11R

弥生賞

15:45発走 / 芝2000m (右 A) / 天候:曇 / 馬場:良
2回 中山 4日目 サラ系3歳 オープン       (国際)(指) 馬齢 12頭
本賞金:5400,2200,1400,810,540万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 望田潤の予想

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予想印
11マカヒキ(2人気)
4エアスピネル(3人気)
10リオンディーズ(1人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流し
1着

11

相手

4

10

2通り 各4000円

3連単

11

4

10

1点 1000円

3連単

11

10

4

1点 1000円

望田潤の見解

 日曜の予報は微妙だが、降っても大したことはないようで良馬場だろう。

 マカヒキディープインパクト産駒で母系にサザンヘイローが入ってヘイローをクロスするのはサトノダイヤモンドと同じで、手先が軽く無駄のない脚捌きで瞬時に加速できるところや、大人びた気性で鞍上の思うままに動けるところも似ていて、母系のパワーが強く出た全姉ウリウリとはタイプが全く違う。若駒Sの4角からのスピードの乗りも実にスムーズで、内回りの機動力も兼備しているだけに、良馬場なら死角らしい死角は見つからない。

 リオンディーズは距離は1600mより2000mがベターだが、ストライドで加速するタイプだから中山内回りの4角での加速ではマカヒキエアスピネルに見劣るとみたいし、スローならエア先着のケースも十分考えられる。

 井内利彰の予想

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予想印
11マカヒキ(2人気)
10リオンディーズ(1人気)
3タイセイサミット(4人気)
1アドマイヤエイカン(5人気)
4エアスピネル(3人気)
12エディクト(12人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連複軸1頭流し

11

相手

1

3

12

3通り 各200円

3連単

11

10

4

1点 5400円

3連単フォーメーション
1着

11

2着

3

相手

4

10

2通り 各600円
3連単フォーメーション
1着

11

2着

4

10

相手

3

2通り 各600円
3連単フォーメーション
1着

11

2着

1

12

相手

4

10

4通り 各200円
3連単フォーメーション
1着

11

2着

4

10

相手

1

12

4通り 各200円

井内利彰の見解

 まずは過去3年の1着から3着までの調教タイプを列記します。

2013年
標準トラック/一杯平均併用/馬ナリ平均トラック

2014年
標準併用/標準坂路/馬ナリ平均併用

2015年
標準併用/標準トラック主体/標準併用

 2013年に1頭だった併用系統が、昨年は馬券圏内を独占。これは偶然ではなく、2014年暮れの馬場改修の影響が明確に出た結果だと考えられます。そうすると、上位3頭の人気馬は調教タイプから全く死角がないといってもよいでしょう。ただし、これでは馬券的な妙味が全くないので、調教タイプ以外からも狙える調教内容を探していきたいと思います。

 まずは◎マカヒキ。調教タイプは自身が2戦2勝の標準併用。前走後、在厩して調整されているということもあって、状態に関しては変化なく仕上げられているといった感じ。ただし、馬自身が走ることに対して見せる「気持ち」という面では前向きさが出ており、その分、ゆったりした動きでも速い時計が出るようになっています。それは1週前追い切りのCWで感じましたし、最終追い切りでは更に実感することができました。

 単走ということもあり、周囲は追いかけることも追いかけられることもない状況。リラックスして走っていたので、4F55秒の後半くらいかなというような走り。それが実際の数字を見てみると、4F53.3秒で1F12.3秒。デビューから2戦と同じ、馬なりでの最終調整ですが、時計が大きく違ってきたのは、気負っているからではなく、肉体的にも精神的にもスピードを出せる状態が整ってきたということでしょう。

 この中間で似たようなことを感じるのが○リオンディーズ。2歳時にはいつ引っかかるんだろうという危うさを残していましたが、この中間はそんな不安は一切ありません。むしろ、追い切りでは道中に脚がしっかりたまって、最後の直線は弾ける。そんな動きを見せてくれています。最終追い切りの併せ馬では2歳時と同じように地味な動きになってしまいましたが、これで結果が出ているので問題ありません。ただ、将来的には併せ馬での反応も良くなってくるような気がするので、そういった意味ではまだ伸びしろを残している感じもあります。

 △エアスピネルに関しては、2歳時から完成度が高く、大きな変化がなく、安定しているという意味で最も評価が低くなってしまいました。3頭の中では最もタイトな競馬が向いている馬なので、中山芝2000mへの適性は高いと思います。ただし、今回は頭数が少なく「器用さ」よりも「爆発力」が要求されるレースになるだろうと勝手に判断しました。むしろここで3着に敗れて、皐月賞では追い切り本数を強化した調教タイプで勝利を手に入れるというところまで想定しています。

 馬券的には☆タイセイサミット。前走が中山芝2000mでメンバー最速上がりを使っての勝利。今回の最終追い切りを見ていても、直線に急坂のあるコースはかなり得意としている印象があります。前走時と同じく、最終追い切りが坂路でラスト1F最速ラップを踏めました。同様の脚を使える可能性は十分あるだけに、この枠を活かして、タイミングさえ合えば。

 △アドマイヤエイカンは連闘で須貝尚介厩舎の勝負調教に該当。これを見過ごすわけにはいきません。△エディクトはトラックのダブル最速に該当。昨年の馬券圏内はトラックのダブル最速が独占したので、そういった意味ではこれも軽くは扱えません。

1.アドマイヤエイカン
今回:連闘トラック
前回:標準少めトラック主体

2.シャララ
今回:軽目坂路
前回:馬ナリ平均坂路

3.タイセイサミット
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路

4.エアスピネル
今回:標準併用
前回:標準多め併用

5.ヴィガーエッジ
今回:標準トラック
前回:標準トラック

6.モウカッテル
今回:標準坂路
前回:連闘坂路

7.ケンホファヴァルト
今回:標準多め坂路
前回:一杯平均坂路

8.イマジンザット
今回:標準トラック
前回:標準トラック主体

9.モーゼス
今回:馬ナリ平均坂路
前回:一杯平均坂路

10.リオンディーズ
今回:標準併用
前回:標準トラック

11.マカヒキ
今回:標準併用
前回:標準併用

12.エディクト
今回:馬ナリ平均トラック
前回:一杯平均トラック

 山崎エリカの予想

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予想印
4エアスピネル(3人気)
11マカヒキ(2人気)
10リオンディーズ(1人気)
1アドマイヤエイカン(5人気)
3タイセイサミット(4人気)
9モーゼス(7人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

4

-

11

1点 5000円

馬連

4

-

10

1点 3000円

馬連

1

-

4

1点 1000円

馬連

3

-

4

1点 800円

馬連

4

-

9

1点 200円

山崎エリカの見解

 デビュー2戦目で朝日杯フューチュリティSを制したリオンディーズが断然人気の弥生賞。デビュー2戦目で阪神ジュベナイルFを制して“天才少女”と呼ばれたジョワドヴィーヴルは、その次走のチューリップ賞で3着と凡走し、その後、天才の片鱗を見せることなく競走馬生活に幕を下しました。 他、デビュー2戦目の阪神ジュベナイルFで2着入線したキュンティアヤマニンアルシオンシークレットコード、レーブダムールもその才能が発揮されることなく競走馬生活に幕を閉じています。

 牡馬では、その昔、デビュー2戦目の朝日杯フューチュリティSで2着のスクラムトライが、前記の牝馬たちと変わらない経緯を辿っています。とにかく、デビュー2戦目で強豪と戦って強烈にパフォーマンスを上昇させた馬というのは、その後、ダメージが強く出て悲惨な経緯を辿る場合がとても多く、まあまあ、がんばったのは、新馬戦1着→阪神ジュベナイルF2着→エルフィンS1着→桜花賞3着のローブモンタントくらい。私としては、朝日杯フューチュリティSでもリオンディーズを本命に推したように、この馬に対する評価はとても高く、当然、勝ってもらいたい気持ちはあります。しかし、今回は前記した馬たちと同様に様子見することにしました。(注:レース名は、現在の名称で表記)

 よって、◎には2戦2勝で迎えた前走の朝日杯フューチュリティSでは、1番人気に支持されたエアスピネルを推します。朝日杯フューチュリティSでは、直線で他の馬を横目に見ながら早めに先頭に立つ、勝ちに行く競馬。ところが押し切りを狙ったところから、直線勝負に徹してきたリオンディーズに強襲されて2着に敗れてしまいました。レース内容はまさに負けて強し、人気を背負った馬の宿命とも言える敗戦でした。

 今回は賞金も足りていることからリオンディーズ同様にあくまで叩き台とも言える一戦ですが、自在に立ち回れる強みと高い能力は中山コースでは強みとなるでしょう。また、日曜日の中山は雨予報ですが、馬場が悪くなってもデイリー杯2歳Sの内容から十分に対応できそうです。今回の出走メンバーのなかではもっとも信頼に足る馬と言えるでしょう。

 ○は、昨秋の京都新馬戦を勝利したマカヒキ。ひと息入れた後、今年1月の若駒Sでは、なかなかの好メンバーを相手に上がり32秒台を駆使して、あっさり突き抜けて勝利しました。瞬発力は素晴らしいものがある馬と言えます。今回のレースは朝日杯FSの上位2頭はあくまで叩き台の位置付けですが、この馬は賞金面で微妙なところもあり、本気度は高いでしょう。今回はおそらく朝日杯フューチュリティSの上位2頭を前に見ながらの競馬。そうなれば持ち前の瞬発力を生かして2強斬りも十分に計算できる馬です。

 勝ちに行く競馬をすると現状ではスタミナ面に不安点が見えるだけに、あくまで直線強襲のレースをしたいところです。最近のルメール騎手は中山芝での追い込み競馬がマイブームになっているような感があるだけに、ここもマカヒキの持ち味は十分に引き出してくれるでしょう。

 ▲は、デビュー2戦目で朝日杯フューチュリティSを制したリオンディーズ。最後まで加速し続けて勝利した新馬戦といい、強烈な切れ味を長く維持して勝利した朝日杯フューチュリティSといい、相当な能力を感じさせる内容でした。しかし、今回はあくまで皐月賞へ向けての叩き台。また、前走でマイル戦を使っていることもあり、自然と前に行きたがるでしょう。新馬戦ではずっと折り合いを欠いていたように、現状では気性面に問題を感じる馬だけに、今回は折り合いを欠く可能性がかなりあります。

 能力の高さは折り紙つきですが、今回は不安要素が多く見える一戦です。新馬戦同様に折り合いを欠きながら今回のレースも勝利するようならば、まさに化け物という評価になるでしょう。しかし、前記したことも含めて、今回は様子見したい一戦です。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

1

3

4

8

11

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

11

相手

1

3

4

8

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

4

相手

1

3

8

11

24通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【3つ巴】リオンディーズ朝日杯FSで強烈なパフォーマンス。休み明けでテンション鍵も能力の高さを信頼。マカヒキも2戦の内容が非常に優秀。瞬発力も十分で逆転候補筆頭。エアスピネルは前走で◎に屈するもセンス良く距離延長にも不安なし。割って入るならG1でも存在感を示し前走快勝のタイセイサミット。押さえにイマジンザットアドマイヤエイカンを加えたい。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

予想印
10リオンディーズ(1人気)
11マカヒキ(2人気)
4エアスピネル(3人気)
3タイセイサミット(4人気)
1アドマイヤエイカン(5人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

1

3

4

11

8通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

11

相手

1

3

4

18通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

4

相手

1

3

11

18通り 各100円

丹下日出夫の見解

【10秒8を差し切った】リオンディーズは、JCを完全独走した半兄エピファネイアと同等か、もしかしたら兄を超える可能性を秘めた、サトノダイヤモンドと並ぶ3歳世代きっての逸材。11秒8-11秒1-11秒0(3Fは33秒9)というレースラップを、直線だけで瞬時に差し切った新馬戦の末脚は、文字通り桁が違った(2F推定10秒台をマーク)。加速力が増すとともに重心が沈む独特の走法も、母シーザリオエピファネイアとウリ二つ。二戦目の朝日杯FSは、打って変わって距離や流れの異なるマイル。能力だけを頼み、シンプルに後方一気の直線勝負に徹したのも幸いしたが、11秒9-10秒8-11秒7という(3Fは34秒4)という、具体的に目に見える10秒台のラップを、上がり33秒3で豪快に一閃。コーナー4つの2000mに舞台は変わっても、きっと能力は揺るがない。前回はほぼシンガリ一気だったが、先週のドゥラメンテではないが、デムーロが力に紛れなしという確信があれば、みんなが予想するよりひとつ前の中団に構えることだってある。

 もし同馬が逆転を許すとすればマカヒキの機動力。新馬戦は11秒6-11秒1-11秒2(3Fは33秒9)というレースラップを、自身33秒5で悠々差し切り勝ち。続く若駒Sは、11秒4-11秒0-11秒0(3Fは33秒5)というレースラップを、後続の追い出しを待ちながら、残り1Fだけで一気につき離す楽勝。平坦の京都とはいえ、自身の上がりは32秒6。その中には、10秒台のラップが二連続内包されている。調教も実戦も鞍上の意のまま自由自在。仕掛けは先手、中山の急坂で唯一リオンディーズを突き離すシーンもありうる。

 三番手のエアスピネルとは、朝日杯FSで、ほぼ勝負付けは終わっている。母は秋華賞馬、祖母はオークス2着、武豊が肌で見知っているエア一族だけに、2000mに距離延長にも十分耐え得るし、2000m仕様に武豊も工夫はする。しかし現時点での体型や特性はマイラー。「試し乗り」では、きっとリオンディーズは負かせない。

 連穴はタイセイサミット寒竹賞の2分0秒7・上がり34秒2という記録は、京成杯の2分1秒4を凌いでいる。すみれSは9着に敗れたが、アドマイヤエイカンはブリンカーを装着。元々の目標も弥生賞だった。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

予想印
10リオンディーズ(1人気)
4エアスピネル(3人気)
11マカヒキ(2人気)
1アドマイヤエイカン(5人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

10

2着

4

11

相手

4

11

2通り 各4500円
3連単フォーメーション
1着

10

2着

4

11

相手

1

2通り 各500円

須田鷹雄の見解

 3強以外の選択肢を探そうにも、ちょっと見つからないレース。ここは絞ることに専念して買い目を組みたい。

 ◎リオンディーズの1着固定でいく。阪神外回り→中山ということを考えると立ち回りに勝る○エアスピネルも頑張れそうに見えてしまうが、デムーロはかなり積極的な競馬をしてくるはず。先週の中山記念を見ても分かるように、良い意味で「大事に乗る、ということをしてこない騎手」だ。過去のデータを見ても勝ちきってきた馬が有利なレースだけに、ここは前走の1着という結果を尊重する。

 ▲マカヒキは展開次第で◎を負かす可能性がある一方、4着にこぼれるリスクもある馬に思える。2走はともに京都で上がり勝負というディープインパクト産駒の大好物な競馬で、スパート距離は3ハロンだけ。仮にロングスパートを強いられる形になると、昨年のシャイニングレイのようになる可能性もある。

 そんな展開のときに3着の可能性があるのが☆アドマイヤエイカン。上がり勝負になったら全く出番がないだろうが、消耗戦でインをうまく立ち回れば3着のチャンスはある。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
11マカヒキ(2人気)
10リオンディーズ(1人気)
3タイセイサミット(4人気)
4エアスピネル(3人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

3

4

10

11

12通り 各400円

3連単BOX

3

4

10

11

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 栗山求の予想

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予想印
11マカヒキ(2人気)
10リオンディーズ(1人気)
4エアスピネル(3人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流し
1着

11

相手

4

10

2通り 各2500円

3連単1着流し
1着

11

相手

4

10

2通り 各2500円

栗山求の見解

 ◎マカヒキは「ディープインパクト×フレンチデピュティ」という組み合わせで、ウリウリ(CBC賞京都牝馬S)の全弟にあたる。1200-1600mがベストの姉とは違い、本馬は距離の融通性があり、前走の若駒S(OP・芝2000m)のレース内容からみても中距離戦に不安はない。その若駒Sは鼻出血明けながら、上がり3ハロン32秒6という鬼脚を使った。レースのラスト2ハロンは11秒0-11秒1。本馬はいずれも10秒台だろう。「ディープ×フレンチ」は成功している組み合わせで、ショウナンパンドラ(ジャパンC秋華賞)、カミノタサハラ(弥生賞)、ボレアス(レパードS)など多くの活躍馬が出ている。基本的に直線の長いコースや外回りコースを得意とする配合だが、前走完勝した若駒Sは内回りコースで、一瞬の脚があるので中山替わりに神経質になる必要はないだろう。

 メンバー構成から考えてスローペースの公算大。いかに速い脚を使えるか、ゴール前で瞬発力を繰り出せるかという勝負になる。この点で本馬とリオンディーズは甲乙付けがたいが、レースぶりに自在性がある分、小回りコースの中山では本馬のほうが有利だろう。スローペースを好位で追走し、32秒台後半-33秒台前半の脚を使えば、後ろから交わすのは容易ではない。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

3

1点 2500円

馬連BOX

1

3

10

3通り 各2500円

奥田隆一郎の見解

 ◎タイセイサミットは、直結コースの京都芝1800mで未勝利を勝ち上がった。3走前の東スポ杯2歳S(G3)はスタート後と直線で不利を受け、前々走の朝日杯FS(G1)は出遅れと直線で挟まる不利があっての敗戦、この2戦は力を出せていない。そして前走は、同コース(中山芝2000m)の寒竹賞(500万下)を勝利、コース適性がある。不利のないレースは連対率100%なので実績に比べて能力はあり、重賞でも好勝負になる。

 ▲アドマイヤエイカンは、直結コースの札幌芝1800mで重賞の札幌2歳S(G3)を制した。また、直結コース京都芝2000mの京都2歳S(G3)を3着に好走。複数の直結コースの重賞で馬券になり、コース適性は高い。レース間隔のあいた前走を凡走したが、まったく走っていないため疲労はない。連闘をかけてきたので、能力を発揮しての巻き返しを警戒。

データから好走馬だけを絞り込む! 浅野靖典の予想

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浅野靖典

予想印
10リオンディーズ(1人気)
4エアスピネル(3人気)
11マカヒキ(2人気)
3タイセイサミット(4人気)
1アドマイヤエイカン(5人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

1

3

4

11

8通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

4

相手

1

3

11

18通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

11

相手

1

3

4

18通り 各100円

浅野靖典の見解

【順当】リオンディーズは中間の状況も良好でこの舞台でも中心視。エアスピネルは前走2着も内容的には悪くなく、舞台が変わっての巻き返しに期待ができる。マカヒキは展開次第だがハイペースの流れなら首位争いに加わってきそうだ。タイセイサミットは差し一手でも流れ込みに少々警戒。連闘で臨むアドマイヤエイカンが3連勝式の穴。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

予想印
10リオンディーズ(1人気)
4エアスピネル(3人気)
3タイセイサミット(4人気)
1アドマイヤエイカン(5人気)
11マカヒキ(2人気)

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 早い段階で賞金確保に成功した牡馬の3歳戦の出発点として、真っ先に名前が挙がるのが弥生賞です。逆に、権利獲得を目論む馬たちはもっと手薄な他のステップ競走に向かうため、弥生賞は少頭数になるのが通例。そのため、本番の皐月賞とはまったく異なるスローペースで流れることがほとんどです。

 中山で行われた過去5回、皐月賞の1000m通過が61秒を超えた年はなく、一昨年の60.2秒が最も遅い数字ですが、過去5年の弥生賞で1000mが最も速かったのが一昨年の61.2秒。皐月賞の予行演習として、必ずしもベストとは言い切れない面があります。ここが弥生賞の難しさです。

1.3角スパートでスタミナが問われる

 3歳のこの時期になると、2000mも特別に長い距離という感覚ではなくなります。とくに強力メンバーが集まる弥生賞ではほとんど3コーナーからペースアップして、終い4Fのロングスパート勝負になります。皐月賞よりもダービーや菊花賞へと繋がるような、スタミナ比べの側面を持ちます。

2.瞬発力特化型より自力勝負型

 過去5年間、最速上がりをマークしてこのレースを制した馬は一頭もいません。早期の2000m戦には上がりの鋭さだけが問われるようなレースも少なくありませんが、さすがに弥生賞はそれらとは一線を画します。ある程度自分で動いていける自在性が求められます。

3.ディープインパクト産駒が苦戦

 上記の傾向にも関連してのことと思われますが、ディープインパクト産駒弥生賞に出走するようになった過去5年間で成績は[1-0-2-8]。それらの多くが上位人気馬(1番人気2頭を含めて7頭が5番人気以内)でありながらこの成績では不振と言わざるをいません。

 リオンディーズは1戦1勝の身で挑んだ朝日杯FSを快勝。4コーナー最後方からの追い込みで、底力で上を行ったという競馬でした。距離が2000mに戻るのはもちろん歓迎で、母がシーザリオですから中山のスタミナ勝負も望むところでしょう。

 エアスピネルは朝日杯を断然人気で敗れましたが、早め先頭に立って目標にされる立場でしたし、わずか3/4馬身差ですからまったく悲観すべき内容ではありません。操縦性の高さは小回りの中山でこそ大きな武器になるはずで、朝日杯に続いてキングカメハメハ産駒のワンツーが濃厚です。

 タイセイサミット寒竹賞は同開催の京成杯を上回る好タイム。それ以前の2走は重賞で連敗しましたが、瞬時に動けない不器用さに泣いた印象で、重賞でも能力的には見劣らないはずです。同一コースを経験しているのは強みで、内田博幸騎手の連続騎乗でさらに前進が見込めます。

 マカヒキは2戦2勝のディープインパクト産駒ということで注目を集めますが、2戦とも京都の瞬発力勝負で圧倒したという内容ですから、今回がさまざまな意味で試金石になります。トモにまだ緩さが残り、急坂の中山は課題に。アドマイヤエイカンすみれSの惨敗で急遽特別登録をしてきました。敗因はおそらく精神的なものでしょうから、連闘の荒療治が効果を発揮すれば、二強以外には互角に戦えて当然の実力馬です。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

1

3

4

8

11

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

3

相手

1

4

8

11

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

4

相手

1

3

8

11

24通り 各100円

大石川大二郎の見解

リオンディーズは初戦84から2戦目101という異常な跳ね上がり。こんな指数見たことない。文句なく軸にする。相手は前走同距離コース98○タイセイサミット。これも指数的には十分戦える数字。3番手に平均値トップ▲エアスピネルだ。前走90☆マカヒキ。以下距離コース89の2頭を△で押さえるだけ。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

3

4

6

7

8

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

11

相手

3

4

6

7

8

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

4

相手

3

6

7

8

11

30通り 各100円

田沼亨の見解

2歳チャンピオンの10リオンディーズが主役を演じる。3歳を迎えて心身がともに充実。ポテンシャルの違いで復帰戦を飾る。次位は11マカヒキで成長力がありスタミナは豊富。王者にどこまで迫れるか。▲はエアスピネルで素質は一級品で距離延長はプラス。

 佐藤直文の予想

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予想印
11マカヒキ(2人気)
10リオンディーズ(1人気)
4エアスピネル(3人気)
3タイセイサミット(4人気)
1アドマイヤエイカン(5人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単

11

10

1点 5000円

馬単

11

4

1点 3500円

馬単

11

3

1点 1000円

馬単

11

1

1点 500円

佐藤直文の見解

 ここは下馬評や人気通り、シンプルに上位3頭の力が抜けていると判断していい一戦だが、◎はマカヒキとした。前走の若駒Sで叩き出した上がり3ハロン32秒6というのは、驚異的な数字。同じような流れだった2010年の若駒Sを差し切ったヒルノダムールが33秒1、インパクトは凄かった2005年の父ですら33秒6である。馬場差を抜きにしても、すでにGI級の類い稀なる瞬発力と見ていいだろう。無傷で本番に向かうのはこちらと見て、馬券も頭固定で勝負したい。

 2着探しの相手本線は、当然2歳王者のリオンディーズだが、立ち回り如何によってはエアスピネルの逆転もありうる。以下、僅かに可能性を残すのが、タイセイサミットアドマイヤエイカン。ここまでだろう。

厳選予想 ウマい馬券