【実はマイラー】マイル路線転向は、
ロイカバードにとって、きっと吉と出る。未勝利勝ち、
福寿草特別・2分0秒4という好タイム連勝をひっさげ、クラシック戦線に挑んだものの、
きさらぎ賞は
サトノダイヤモンドの3着。
京都新聞杯は、
スマートオーディンに完敗。潔く春はそこで打ち止めとしたが、中距離仕様にと、変に窮屈な競馬で末脚をいかそうとしていた感じが強かった。なるほど、切れ味勝負の
アゼリの仔。スパリと距離をマイルに絞ってきたところに、陣営のマイラー像や将来の展望図が見える。調教は比較的地味なタイプだが、休養前より甘いということもない。いずれはオープンの素材と思えば、東京1600mなら、どんな戦法を選ぼうと能力で突破できる。
チョコレートバインが第一本線。
外房特別はギリギリまで脚をためた、戸崎の好騎乗も目立ったが、1000m通過は57秒8―1400m通過は1分20秒9と、レースの質そのものも高かった。
ダイワスキャンプも、新潟とはいえ二戦連続して1分45秒台で1・2着。前走のマイル通過は1分33秒4、窮屈になるシーンもあっただけに、上昇の余地を残している。
東京替り、そして二番が効くかは微妙だが、
ビップライブリーも、前走は7F通過・1分20秒5を踏襲して、最速の上がりで1分32秒6で走破。
ルナプロスペクターはリフレッシュ完了。
ヒーズインラブは、前走時計ではなく、二走前の中山・1分34秒7で、現級にほぼ追いついている。