【20キロ増が飛躍のエナジー】
エメラルエナジーが、目に見えて
パワーアップしている。未勝利勝ち上がりに手間取り、新潟の勝ち時計も特別な感触はなかっただけに、前回の連勝Vには正直驚いた。ただし、馬体は20キロ増――その増加ぶんが、後続を0秒7とチギる原動力ともなったということだろう。ブリンカーからチークピーシーズという馬具の変化も、集中力アップを示唆している。54キロなら時計短縮、昇級でも期待十分。
対抗は
ファドーグ。こちらは500万を勝ち上がるのに時間を要したが、東京マイルを1分36秒0、中山1800ダートは1分50秒9という持ち時計あり。横山典も前走は、勝つべくして勝った初仕事といった感じだったか。一連の時計からして、1000万でも好勝負。一角崩しがあれば
ピグマリオン。乾燥ダートの霞ヶ浦特別は5着に沈んだものの、二走前は1分49秒4。ルメールの立ち回りも込みで、雪残りの軽いダートなら反転攻勢十分。
カンデラは、前走の22キロ増は数字通り重目。思い切ってハナを叩けば、惑星となりえる。
クラウンシャインの初日の出の1分53秒3・2着は、時計は評価できても9番人気。再度集中力を保てるかが微妙だ。
ブルーボサノヴァも、霞ヶ浦3着時は10番人気だった。