなどを出して成功しているスクリーンヒーローだが、父グラスワンダーと種牡馬としての傾向は似ていて、産駒のJRA全勝ち鞍61勝のうち牝馬はたった8勝、うち6勝が1400m以下と、牝馬はあまり走らないし牝馬はスプリンターが多い。

 メローブリーズもいかにも短距離向きの体型だが、デビュー戦は4角で前に取りつく脚が速くて楽勝、配合も父スクリーンヒーローノーザンダンサー4×4とヘイルトゥリーズン4×4、母父エルコンドルパサーがヌレイエフ≒サドラーズウェルズ3×2、しかし母母リープフォージョイのところだけはノーザンダンサーの血が皆無でミクスドマリッジ4×4という傍系のクロスがある。

 このスクリーンヒーロー産駒としても好形といえる配合パターンと、相手が弱かったとはいえ新馬戦の勝ちっぷりの良さ、牝馬とは思えない手先の強い走り、そして差しに回れる脚質も込みで狙ってみたい。

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

2

-

6

1点 3000円

馬連流し

6

相手

15

16

2通り 各2000円

馬連流し

6

相手

4

9

11

3通り 各1000円

山崎エリカの見解

 中央では世代最初の重賞となる函館2歳S。意外と知られていませんが、実はこの時期の2歳戦はキャリアが豊富な馬が優勢です。競走馬はデビューしてから5戦目くらいまでは成長曲線を描く傾向があり、経験する度にパフォーマンスを上昇させていくものなのだからです。総体的に新馬戦よりも未勝利戦のほうが決着指数が高くなるものなんですね。

 実際に3年前と2年前に、前走未勝利勝ちの馬がこの舞台で2着入線して穴を開けています。函館2歳Sは、新馬戦の勝ち馬に優先出走権があり、門別の指定レースの勝ち馬にも出走枠が3枠も用意されているため、中央のキャリアが豊富な馬が出走できるのは一度に3-4頭程度。それでいて函館2歳Sの前哨戦、ラベンダー賞廃止後の過去4年で2頭、遡ればもっともっとキャリアが豊富な馬が連対しているので、基本的には前走未勝利組を狙ってこそです。

 しかし、今年出走してきた前走・未勝利組は、モンドキャンノが勝った新馬戦で2着、3着、4着に敗れた馬。はっきり言って、モンドキャンノが強いことを露骨にアピールするようなメンバー構成になりました。いや、2番手追走からメンバー最速の上り3Fで最後まで伸びて勝利した内容は実際に強いでしょう。前走が強すぎて、今回で上昇しきれない可能性もありますが、同馬が前売り1番人気なのは頷けます。今回は◎をモンドキャンノとして、ここから穴目を狙います。

 ○は、モンドキャンノが勝利したハイレベルな新馬戦の3着馬フクノクオリア函館2歳Sはとにかくキャリアを積んだ馬のほうが有利なこと。そしてモンドキャンノが勝利した新馬戦はスローペースであり、着順よりも上り3Fタイムが素質の高さを示しているので、モンドキャンノの次に速い上り3Fタイムを駆使した同馬を対抗評価にしました。積んだキャリアを生かしてモンドキャンノにどこまで迫れるでしょうか。

 ▲は、新馬戦では最後まで加速しながら勝利したラーナアズーラ。前走のレースぶりには余裕があり、今回大幅に上昇してくる可能性があります。前走が凡時計ということもあって前売りでは9番人気という低評価ですが、PP指数の能力値3位。チャンス十分と言えるでしょう。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

9

1点 3000円

複勝

9

1点 7000円

古澤秀和の見解

【パドック速報対象レース】
当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公開します。パドックの気配で前予想と最終結論が変わる可能性がありますので、予めご了承ください。

6番:トモ良い。
9番:トモ良い。
12番:好馬体。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

6

相手

2

3

8

10

12

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

10

相手

2

3

8

12

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

14

相手

2

3

8

10

12

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【強力なキャノン砲】モンドキャンノで、ほぼいける。デビュー戦の走破タイムは、レコードのコンマ1秒差の1分9秒4。全体時計も速かったが、11秒6―11秒3―11秒4(3Fは34秒3)というレースの上がりに対し、自身のソレは34秒1。教科書通り好位から外を回し、加速ラップを描き余力をもって突き抜けた。母レイズアンドコールアイビスSD3着を含む5勝のスプリンター。キンシャサノキセキ×サクラバクシンオーという血統配合も、函館2歳Sが自然に、最初で最大の目標となる。

 対抗一番手はロイヤルメジャーの逃げ。函館二週目の天気は小雨、湿った稍重。前記モンドキャンノとの馬場差は推定1秒。となると、1分10秒2は、良馬場なら1分9秒ソコソコ?粘りのある洋芝を前半3F・12秒1―10秒6―11秒3(3Fは34秒0)で飛ばし、後続を2馬身半と振り切った内容も味がある。ただ、斤量は2キロ増。戦法はシンプルだが、さすがに重賞ともなると外から被せてくる馬もいる。

 直線アゴが上がるようなら、前走1分9秒9・上がり34秒8で一気差しのドゥモワゼル。前走1分9秒6のフクノクオリアの時計と経験が浮上。時計は平凡だが、レヴァンテライオンのゴール前の脚はなかなか非凡。バリンジャーは馬群を割ってグイと勝った。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

2

6

9

11

12通り 各400円

3連単BOX

2

6

9

11

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

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攻めの予想 netkeibaローカル本紙の予想

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netkeibaローカル本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

6

相手

2

3

4

8

12

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

3

相手

2

4

8

12

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

14

相手

2

3

4

8

12

30通り 各100円

netkeibaローカル本紙の見解

【実力拮抗】函館デビュー組の中で、もっとも評価が高いのがモンドキャンノ。戦前から馬っぷりの良さが目立ち、評価は高かったが、1度走って、その評価が盤石な物となった。レースに集中できない若駒の中、好位でしっかり折り合い、満を持して抜け出す「THE王道」といったレース内容は強いの一言。先々はわからないが、現時点では完成度で頭一つ抜けている。相手も同じくキンシャサノキセキ産駒のザベストエバー。デビュー戦が1000mだけに人気にはならないだろうが、1ハロン距離が延びてもパフォーマンスが落ちなそうな気がする。好枠を引きスッと先手を奪えれば、思わぬ台風の目になりかねない。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

2

相手

6

8

10

12

14

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

2

相手

6

8

10

12

14

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎フクノクオリアは「キンシャサノキセキ×マヤノトップガン」という組み合わせ。初戦は出遅れたこともあってモンドキャンノの3着に終わったが、2戦目の未勝利戦(芝1200m)は変わり身を見せて1分09秒6の好タイムで快勝した。母ハロースピード福島牝馬S(G3)2着、クイーンC(G3)3着、ファンタジーS(G3)3着などの成績がある活躍馬で、母の父マヤノトップガンはロベルト系のステイヤー。この系統は叩き良化型なので2戦目に進境を見せたのはうなずける結果だ。

 母方にロベルトを持ち、なおかつ自身にヒズマジェスティグロースタークの全兄弟クロスが生じる配合は、同じ父から誕生したシュウジ(小倉2歳S)を連想させる。タフな流れの重賞でこそ持ち味が活きるタイプだと思うので今回は条件的に合う。使い込まれて少々荒れてきた馬場にもフィットするだろう。初戦で負かされたモンドキャンノを今回は逆転できる。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 函館シリーズの締めくくり、世代最初の2歳重賞。かつては時計が掛かる決着になることが通例でしたが、一昨年から開催が短縮されたことによって、馬場が良好な状態のまま最終週を迎えるようになりました。函館2歳Sもここ数年は1分10秒前後の速い時計での決着が続いています。

 開催前半に好時計で勝ち上がった馬が最終週の荒れ馬場で苦戦して、思わぬ人気薄が穴を開ける、というのがかつてのこのレースのパターンでしたが、そういうイメージはもう過去のものと考えたほうが良いかもしれません。

1.人気決着の傾向が強まる

 単勝10倍以上の馬が勝ったのは、重馬場で1分13秒台の決着になった2007年のハートオブクィーンが最後です。以降の年は一番勝ち時計が遅い年でも1分11秒2で、勝ち馬の人気は順に[2・1・2・2・3・1・4・1](札幌開催の2009年を含む)。スピード決着で順当に素質馬が実力を発揮できるようになっており、必然的に単勝候補の選択肢は絞られます。

2.上がり3F1位が能力の証

 最近5年間の連対馬10頭のうち9頭までが、前走での上がり3Fの数字がメンバー中1位でした。この時期の1200戦において上がり3Fの数字は、どれだけ余力を残しているかの証明のようなもの。一昨年1番人気で5着に敗れたマイネルエスパスは、新馬を圧勝しながら上がり3Fは3位。昨年2番人気で7着に沈んだメジェルダも、上がり3Fは2着に敗れた新馬戦で2位、勝った未勝利戦ですら3位でした。

2.本州組は一枚割引も

 前走で北海道以外、つまり本州の競馬場で走っていた馬の連対は、この時期の重賞が札幌2歳Sだった時代も含めてわずか1例(2002年2着のトーホウアスカ)しかありません。ただし、3着に入った馬は過去5年でも2頭います。本州組にとってかつてほど壁の高さは感じられなくなっており、長距離輸送のリスクを押しての挑戦には警戒が必要です。

 2歳戦開始からまだ7週間ですが、今年はなかなかの好メンバーが揃ったような印象です。先々も含めて重要性の高い一戦になるでしょう。

 そのなかにあっても、スプリンターとしての才能、現状の完成度ともに、モンドキャンノが頭一つ抜け出しているように思えます。前走の着差(0.2秒)は平凡ですが、それは4着馬までがすでに勝ち上がっているという強力メンバーが相手だったため。そのなかでも上がり3Fは抜けた1位、それも余力残しでマークしています。けっして速いペースでなかったにもかかわらず、持ち時計もナンバーワン。キャリアの少ない2歳戦ではありますが、普通の状態で出走できればまず勝ち負けになるものと思います。

 函館デビュー組では、内に詰まって負けパターンになったのをひっくり返したレヴァンテライオンも高い素質を示しましたが、稍重馬場を考慮しても持ち時計は平凡ですし、上がり3Fもメンバー中5位タイと平凡。短距離がベストではない可能性が低くありません。この馬が差し遅れるケースを想定して、持ち時計・前走上がり順位の上位馬から相手候補を選びました。

 注目はレース上がり1F11秒4の流れを余裕を持って差し切ったラーナアズーラと、初戦でモンドキャンノに完敗したものの、未勝利戦と2走続けて1分9秒台で走破しているドゥモワゼル。以下、1000m勝ちながら圧勝だったガーシュウィン、重馬場にもかかわらず上がり3F34秒台をマークしたメローブリーズ、福島からの挑戦もセンス抜群のバリンジャー、テンのダッシュ力では一番の可能性があるタイムトリップ。少々相手は広く採ります。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

6

相手

2

3

4

10

14

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

14

相手

2

3

4

10

16

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

10

相手

2

3

4

14

16

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

かなり人気になると思う◎モンドキャンノ。指数として差はわずかなのだが、2戦目であってもこの初戦値を超える馬がいないのだから軸はこれというしかない。相手も初戦で◎に負けて2走目で勝ち上がった○ドゥモアゼルと☆フクノクオリア。その間に逆転候補として初戦83を出している▲ロイヤルメジャーが入る。△も初戦80台中心でいく。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

6

相手

2

4

10

12

13

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

12

相手

2

4

10

13

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

10

相手

2

4

12

13

14

30通り 各100円

田沼亨の見解

デビュー戦でハイレベルな争いを制した6モンドキャンノが有力だ。実戦を経験した効果は大きく差し切りは濃厚だ。次位は12レヴァンテライオンで切れ味は抜群で逆転の余地はある。▲は10ロイヤルメジャーで素質が高く変わり身は大きい。

厳選予想 ウマい馬券