※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
高松宮記念への
ステップ重賞のひとつ。
阪急杯は1400mなので、1200mの
ステップとしては中山の
オーシャンSとこのレースとの二択です。
ストレイトガール、
ドリームバレンチノ、
ロードカナロアと、過去4年の勝ち馬のうち3頭が
高松宮記念に直行して馬券圏内に入っているように、ハンデ戦でありながらGIに直結する重要な一戦です。
1.斤量を背負っている馬が強い
ハンデ戦では重い斤量を背負うのを嫌って、実績上位馬が出走をためらう傾向がありますが、このレースに限ってはそんなことはありません。過去10年間で「斤量57kg以上背負った牡・セン馬」と「斤量55kg以上背負った牝馬」は合計して[6-5-1-40]で、勝率15%、連対率27.5%と優秀です。人気サイドばかりではなく、昨年の
セイコーライコウ(12番人気3着)のように穴馬の激走もしばしば見られるので、配当期待値も悪くありません。
2.先行馬が強い
京都芝1200mはゴール前直線が短く、4コーナーの坂を下るとあとは平坦ですから、先行有利が大原則です。過去10年で逃げ・先行馬が5勝、2着4回。追い込み馬の勝利は2009年の
アーバンストリートが最後で、差しが届きにくい傾向は近年ますます強まっています。極端な脚質の馬を軸に選ぶのは避けたいところ。
3.4歳馬は大苦戦
過去10年で4歳馬の成績は[1-2-1-30]で勝率2.9%、連対率8.8%。5歳馬の16.1%・22.6%、6歳馬の9.5%・19%と比較すれば、かなり苦戦していることがあきらかです。しかも1番人気が5頭いながらこの数字。勝ったのはあの
ロードカナロアだけです。4歳馬にとってこのレースを突破するのは簡単ではありません。
ビッグアーサーは初めての1400m戦だった
阪神Cを3着して、あらためて力量の高さを見せつけました。今回は
ミルコ・デムーロ騎手への乗り替わり。今年のス
プリント路線を背負って立つであろう実力馬がここで勝負手を打って、いよいよ天下獲りに乗り出しました。
ネロはここに来て連勝。古馬重賞への挑戦は今回が初めてですが、ここでも楽に先行できるだけのスピードの持ち主で、ス
プリンターとしての資質の高さは重賞に入っても見劣りません。
ダンスディレクターは1400がベターの印象ですが、京都では過去7戦4勝2着3回と
パーフェクト連対。直線平坦の京都はこの馬の切れ味が最大限に活きる舞台で、1200でも侮れません。
サトノルパンは
京阪杯の勝ち馬ですが、
ビッグアーサーの差し遅れに助けられた印象があります。スタートが安定しないのも不安材料ですが、1200では2戦2勝と底を見せていないのは魅力です。
アースソニックは2013年の
京阪杯の勝ち馬で、近3走も2・3・2着と、京都芝1200mでは無類の安定感を誇ります。
ローレルベローチェは
淀短距離Sの勝ち馬。ただし今回は同型が多数揃った印象で、前回ほど楽なレースにはなりそうにありません。
アクティブミノルはGII
セントウルSの勝ち馬ですから、ここでは格上とも考えられますが、4歳苦戦の傾向を鑑みて今回は抑えまでの評価。