11R

皐月賞

15:40発走 / 芝2000m (右 B) / 天候:晴 / 馬場:良
3回 中山 8日目 サラ系3歳 オープン       (国際) 牡・牝(指) 定量 18頭
本賞金:10000,4000,2500,1500,1000万円
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 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単

11

3

1点 4000円

馬単

11

16

1点 2000円

馬単1着流し
1着

11

相手

13

14

15

18

4通り 各1000円

望田潤の見解

 サトノダイヤモンドは父も母父も母母父もヘイローとノーザンダンサーの組み合わせで、母マルペンサはヘイロー4×3、ノーザンダンサー4×4、ナタルマ≒コスマー4・5・5×4・5と血統表の3/4でアルマームードの血を何重にもクロスしている。

 これまでのディープインパクトの活躍産駒やサンデーサイレンス系の名馬たちと比較しても面白い配合をしていて、歴史的なチャンピオンとまではいかないかもしれないが、種としてサンデーサイレンス系の新たな幹となるような可能性を秘めた面白い配合馬だと思う。

 ヘイロー的な血に特化した配合らしく機動力とセンスが抜群で、気性も大人びていて晴雨兼用で完成度が高く、何でもできる馬だから中山内回りの多頭数でも◎が打ちやすい。

 3強を脚質的に色分けすると、マカヒキがカミソリ、リオンディーズがナタ、サトノは万能包丁といったところで、リオンは母や兄同様中山より東京でベストパフォーマンスを発揮するタイプだと思うので、良馬場ならマカヒキの鋭い追い込みが相手だろう。

 エアスピネルは3強をまとめて食うのは難しいだろうが、内回りの大レースに強い一族で、小脚のきいた機動力を活かせれば一角崩しも。

 日曜は降るのか降らないのか微妙な予報で、良ならロードクエスト、稍ならディーマジェスティを拾いたいが、前残りを警戒したいメンツでもあり機動力に特化した配合のプロフェットを押さえに。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

3

-

16

1点 2400円

3連複軸2頭流し
軸1

16

軸2

2

相手

3

4

5

7

9

11

13

14

15

18

10通り 各100円

3連単1着流し
1着

16

相手

3

11

15

6通り 各100円

3連単1着2着流し
1着

16

2着

3

相手

2

4

5

7

9

11

13

14

15

18

10通り 各300円

3連単1着2着流し
1着

16

2着

11

相手

2

3

4

5

7

9

13

14

15

18

10通り 各200円

3連単1着2着流し
1着

16

2着

15

相手

2

3

4

5

7

9

11

13

14

18

10通り 各100円

井内利彰の見解

 今年の皐月賞弥生賞の1着2着、きさらぎ賞の1着をどのように扱うか。これが予想の鍵を握ると思いますが、私は◎リオンディーズ、○マカヒキ、△サトノダイヤモンドとしました。その理由は調教タイプ。

2013年 ロゴタイプ/軽目トラック
2014年 イスラボニータ/標準併用
2015年 ドゥラメンテ/標準併用

 過去3年は追い切り本数が標準以下の調教タイプが優勝していますが、これらはすべて美浦所属。

2010年 ヴィクトワールピサ/標準多め坂路主体
2012年 ゴールドシップ/標準多め坂路

 栗東所属は追い切り本数の多い「標準多め」で優勝しています。実際、2010年以降の皐月賞において、標準以下の調教タイプで3番人気以内に支持された栗東所属は3頭いますが

ローズキングダム/標準坂路主体 2人4着
グランデッツァ/馬ナリ平均併用 1人5着
トーセンスターダム/標準併用 3人11着

 すべて馬券圏外でした。3頭を調教タイプから評価するなら、リオンディーズマカヒキが同等、サトノダイヤモンドは4着以下になる可能性もあると判断しました。また、サトノダイヤモンドに関しては、陣営が常にコメントする「ダービーをピークに」という言葉とこの中間の追い切り内容に関連があるように思えてなりません。

 CWでの追い切りが中心ですが、いつも3コーナーから4コーナーでのラップが遅くなります。そこで脚をためておいて、直線で爆発させるという動きがやけに目に付くので、私にはこれが「ダービー仕様」の追い切りに見えるわけです。逆に言うと、コーナーの加速力が勝敗を分ける中山競馬場ではこれは差し遅れる可能性になると思うので、今回は高い評価をしませんでした。

 ◎リオンディーズと○マカヒキの差はありません。だからこそ、いつもなら単勝を購入するところを馬連にしています。角居勝彦厩舎、友道康夫厩舎ともに皐月賞を制しており、厩舎適性についても文句なし。強いて違いを挙げると、リオンディーズ弥生賞は明らかに仕上がり途上だったので、そこからの上積みが大きいと判断したこと。そして、マカヒキはラスト1Fが最速になる加速ラップではなかったこと。この違いだけです。

 ひょっとしたら、併せ馬で遅れたことに不安を持つ方もいるかも知れません。しかし、前走時のように「追わなければいけない状態」で遅れるのと「追わなくてもいい状態」で遅れるのでは意味が違います。むしろ1週前追い切りの時点で素晴らしい動きで併せ先着していることが重要で、あれがあったからこそ、最終追い切りではあえて追う必要がなかったと判断してよいと思います。

 ☆ジョルジュサンクは標準多め坂路でなおかつ坂路のダブル最速に該当。雨馬場になって、調教適性で浮上するとすればこの馬でしょう。△エアスピネルは1週前にCWで追い切ったことがどのような変化を生むのか。最終追い切りが前走より少し速い時計になっている程度なので、大きな評価はできないものの、2着の可能性はあると判断しての馬券です。

1.ドレッドノータス
今回:標準坂路主体
前回:急仕上げ坂路主体

2.ジョルジュサンク
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

3.マカヒキ
今回:標準多め併用
前回:標準併用

4.アドマイヤダイオウ
今回:標準トラック
前回:標準併用

5.マウントロブソン
今回:標準併用
前回:標準併用

6.ミライヘノツバサ
今回:馬ナリ平均坂路
前回:標準併用

7.ウムブルフ
今回:馬ナリ平均トラック
前回:標準併用

8.ミッキーロケット
今回:標準坂路
前回:標準坂路

9.ナムラシングン
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

10.トーアライジン
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

11.サトノダイヤモンド
今回:標準併用
前回:標準併用

12.リスペクトアース
今回:標準トラック
前回:標準多め併用

13.プロフェット
今回:標準併用
前回:標準併用

14.ロードクエスト
今回:標準多め併用
前回:標準多め併用

15.エアスピネル
今回:標準多め併用
前回:標準併用

16.リオンディーズ
今回:標準多め併用
前回:標準併用

17.アドマイヤモラール
今回:標準少めトラック
前回:軽目トラック

18.ディーマジェスティ
今回:標準多めトラック
前回:標準トラック

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

11

-

16

1点 5000円

馬連

4

-

16

1点 1000円

馬連流し

16

相手

3

15

2通り 各2000円

山崎エリカの見解

 今年の皐月賞は本当に超ハイレベル。例年の皐月賞ならば新潟2歳S圧勝のロードクエストデイリー杯2歳S圧勝のエアスピネルがここで人気の中心に支持されても不思議ないのに、昨年暮れからリオンディーズサトノダイヤモンドマカヒキに勢力図を覆され、前記2頭は今回で伏兵の立場。そしてリオンディーズサトノダイヤモンドマカヒキの3強と言われています。

 また、皐月賞は1000m通過が61秒4で流れて、キャプテントゥーレの逃げ切りが決まった2008年こそスローペースでしたが、それ以外は平均-ハイペース。逃げ、先行馬が残るのはなかなか難しいレースとなっています。しかし、今回は逃げ、先行馬は揃ったものの、スピードタイプの逃げ馬は不在。現在の中山の高速馬場を加味してもハイペースになる可能性は低そうです。

 よって、3強のなかでは、前走の弥生賞で差し、追い込み馬優勢の展開に恵まれて勝利したマカヒキはワンランク以上評価を落とすべきでしょう。また、マカヒキは今回3番枠で、この枠順だと思い切って出して行くか、最後方まで下げるかの競馬しかありません。この馬はもともとスタートが悪く、まだ先行する競馬をしたことがないために、そういう競馬でどこまでやれるのかは未知数。逆に最後方まで下げた場合は、ペース次第では先頭まで届かない可能性も十分にあります。確かに弥生賞までノンストップで勝ち星を積み上げた怖さはありますが、それで勝ったらダービーで本命にすればいいのだからここは狙い下げます。

 そこで◎は、前走の弥生賞で折り合いを欠いて前に行っても2着と凡走しない能力の高さを評価してリオンディーズを推します。前走の弥生賞は、デムーロ騎手らしく、中緩みが生じたところでポジションを押し上げたかったはずですが、そこで折り合いに専念したことで、完全に仕掛けのタイミングが狂うチグハグな競馬。並みの馬なら大敗のパターンですが、それでも2着に粘れてしまうのだから、これまでの実績以上に強いことが想像つきます。今回もまた折り合いを欠いたらという不安はありますが、前走よりペースが上がらなければ勝算があるでしょう。

 ◯は、デビューから上昇一途で3戦3勝のサトノダイヤモンド。デビューから3戦ともラスト1F最速という未だに底を見せていない馬で素質はリオンディーズ以上のものを秘めている可能性があります。ただ、展開を考えた場合に、リオンディーズのほうが恵まれる可能性が高いので対抗評価としました。

 ▲は、前々走の朝日杯FS弥生賞ではリオンディーズに切れ負けする形の2着、3着でしたが、リオンディーズよりも前のポジションを意識していければ面白いエアスピネル。前走の弥生賞でも前々で立ち回ってしぶとさを見せることは出来ているので、スローペースならば一発の可能性を秘めます。

 古澤秀和の予想

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予想印
15エアスピネル(4人気)
3マカヒキ(3人気)
13プロフェット(10人気)
9ナムラシングン(9人気)
11サトノダイヤモンド(1人気)
16リオンディーズ(2人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

15

1点 3000円

複勝

15

1点 7000円

古澤秀和の見解

【パドック速報対象レース】
 当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公開します。パドックの気配で前予想と最終結論が変わる可能性がありますので、予めご了承ください。 

3番:グンと良くなっている。これなら勝ち負け。
9番:幅があって馬場合いそう。
11番:今日の馬場だともっと幅が欲しい。
13番:馬場合いそう。
15番:重厚感があり、馬場合いそう。
16番:スッキリ仕上がる。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

3

相手

4

5

11

14

15

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

3

2着

11

相手

4

5

14

15

16

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

3

2着

16

相手

4

5

11

14

15

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【上位拮抗】マカヒキは無傷の3連勝で前走内容も優秀。調整順調で活気にあふれておりVを期待。サトノダイヤモンドも3連勝ですべてのレースぶり秀逸。動きも軽快そのもので同等の評価。リオンディーズも力量豊富。折り合い次第で首位も十分。エアスピネルは立ち回りのうまさで好勝負に持ち込む。ロードクエストもハマれば怖い存在で、マウントロブソンアドマイヤダイオウも上位を狙える。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

予想印
11サトノダイヤモンド(1人気)
3マカヒキ(3人気)
16リオンディーズ(2人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

3

16

4通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

3

相手

16

6通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

16

相手

3

6通り 各100円

丹下日出夫の見解

 【桁違いのカラット数】数多のクラシック候補、たくさんのディープインパクト産駒の良血馬を見てきたが、サトノダイヤモンドのスケールと才能のカラット数は、ちょっと桁が違う。新馬戦は少頭数ながらも出入りの激しい競馬でプレッシャーの掛け合い。外から被せられる厳しいシーンも見受けられたが、重馬場という条件下で11秒7―11秒7―11秒5というレースラップを悠々の2馬身半差。二戦目の阪神も稍重だけに時計とラップで能力の在り処をキチンと証明し切れないけれど、11秒8―11秒5―11秒3(3Fは34秒6)というレースラップを、33秒9の加速ラップで大楽勝。

 ただ、新馬・500万は緩めの馬場だけに全体時計は平凡。どこかで能力の在り処としての、時計およびラップの証明が求められたが、きさらぎ賞はスタート後の2Fを10秒8で進発。1000m通過・59秒8という平均ラップを中団前で折り合い、11秒7―11秒9―11秒3(3Fは34秒9)というレースラップを軽々と0秒7上回る34秒2の末脚を駆使し楽勝。ゴール前1Fの数値は推定11秒0。追えばどこまでも伸びていく滑らかな加速力も出色、加えて1分46秒9という走破タイムもきさらぎ賞のレースレコードだった。母はアルゼンチンの2000mGIを3勝。南米の異質でタフな血脈との配合が、ダービーはもちろん凱旋門賞さえ意識させる、ディープ産駒のスケールアップにつながっている。

 しかし、ディープの敵はディープ。2000mの皐月賞に限ってはマカヒキの切れに屈する可能性もありえる。ひも解けば、新馬戦は11秒6―11秒1―11秒2(3Fは33秒9)というレースラップを、自身33秒5で悠々差し切り勝ち。続く若駒Sは、11秒4―11秒0―11秒1(3Fは33秒5)というレースラップを、後続の追い出しを待ちながら、残り1Fだけで一気につき離す楽勝。平坦の京都とはいえ、自身の上がりは32秒6。むろんその中には、10秒台のラップが二連続内包されていた。

 弥生賞はテンの2F目に10秒5―1000m通過・59秒5という、本番の皐月賞と酷似したミドルラップを踏み、上がり3Fのレースラップは12秒5―11秒3―11秒3(3Fは35秒1)、対するマカヒキの上がりは33秒6。1分59秒9は、弥生賞のレースレコード。本場と同じ中山2000mを推定10秒台という瞬発力は、きさらぎ賞より数字的には確か。切れるが重心は低く地に着いたフットワーク、重馬場もきっと大丈夫。

 そのマカヒキの格好の目標となったぶん、2着に惜敗したリオンディーズだが、前回はマイル戦のあとの2000m。サラブレッドは経験の生き物だけに、マイルの流れで走ってしまった。しかし、新馬は2000m。11秒8―11秒1―11秒0(3Fは33秒9)というレースラップを、直線だけで一気差し。2F推定10秒台の新馬戦の加速力と走法は、母シーザリオか兄のエピファネイアか。どちらであってもたぶん正解。

 朝日杯FSは、能力を頼み、シンプルに後方一気の直線勝負に徹したのも幸いしたが、11秒9―10秒8―11秒7(3Fは34秒4)という、具体的に目に見える10秒台のラップを、上がり33秒3で豪快に一閃。目に見える10秒台のラップをマークしたのは、3強のうち一頭だけだ。弥生賞は2着に敗れたが、桜花賞を勝ったジュエラートライアルがそうだったように、今度は追われる立場から追う立場へ。デムーロには、ここ一番で位置取りや戦法を大胆に切り替える度胸がある。

 今年の3強のステップレースは、あまりに強烈。日曜日は雨予報とも言われているが、よほどの道悪にならない限り他とは力が違いすぎる。馬券は馬連・馬単は三頭のボックス。ピタリ3頭で仕留める皐月賞だ。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連フォーメーション
1着

5

18

2着

3

5

11

14

15

16

18

相手
11通り 各600円
ワイド流し

18

相手

5

16

2通り 各1700円

須田鷹雄の見解

 今回は「こういう皐月賞になる」ではなく「こういう皐月賞になってほしい」という前提でシルシを組み立てる。
 
 皐月賞はもともと、前半のペースが流れやすく、中盤が緩みにくいレース。スロー全盛の世の中だけに今回もそうなるとは断定できないが、そうなったほうが荒れることは間違いない。
 
 というのも、今回は決め手勝負に強みのある△マカヒキのような馬が人気になり、他の人気馬も消耗戦や上がりのかかるレースは経験していないからだ。また、弱い馬も多いとはいえ18頭立ては全員にとって未知の世界。結果的にさばけた・さばけないといった運不運も作用してくる。
 
 ここは「キレないディープ」の◎ディーマジェスティと○マウントロブソンに期待する。特に◎は成功例の多い、共同通信杯皐月賞のローテ。波乱になった前走は決してノーカウントにすべきレースではない。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
4アドマイヤダイオウ(7人気)
3マカヒキ(3人気)
16リオンディーズ(2人気)
9ナムラシングン(9人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

3

4

9

16

12通り 各400円

3連単BOX

3

4

9

16

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

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 栗山求の予想

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予想印
11サトノダイヤモンド(1人気)
16リオンディーズ(2人気)
3マカヒキ(3人気)
15エアスピネル(4人気)
18ディーマジェスティ(8人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流し
1着

11

相手

3

15

16

18

4通り 各1000円

3連単1着流し
1着

11

相手

3

15

16

18

12通り 各500円

栗山求の見解

 ◎サトノダイヤモンドは「ディープインパクト×オーペン」という組み合わせ。母マルペンサは南米アルゼンチンで芝・ダートを問わず活躍し、同国の中距離G1を3勝した名牝。いかにもディープインパクト向きの配合牝馬で、ヴィルシーナ母ハルーワスウィートと配合構成が似ているだけでなく、ジェンティルドンナの母の父ベルトリニと同じ「ダンジグ×アリダー」の組み合わせから成るルアーを抱えている。母方にダンジグ、アリダー、ノーザンダンサーのクロスを持つディープインパクト産駒は走っており、本馬のほかにドナウブルージェンティルドンナの姉妹、ミッキーアイルサザナミなどが出ている。連対率52.0%、1走あたりの賞金は2667万円という驚異的な数値で、ディープインパクト産駒全体の24.4%、329万円を大きく上回っている。

 デビューから3戦、前走のきさらぎ賞(G3)を含めていずれもラスト1ハロンがその前の1ハロンより速い加速ラップを差し切った。しかも余裕綽々の手応えで底を見せていない。レースセンスが抜群で、折り合いや道悪に不安がなく、好位につける器用さがあるので小回りコースも苦にしない。いまのところ欠点らしい欠点が見当たらず、過去のディープインパクト産駒の名馬群と比較しても最高クラスといえる傑作だ。ここは相手探しの一戦だろう。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

18

1点 2500円

馬連BOX

5

16

18

3通り 各2500円

奥田隆一郎の見解

 ◎ディーマジェスティは、直結コースの東京芝1800mで施行された共同通信杯(G3)の勝ち馬。近4年(5年前は東京開催なので除く)の皐月賞の勝ち馬4頭のうち3頭(15年ドゥラメンテ・14年イスラボニータ・12年ゴールドシップ)は、前走で共同通信杯を連対している。今年、共同通信杯3着以内から出走するのは、この馬だけ。もっとも直結する重賞を制したことで注目する。

 ▲マウントロブソンは、同コース(中山芝2000m)で未勝利を勝ち、直結コースの中山芝1800mでスプリングS(G2)を制した。また、ローカルコースで500万特別を制したように、小回りや内回りコースを得意にしている。前走(スプリングS)予想時に「中山巧者」を理由に推奨した結果4人気1着となったが、引き続き中山芝コースに出走するので、適性の高さを活かせる。

データから好走馬だけを絞り込む! 浅野靖典の予想

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浅野靖典

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

16

相手

3

4

11

14

15

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

16

2着

3

相手

4

11

14

15

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

16

2着

11

相手

3

4

14

15

24通り 各100円

浅野靖典の見解

【上位拮抗】馬場悪化の可能性が低いなら、前走惜敗でもリオンディーズにチャンス大。マカヒキは決め手上位で仕掛けが決まれば好勝負が狙える。サトノダイヤモンドはコース替わりがカギだが素質発揮なら逆転が十分。ロードクエストは前走3着も長く差し脚を使える点を評価して連下の筆頭に指名する。アドマイヤダイオウは展開次第だがうまく仕掛けられれば一発が視野に。エアスピネルは前走ひと息も好位付けからの食い込みに警戒しておく。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

予想印
16リオンディーズ(2人気)
11サトノダイヤモンド(1人気)
3マカヒキ(3人気)
15エアスピネル(4人気)

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 チューリップ賞に有力馬の大半が集結する牝馬と違って、牡馬の前哨戦はバラバラ。中距離の重賞・オープンに限っても、弥生賞スプリングS若葉S共同通信杯きさらぎ賞すみれS京成杯とあって、それぞれの1着馬だけで18頭中7頭を占めます。

 でありながら、今年の皐月賞も2勝馬は抽選なし、1勝馬にも出走の機会があります。つまりどういうことかというと、全体のレベルが高いわけではなくて、有力馬が使い分けをする傾向が強まったということです。

 その結果として、近年は牡牝とも春クラシック初戦に無敗で到達する馬が出やすくなっています。無敗馬には夢がありますが、経験の浅い無敗馬には「キャリアのレパートリーが偏っている」危険性があることを認識しておくべきでしょう。

1.前走1着より前走1番人気

 東京開催を含む過去10年、前走で1着だった馬は[8-3-5-46]で勝率12.9%・連対率17.7%であるのに対して、前走1番人気の馬は[7-6-6-22]で勝率17.1%・連対率31.7%と、はっきり上回っています。前走1着馬は人気を背負いやすいため、単複の回収率も107%・67%にとどまるのに対して、前走1番人気馬は121%・127%と優秀です。前哨戦はあくまで前哨戦。そこで勝負に行く馬もいれば、試走の意味合いが強い馬もいます。能力関係を推し量る指標としては、着順よりも人気の方がより正確なのではないでしょうか。

2.スピードレースの経験が必要

 今年はきさらぎ賞弥生賞もレースレコードでの決着となりましたが、それは両レースがいつもスローペースで行われているから。今年の両レースにしても特段びっくりするような時計ではありません。皐月賞は距離適性が短めの馬も多く出走してペースが上がるため、良馬場ならば1分58秒台の決着が通例。これは、ここに至るまでの芝2000m路線ではけっして経験することのできない流れです。近年弥生賞組が不振なのも、また共同通信杯スプリングSという1800ステップ馬が良績を残しているのも、ひとえにここに原因があります。つまり、皐月賞では1800m以下のレースに対応できるようなスピードが要求されるのです。

3.多頭数競馬を捌ける脚はあるか

 使い分けが徹底される傾向が強くなった近年では、前哨戦はどこも少頭数になることが普通になりました。ところが皐月賞は当然多頭数になりますから、ここにおけるギャップがひとつの罠になります。中山開催の過去4年間の勝ち馬はいずれも、前哨戦で先行する脚を見せていました。昨年2着のリアルスティールにしても、スプリングSは追い込み届かなかったものの、その前走の共同通信杯では好位で競馬をした経験があり、だから本番でも前々の競馬に移行できたわけです。つまり、皐月賞を勝つためには、どこかで早めの競馬を試しておくのが当然の手順なのです。

 リオンディーズ弥生賞は、一気の距離延長もあって行きたがる面を見せましたが、無理に抑え込むことをせず、前に馬を置かない形で我慢する競馬を教え込みました。直線入口で早くも先頭に立つ強引な競馬になりながらタイム差無しの2着ですから、人馬ともにここに臨む上で大きな自信を得たことでしょう。マイルの朝日杯を勝ち切れるスピードの持ち主が、中距離を早めに動ける自在性を手に入れたわけですから、鬼に金棒です。キャリア3戦ながらその内容はじつに濃厚で、さすがは角居厩舎と感心するしかありません。

 これを負かす可能性があるとしたら、サトノダイヤモンドでしょう。きさらぎ賞は平均に速いペースを積極的に追走してのもので、これもまた小回り多頭数の皐月賞を勝つことを具体的に想定しながらの実戦シミュレーションでした。単勝120円とはいえ、もし負けたら皐月賞出走が危なくなる状況でこれができるのですから、さすがは池江厩舎です。この馬もキャリア3戦ですが、皐月賞に臨むにあたっての準備はすでに万端と言えます。

 マカヒキもまた3戦3勝、無敗の弥生賞馬ですが、この馬はこれまで後方からの差し競馬の経験しかありません。若駒Sから弥生賞というローテーションも、どちらかといえばダービー仕様に向けて緩やかにセッティングしていくためのルートで、近年のスピード皐月賞を勝ちに行くためには準備不足の感は否めません。ただし、もちろん無敗馬ですから、展開や馬場状態が向けばまとめて差し切るだけの能力は持っているものと思われます。

 エアスピネル弥生賞の敗戦は、ダービーまでを見据えての試走に徹しての結果だと思います。失うものがない今回は積極的な競馬も可能ですし、この馬のスピード能力は、スローの弥生賞ではなく速いペースになる皐月賞でこそ活きるはず。今回はハミ替えが予定されていますが、同様のケースは2000年のエアシャカールでもありました。弥生賞を敗れたあと、ハミ替えを進言して皐月賞を勝たせたのが武豊騎手。日本競馬を牽引し続けてきた名手がここぞで打つ勝負手に、ぜひご注目ください。

アグレッシブ予想 藤村和彦の予想

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藤村和彦

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

16

相手

2

3

4

6

9

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

16

2着

4

相手

2

3

6

9

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

16

2着

11

相手

2

3

4

6

9

30通り 各100円

藤村和彦の見解

【小波乱】リオンディーズは折り合って持ち前の差し脚を発揮する。アドマイヤダイオウは持久力に長けしぶとい。緩急が利くサトノダイヤモンドも怖い。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

16

相手

3

5

11

14

15

18

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

16

2着

11

相手

3

5

14

15

18

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

16

2着

3

相手

5

11

14

15

18

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

桜花賞と似た傾向にある。平均値トップは◎リオンディーズ。前走指数では▲マカヒキに1負けているが軸相当だろう。人気○サトノダイヤモンドはコース未経験だけでなく意外に指数は上位に負けている。同距離コース105持ち平均値2位同位の☆エアスピネルが一角崩しの候補。同様に△ロードクエストも指数では割り込める圏内にいる。あとは前走数値高で△マウントロブソン。2走前の取り消しだけで平均値が悪い△ディーマジェスティ―も前走指数では同様に評価できる。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

16

相手

3

4

5

11

14

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

16

2着

3

相手

4

5

11

14

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

16

2着

11

相手

3

4

5

14

15

30通り 各100円

田沼亨の見解

前哨戦で2着に敗退したが中身は充実していた16リオンディーズが主役を演じる。完成度は高く上積みは大きい。再度、同じ条件なら名手が切れ味を全開!頂点に立つ。次位は3マカヒキで父譲りの切れ味は抜群。ポテンシャルは高い。▲は11サトノダイヤモンドで3連勝した内容の強さとセンスの良さから僅差。

 佐藤直文の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単

11

3

1点 4000円

馬単

11

16

1点 3500円

馬単

11

14

1点 1000円

馬単1着流し
1着

11

相手

4

15

18

3通り 各500円

佐藤直文の見解

 巷間で言われているように、今年は史上空前のハイレベルであり、しかも“3強”は甲乙つけ難い。その3強のうち2頭が顔を合わせた弥生賞が、レースレコード決着であり、その結果自体にも重きを置かねばならないが、◎は未対決となるサトノダイヤモンドとした。この馬の前走、きさらぎ賞もまたレースレコードの価値ある勝利。他の2強よりも、スタートのセンスが抜群に良く、好位で脚を溜めてラストは突き離すという、名馬の取り口で勝ってきている点を評価したい。

 相手は当然、残る2強。弥生賞での差は実力差である可能性も大と見て、マカヒキリオンディーズの順とした。一角を崩すとすれば、予報以上に雨が降ってのロードクエストだろうが、以下はあくまで押さえでいい。

厳選予想 ウマい馬券