【お薦め度B】

8番　ティリアンパープル

　中山グランドJ・中山大障害で<6>・<5>着。大障害コースを2度経験してこの実績は、今年のメンバーならばサナシオンに次ぐものとして評価することが出来ます。復帰初戦の前走がちょっと負け過ぎなのが気にはなりますが、特殊な条件下での変わり身に注目したいところです。また、初めて装着するブリンカー効果も楽しみです。

◎(お薦め度C)1000円・(お薦め度B)3000円・(お薦め度A)10000円を資金として、明快かつ儲ける競馬にこだわります。

【軸不動】サナシオンは入障からセンス見せ前走も完勝。中山大障害は3着も力は示しており今度こそG1制覇を期待。オジュウチョウサンは中山大障害6着で前走も2着。レースぶりも安定してきており好勝負も。ワンダフルワールドは前走快勝。力量アップ顕著で上位争い。ウォンテッドは叩かれて上向き。マイネルフィエスタも気配良く、メイショウアラワシやブライトボーイなども押さえておきたい。

【踏み切ってGI】そんなに飛ばして大丈夫か――馬任せの派手な逃げを演じるサナシオンだが、捕まったのは他馬の一本マークとなった中山大障害の3着のみ。今思い返せば、前哨戦のイルミネーションのレコ勝ちの、目に見えない疲れもあったのかもしれない。しかし、今回は休み明け二戦目、まだオツリがある。暮れの大障害よりメンバーは手薄、競りかけてくるライバルも不在。待望のジャンプGI、先頭ゴールが濃厚とみた。

　たぶん後続は、なし崩しに脚を使わされる。ならば、狙い澄ましてゴール前ウォンテッドが急浮上。ペガサスJSは、道中落鉄のため動き出しも慎重になってしまったが、ここ一番のGIは高田だ。オジュウチョウサンも叩き二戦目。二走前の大障害6着で、コースに手応え。

　やや恵まれたとはいえ、ペガサスJSを勝ったワンダフルワールド、同2着のブライトボーイやメイショウアラワシも、ローテーション通り。

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【軸不動】サナシオンは実力的に断然でマイペースから押し切り十分。オジュウチョウサンはしぶとさがいきれば引き続き上位争いが可能だろう。ワンダフルワールドは長く脚を使えるタイプで再度の一発に要警戒。ブライトボーイも立ち回りひとつで上位争いに加われる。マイネルフィエスタは復帰後の2戦が案外だが、スタミナ十分で押さえにマーク。

【小波乱】サナシオンは底を見せていない魅力を持つ。メイショウアラワシは力をつけている。上積み十分のウォンテッドが続く。

能力として明らかに抜けているのは◎サナシオン。条件、メンバー、状態からも馬券圏内を外さないと見る。相手は○▲へが本線。馬券というよりは見て楽しみたいレースだ。

久々を叩いた効果で動きがシャープになってきた2サナシオンが有力。スピードは上位で飛越にも安定感を増してきた。中山は実績があり額面通りならチャンスだろう。次位は7オジュウチョウサンで決め手勝負なら互角。▲は1ウォンテッドでうまく流れに乗れれば変わり身はある。

　昨年のこのレースを制し、暮れの大障害も勝ってハードル界のチャンピオンとなったアップトゥデイトの戦線離脱のみならず、大障害2着のエイコーンパス、さらには外国勢の回避もあって、かなり手薄、というかJ・GIとしては淋しいメンバー構成となったが、人気でもサナシオンには逆らえないだろう。その中山大障害では、入障後初の敗戦とはいえ、メンバー最先着の3着であり、前哨戦の阪神スプリングジャンプでは、アップトゥデイトを寄せ付けなかったのだから、ここは頭不動と見る。

　相手は、一頓挫あった前走を叩いて気配一変のウォンテッドを本線に、オジュウチョウサン、ブライトボーイの順とした。今回は馬券もここまでで絞りたい。