11R

ラジオNIKKEI賞

15:45発走 / 芝1800m (右 A) / 天候:曇 / 馬場:良
2回 福島 2日目 サラ系3歳 オープン       (国際)(特指) ハンデ 16頭
本賞金:3800,1500,950,570,380万円
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 望田潤の予想

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予想印
3アップクォーク(3人気)
15アーバンキッド(5人気)
16ブラックスピネル(2人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

3

1点 2000円

馬連流し

3

相手

15

16

2通り 各1000円

ワイド流し

3

相手

15

16

2通り 各3000円

望田潤の見解

 ベーカバド産駒はダンジグ系のパワーで走るので、全芝[10-19-7-121]連対率18.5%、中山芝[2-5-1-24]21.9%、福島芝[1-6-1-9]41.2%、東京芝[2-1-2-28]9.1%、京都芝外[0-0-0-5]、阪神芝外[1-0-0-8]、斬れ味勝負にならず上がりがかかる小回りコースを得意とする。

 アップクォークは牝系もトムフールやボールドルーラーの機動力をよく伝えるパテントリークリアで、半兄ストレンジクォークや近親クラリティスカイなども機動力十分な脚質だし、そんな血統の馬が東京と新潟外回りで連勝というのは一言でいって能力の違い、福島1800ならばさらにパフォーマンスを上げることも可能とみて◎としたい。

 アーバンキッドはこの1800mがベストだし、母コックニーは全2勝が1200mのスプリンターで、「父中距離×母スプリンター」の配合だからこれも小回り向きの機動力は兼備しているはずで、距離延長で見直したい。

 ゼーヴィントキズナラストインパクトで大成功している「ディープインパクト×パシフィックプリンセス牝系」の配合だが、脚長でストライドで走るので小回り克服がカギと言えるだろう。

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

5

1点 5000円

馬連

5

-

15

1点 1000円

馬連流し

5

相手

1

2

4

10

16

5通り 各800円

山崎エリカの見解

 福島はエクイターフを本格的に導入した2012年度以降、馬場高速化が顕著。土曜日はダートが稍重スタートだったように、多少の雨の影響がありましたが、それでもやはり高速馬場でした。馬場が高速化すれば、騎手は最後まで脚を残しておきたい意識になるために、レースは当然、スローペース化。容易に前がバテないために、前に行ける脚がない馬にとっては不利な流れになります。

 さて、過去4年のラジオNIKKEI賞はどうかというと、さすがに強いメンバーが揃うG3だけあって、極端にスローペースになることはありません。しかし、高速馬場ならば平均ペースで流れても逃げ、先行馬が十分に残れます。ただ、今年は強い先行馬のアーバンキッドブラックスピネルが揃って外枠に入りました。他有力馬が内々で脚を溜めるなかで、アーバンキッドブラックスピネルが勝ちに行けば、1コーナーで外に張られて、そのまま外々を回る可能性が高まります。それでも勝てるかというと疑問符がつくので、今回は差し馬を狙うことにしました。

 福島芝1800mは前半がスロー過ぎると、各馬が3コーナーからポジションを押し上げて内側ががっぽりと開くことがあるので、今回はその可能性に賭けました。2013年の勝ち馬ケイアイチョウサンのように、がっぽりと開いた内目を突く競馬ならばチャンスがあるでしょう。今回は逃げ馬のロードヴァンドールが「控えます」宣言どおりの競馬ならば、本来は逃げ馬ではない馬がレースメイクすることになるので、前半がスロー過ぎる可能性は十分あるでしょう。

 よって、◎には芝1200mからマイルへの延長となったニュージーランドTでは、大方の予想を覆す14番人気での2着と大波乱の立役者となったストーミーシーを推します。確かにニュージーランドTは速めの流れで、先行した勝ち馬ダンツプリウスのほうがいい内容でしたが、それでも4コーナーの大外から一気に1番人気のアストラエンブレムを呑み込んでダンツプリウスにハナ差まで詰め寄ったのは紛れもない事実。前走のNHKマイルCでは、メジャーエンブレムが自分のペースで逃げて粘るレースになったために、勝ち馬メジャーエンブレムとは0.5秒差の9着止まりでしたが、ここでも上位の評価が出来る能力はあります。一発ならばこの馬でしょう。

 ○は、芝1800mの毎日杯の2着馬アーバンキッド。前走のNHKマイルCは、メジャーエンブレムが作ったペースの2列目で競馬をしたために16着まで失速しました。NHKマイルCアーバンキッドと同じ2列目で競馬をしたシュウジが先々週の函館スプリントSで2着に巻き返したように、見た目以上に厳しい流れ。惨敗したからといって、評価を落とす必要はないでしょう。問題は前記したように今回外枠に入ってしまったこと。同馬の強さは認めますが、外枠に入って勝ちに行く競馬をすることを考慮すると、評価を落とさざるを得ません。

 ▲は、距離不安と前走のファルコンSで14着に大敗したことで全く人気がないキングハート。確かに同馬は、芝1200mで2勝を挙げています。しかし、同馬は芝1600mの新馬戦で逃げ粘っており、距離はむしろ伸びたほうがマイペースの競馬がしやすく、能力を発揮できる可能性も十分にあり得ます。今回は2番枠。マイペースの競馬で大穴馬の資格は十分あるでしょう。ストーミーシーとの組み合わせならば配当がかなり付くので、競馬が楽しめそうです。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

1

相手

3

4

5

12

15

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

1

2着

16

相手

3

4

5

12

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

1

2着

3

相手

4

5

12

15

16

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【混戦】ゼーヴィントプリンシパルS3着も目立つ伸び。潜在能力高く1戦ごとに前進示しており重賞Vに期待。ブラックスピネルはセンス良くレースぶり安定。ここ目標に態勢作りも入念で好勝負。アップクォークは力つけ連勝。状態前走以上で53キロも魅力。アーバンキッドも底力上位で争覇圏。ロードヴァンドールもマイペースなら侮れず、ストーミーシージョルジュサンクなども差はない。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

16

相手

1

3

5

10

12

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

16

2着

15

相手

1

3

5

10

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

16

2着

1

相手

3

5

10

12

15

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【9Fのスペシャリスト】ブラックスピネルが福島1800mを力で制圧する。2000mを超えると微妙に折り合いがデリケートになるが、萩S、そして前走の白百合Sと、直線フラットコースの京都9ハロンで2勝をマーク。特に前走の白百合Sは、スローの上がり勝負とはいえ、ラスト4Fから一気に11秒台にペースアップ。11秒7―11秒0―11秒1―11秒8(3Fは33秒9)というレースラップに対し、自身のソレは33秒5。9F戦なら瞬発力と持久力の両方を自在に使える。ちなみに前走は57キロ、連続騎乗の武豊を伴っての福島遠征だ。

 56キロを背負い、毎日杯・1分47秒5のアーバンキッドが強敵。NHKマイルは、勝ち馬を負かしに行き、深追いしたぶん直線失速したが、坂コースの中山マイルを1分34秒前半で2度2着。アーリントンCを僅差の5着に踏ん張った。前日入厩の福島は、テンションの高さや折り合い難も解消できる可能性が高く、平坦なら1800mも大丈夫。割って入ればゼーヴィント。鞍上の指示に即座に反応するタイプではないが、山藤賞プリンシパルSも粘り強く上がり34秒台の末脚を繰り出している。

 追い出しのタイミングがデリケートになってくるが、アップクォーク早苗賞は、11秒7―10秒5―11秒8という高速レースラップをイン強襲。あやめ賞・上がり33秒4で大外一気のナイツオブナイツ。NZT2着馬ストーミーシーも、福島1800mなら一瞬の脚が生かせる。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

3

5

7

15

12通り 各400円

3連単BOX

3

5

7

15

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

15

相手

1

4

6

7

16

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

15

相手

1

4

6

7

16

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎アーバンキッドは「ハーツクライ×スウェイン」という組み合わせ。母の半弟にダイワワイルドボア(セントライト記念)がいる。母の父スウェインはキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(英G1)2連覇など欧州芝12ハロン路線で4つのG1を制したスタミナタイプだったが、現役時代の母コックニーは芝・ダートを問わず1000-1200mを得意とするスプリンターだった。キートゥザミント≒アレッジド3×3というリボー系の相似な血のクロスが影響したのかもしれない。リボーはスタミナと底力に恵まれた重厚な血でありながら、一方で気性面の難しさも伝えるので、スプリンターからステイヤーまで子孫から多彩な産駒を出している。本馬の場合、リボー系の血はスタミナではなく、中距離向きの底力を高める働きをしているように見受けられる。

 前々走の毎日杯スマートオーディンの切れ味に屈したものの、最内の狭いところを抜けて勝ち馬に食い下がった内容は悪くなかった。16着と敗れた前走のNHKマイルCは、相手が強かった上にハイペースに巻き込まれて残り200mで失速したものの、勝ち馬から0秒9しか負けていない。好位差しの器用なレースぶりで、前述のとおりセントライト記念を勝ったダイワワイルドボアの近親にあたる。中山で[0-2-0-0]という成績が示すとおり小回りコースには適性がある。一発があっても不思議はない。

データから好走馬だけを絞り込む! 浅野靖典の予想

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浅野靖典

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

15

相手

1

3

10

12

16

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

12

相手

1

3

10

16

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

16

相手

1

3

10

12

24通り 各100円

浅野靖典の見解

【展開注意】アーバンキッドは好位差しが安定しており福島コースも悪くないとみて中心に指名。ロードヴァンドールは単騎逃げが狙えそうで再度の押し切りに期待ができる。ブラックスピネルはハンデ差がカギだが堅実な差し脚には注意が必要。ナイトオブナイツは差し一手だが前がもつれれば食い込む余地が出てきそうだ。アップクォークも決め手発揮ならチャンスあり。ゼーヴィントも立ち回りひとつで善戦以上が可能だろう。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 かつては「残念ダービー」とも謳われた夏の福島の名物重賞。6月末か7月頭、ずっとこの時期の施行で固定されていますが、2013年から春の東京開催の延長にともなって、福島開幕週に行われるようになっていることには注意が必要です。よりスピードが要求されるようになり、残念ダービーというよりも秋以降のマイル路線の出発点ともいうべき役割を担うようになりつつあります。

1.格上がり馬にはハードルが高い

 2013年以降の連対馬6頭にはすべて、以前にオープンクラスの競走に出走した経験がありました。2012年以降の2歳戦の開始が早められたことにともなって、4-5月の3歳500万下のレベルは低くなっています。オープン・重賞で揉まれてきた馬と、500万下から勝ち上がってきた馬との間には低くない壁があります。

2.スピードレースの経験が必要

 昨年の勝ち馬アンビシャス共同通信杯3着、毎日杯3着。一昨年のウインマーレライは芝1800mで2勝を挙げていましたし、2013年のケイアイチョウサンは2勝目が芝1600mでした。福島芝1800mは忙しい流れになるので、2000m以上にしか実績がない馬は割引が必要です。

3.切れ味が求められる

 過去6年間、レースの上がり3Fはいずれも35秒台前半で推移しています。差して勝ち切るためには34秒台の切れ味が必要で、当然のように勝ち馬の父はサンデーサイレンス系の種牡馬ばかり。非サンデーサイレンス系の馬の勝利は2007年のロックドゥカンブが最後です。

 毎日杯2着のアーバンキッド対1800mでオープン2勝のブラックスピネルNHKマイルCで大敗したものの強いメジャーエンブレムを追いかけた前走がここを戦う上でいい経験になったと考えて、アーバンキッドを本命に採ります。ブラックスピネルの息の長い末脚も脅威ですが、アーバンキッドの早めに動ける立ち回りの上手さがここでは武器になるでしょう。

 ダイワドレッサーは高速馬場だったとはいえクイーンCの1分33秒6の持ち時計が立派です。休み明けで距離が長かったオークスを叩かれて、ここに向けて上積みは小さくないはず。ストーミーシーはニュージーランドTの2着馬。直線が短いコースのほうが切れ味が活きる、小回り向きの追い込み馬と見ています。以下、安定した先行力を持つカープストリーマー、このレースに強いディープインパクト産駒ゼーヴィント、平坦巧者ドリームカムカムの子でコース替わりに魅力があるミエノドリーマー

アグレッシブ予想 藤村和彦の予想

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藤村和彦

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

1

相手

3

4

7

10

11

12

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

1

2着

10

相手

3

4

7

11

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

1

2着

7

相手

3

4

10

11

12

30通り 各100円

藤村和彦の見解

【小波乱】ゼーヴィントは小回りコースが合う。ピッチ走法でも長くいい脚を持続できるナイトオブナイツはこの舞台に向いている。センスのいいミライへノツバサも差はない。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

1

3

6

7

10

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

6

相手

1

3

7

10

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

1

相手

3

6

7

10

15

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

ハンデが邪魔をして比較が異常に難しくなっている。昨年学んだことは100を連発している馬は優先できるということ。さらに平均値はアテにならないということ。ならば唯一の100連発馬◎ストーミーシーを抜擢する。相手に前走最高値でハンデも軽い○ダイワドレッサー。続いて前走101▲ゼーヴィントの順。実質平均値1位☆アーバンキッド。以下△は平均値上位を中心に入れていく。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

1

相手

3

4

6

12

15

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

1

2着

16

相手

3

4

6

12

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

1

2着

4

相手

3

6

12

15

16

30通り 各100円

田沼亨の見解

確実にパワーアップしてきた1ゼーヴィントを狙う。自在な脚があり小回りになるのは歓迎。先行策から抜け出すシーンは十分だ。次位は16ブラックスピネルで重賞の好走経験から素質は上位。▲は4ジョルジュサンクで器用に立ち回れば差はない。

 佐藤直文の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単

16

1

1点 3000円

馬単

16

12

1点 2000円

馬単

16

3

1点 2000円

馬単1着流し
1着

16

相手

4

6

15

3通り 各1000円

佐藤直文の見解

 このレースがハンデ戦となったのは2006年から。以降の10回で1番人気馬が勝ったのは、GIIIで3着が2回あった昨年のアンビシャスのみである。極めて難易度の高い3歳重賞と言えるが、裏を返せば、そのくらいの実績があれば勝負になるということだ。◎は57キロでもブラックスピネルとした。2000mは少し長い馬で、この1800m、しかも小回りコースがピッタリの馬だ。休養前に一稼ぎ、ではなく、ここを狙って勝ちに来た一戦だろう。

 相手は、ここまで示した力を考えれば54キロが恵まれたと言えるゼーヴィント、開幕週の馬場で展開利が見込めるロードヴァンドールが本線。これらをまとめて負かす可能性があるのは、小回りコースの克服が鍵だが、潜在能力は高いアップクォークだ。

厳選予想 ウマい馬券