【目に見えて強くなった】ストロンタイタンの上昇振りには目を見張る。二走前の
足立山特別をみると、どこか平坦向きのジリ脚。高速ラップや時計も課題ありと思っていたが、
玄海特別のラスト4Fのレースラップは11秒6―11秒6―11秒5―11秒6(自身の上がりは34秒4)。1000m通過・1分2秒3のスローの上がり勝負にしろ、数字通りの加速ラップを描きつつ、後続に0秒6差、2分0秒2というタイムも出色。直線フラットコースの京都なら、前走のインパクトがそのままだ。
強敵は
バイガエシ。
ジェンティルドンナメモリアルは、望外の8着。追い込み一手ゆえ、不発も覚悟しておかなくてはならないが、最速の上がりで
函館記念が5着。当該コースにも1分59秒2で勝ち鞍もある。
ヴォージュの勢いも侮れない。
北野特別は11秒7―11秒2―11秒1―11秒6というHラップを、二番手追走からアタマ差押し切った。追わせる外国人ジョッキーもいい。ならばここ一番、ムーアの
シャドウウィザード。展開やペースを読むのに長けた、
武豊の
カゼルタが連れて浮上。
ブレイクザポケットの前走の差し脚も実に印象的だった。