【捲土重来】中山2000mの大外18番枠で、スローになったらまずいよなという思いがチラリと頭をかすめたが、案の定、前半1000mは1分2秒6の超緩ペース。
サンクボヌールは、終始外に振られ、大した工夫もなく、ゴール前なだれ込むだけの前走にはがっくり。しかし三走前の小倉・上がり33秒9は、1000万はもちろん。もうひとクラス上の準OPレベルの決め脚だ。地元京都の1800m、鞍上デムーロとくれば巻き返し十分。
同等レベルの対抗が
アドマイヤシーマ。数字こそ減っていないが、一度使うと摩耗も激しいのだろう。近二走の成績は案外だが、前回の休み明け・
糺の森特別の1分45秒7に、同馬のポテンシャルと決め手が凝縮している。一角崩しがあれば
シャルール。札幌の芝1800mのを鮮やかに抜けきった新馬で、クラシックを強く意識した
ゼンノロブロイ産駒。騎乗法や体調等、紆余曲折はあったものの、前回の2分1秒8は、稍重条件を差し引きすれば、相当に中身は濃い。
当該条件に1分45秒2・2着がある
アサクサティアラは、リフレッシュ効果に期待。取り消し明けだが、
ティーエスクライ、
ティアーモは現級の常連。