【さらに上昇】
サクラアンプルールは、まだ強くなる。芝のキャリアは、〔1112〕。500万下を勝ったばかりだが、二走前・中山2000mを2分0秒3という快記録で3着。なるほど勝ち馬は、その後もう2勝を積み上げOPに昇格している。中山開催のこの条件に合わせ、負荷の高い調教メニューもこなせている。ちなみに兄
サクラメガワンダーは
金鯱賞など重賞4勝。同族には
サクラキャンドルの名も見えるが、古馬となってジワリと進化する熟成血統でもある。
明け4歳の
ジュンファイトクンも、三走前の札幌2000m・2分1秒0を基軸に将来を語れば、このクラスはまだ通過点となる。前走は休み明け、湿り加減の馬場だっただけに時計は平凡に見えるが、上積みもかなり大きい。堀厩舎の
レインオーバーも、ジックリと立て直し。
東雲賞はスローペースを強引に外を回して失敗したが、心身ともに使い詰めで窮屈な印象も受けた。
レントラーも、9月の阪神の頃のタイムが能力。ひと息入れガス抜きを果たし、身体が再び張ってきた。
ガチバトルは、当該2000mに1分59秒6の2着あり。忘れかけた頃、気楽な今回のような立場の時に、直線強襲がある馬だ。
エニグマバリエートは、福永の緻密さに期待。