【パドック速報対象レース】
当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公開します。パドックの気配で前予想と最終結論が変わる可能性がありますので、予めご了承ください。

2番：好仕上がり。馬場も合いそう。
8番：好気配。
12番：好仕上がり。

【動き軽快】エアアンセムで、ほぼいける。新馬戦、ホープフルSを連勝した際は、クラシックも嘱望された血統馬。休養を挟んでは仕上げ直しという、悩み多いローテが続いたときもあったが、1月の初富士S以来、56-57キロの重量で〔0230〕と崩れなし。下鴨Sの上がりラップは、11秒台4連続。前回のジューンSも、1分58秒3で2着は確保。鞍上はホワイト。夏場を迎え、馬体もシャープに、調教にも切れが増してきた。

　アングライフェンは、本命とジューンSでコンマ1秒差。57キロの斤量も、前走で目途がたった。一角崩しがあればスズカルパン。三走前の鴨川特別・1分59秒7は、なかなか良質。梅雨時の湿った馬場は、他馬が苦手とするぶん、プラスに働くか。

　シホウは、鞍上に武豊とあっても、久々は一枚割り引き。エーティータラント、レッドルーラーは、幾分距離不足。

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【上位拮抗】前走は速い時計に終始翻弄されていたアングライフェン。この馬の持ち味が活きるのは、もう少し時計がかかる馬力勝負。そういう意味では今回、最高の条件が整った印象。タフな馬場でたたき合いになったら、最後のひと踏ん張りで、この馬が抜け出してくれるだろう。相手は近走相手なりに安定して走れるようになったスズカルパン。スパッと切れる脚はないが、どんな位置からでもジリジリ伸びてくる脚は、中京に向いてきそう。

　◎アングライフェンは｢ステイゴールド×パントレセレブル｣という組み合わせ。未勝利を脱するまでに8戦を要したが、そこからトントン拍子に出世し、半年も経たないうちにOP入りを果たした。ここ3戦は12、10、4着と馬券になっていないが、二桁着順の2走は重賞だったので致し方ない。前走はスタートで出遅れた上に、直線では前が壁になって追い出しを待たされるロスがあった。それで差のない4着なので内容的には評価できる。

　この時期の中京開催は時計が掛かって差しが届く競馬が多くなるが、本馬はこうした馬場を得意としている。次週行われる中京記念は、馬場改装後に行われた4年間のうち、トニービンを持っている馬が5回連対した。時計のかかる馬場で持続力が要求されるとこの血は威力を発揮する。本馬は2代母にトニービンを持っている。なおかつ、近い世代にサンデーサイレンス、ノーザンテースト、ヌレイエフを併せ持っており、この配合構成は同レースで2回ずつ連対した実績があるフラガラッハ、ミッキードリームと同じ。ベストの芝2000mなら容易に崩れない。

【順当決着】条件を問わず、常に上位へと食い込んでくる12エアアンセム。能力が上だからこそできる話で、ここも当然ながら勝ち負けになる。今週は珍しく坂路で追われたが、末の鋭さは相変わらずで、好調をキープ。ここは相手も、08アングライフェンと04ヴォルシェーブが上位評価組と、順当決着となる可能性が高い。

【小波乱】アングライフェンはいまの馬場状態が合う。条件が好転するエーティータラント。コースが変わりポセイドンバローズが浮上。

好走続くも同クラスを勝ちきれない○エアアンセム。初週ホワイトへの乗り変わりが焦点。コース値が抜けて良いわけではないので簡単ではないと判断、次点に落とす。軸は同じ前走107持つ◎アングライフェン。3番手に休養明けでも同104▲シホウ。同様に休養明け☆ヴォルシェーブ。ちょっと波乱含みも感じるメインである。

確実に地力がアップしてきた12エアアンセムが有力。潜在能力の高さからうまく仕掛ければ差し切れる。次位は8アングライフェンで現級勝ちの実績から差はない。▲は7シホウで久々でも能力的に魅力はある。