京都芝2200mで行われた先週のエリザベス女王杯。追い切り本数の少ないクイーンズリングの1着にはやられましたが、調教タイプとしては併用調教が1着2着。4着にも標準多め併用で、5着は14番人気の標準併用。掲示板に併用調教が4頭も独占した状態を考えると、やはりこの舞台における併用調教の適性が高いことを示しています。

　近走は惨敗が続く◎アグネスフォルテですが、最終追い切りの動きを見ていると、決して状態が落ちているとは思えません。距離が合っていない菊花賞や相手が強すぎた日本ダービーなど敗因は明確。重賞で2着したこの舞台なら変身可能ですし、このメンバーで標準併用の調教タイプなら十分勝てると思います。

1.スピリッツミノル
今回：急仕上げトラック
前回：急仕上げ併用

2.エーティータラント
今回：標準多めトラック
前回：標準トラック

3.ノーブルマーズ
今回：馬ナリ平均坂路
前回：標準多め坂路

4.アグネスフォルテ
今回：標準併用
前回：標準併用

5.グランアルマダ
今回：一杯平均坂路
前回：標準坂路

6.アルター
今回：標準トラック
前回：標準トラック

7.カルシャン
今回：標準坂路主体
前回：連闘

8.レッドルーラー
今回：標準併用
前回：標準多め併用

【しぶとい】「思った以上にしぶといヤツ」というのが、ワタクシの子供時代にも幾人かいたが(笑)、ノーブルマーズの粘り腰もなかなか。セントライト記念で、一瞬顔を覗かせたシーンも今思えばなるほど。前走はラスト4Fから11秒9-11秒3-11秒2でロングスパート。最後の1Fは12秒0を要したものの、今週から京都は仮柵を設置したCコース、例年にならえば、インと逃げが有利だ。格上がりでもこのメンバーなら先手必勝。

　エーティータラントは、直線下りの京都2200mは〔1112〕と崩れが少ない。脚質、初コースが微妙だが、能力的にアルターは、単があって不思議なし。スピリッツミノルは、原型は先行馬。アグネスフォルテの流れ込み、グランアルマダなど、少頭数でも接戦

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【順当】前走、直線で寄られる不利を受けながら、最後はしっかりと伸びていたアルター。京都の広い外回りコースを狙って、確勝を期した関西遠征。しっかりと結果は残したいところだ。相手は先手を奪うと粘り強いノーブルマーズ。この条件で、春にGll2着の実績が光るアグネスフォルテの3歳2頭。

【能力通用】セントライト記念でディーマジェスティから0秒4差の5着と、重賞でも好走している03ノーブルマーズ。1000万下から昇級するが、能力ではまったくひけを取らない。条件適性の高さやデキのよさも目立っており、好勝負可能だ。相手は、02エーティータラントと01スピリッツミノルを上位に。少頭数でもあり、大きな紛れはないはずである。

【小波乱】グランアルマダは先行力十分。しぶとさも兼ね備えている。追い比べでアルターが前進する。アグネスフォルテはこの距離が合う。

少頭数でも難しい並び。平均値トップ○スピリッツミノルもいいのだが、3歳で距離、コースともに指数が上回る◎ノーブルマーズのほうがいいと判断する。3番手に▲エーティータラント。同距離コース98ある☆アグネスフォルテ。

久々を使って完全復調した6アルターが有力。スタミナ型でうまく末脚が生かせればチャンスはある。対抗は2エーティータラントで末脚が引き出せれば差はない。