【本格化】ヴァンキッシュランにとって、前走は無念の降着。しかし、東京2400mを、11秒3―11秒1―11秒2(3Fは33秒6)というレースラップに対し、自身のソレは33秒2。具体的な10秒台の数値こそ示していないが、本格化は一目瞭然。山元トレセンで英気を養い再始動となるが、母は仏G1・オペラ賞優勝。ダービー出走はもちろん。古馬となってもG1が視界に入る、成長力を備えた世界レベルの良血馬だ。

　2着の筆頭にはドゥオーモの素質を抜擢。キャリアは1戦、デビュー戦の時計も1分51秒4にすぎないが、11秒9―11秒2―11秒3(3Fは34秒4)というレースラップを、33秒8の加速力で一閃。距離設定は微妙でも、まずは才能に注目。地味ながら、ナムラヘイハチローは粘り強いラップ好戦でゆきやなぎ賞を2着。

　ネオユニヴァース産駒だけに、瞬発力勝負になると少し分が悪いが、ジュンヴァルカンもHレベルのレースを繰り広げている。シンゼンドリーム、レヴィンインパクトも、まだ成長と巻き返しの余地を残している。

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【小波乱】ヴァンキッシュランの前走は上がり3ハロン33秒2の末脚で1位入線。レースごとに切れ味を増しており、ここは2着降着のうっぷんを晴らす。ジュンヴァルカンは追って味があり、距離が延びてもよさそう。ドゥオーモも初戦はいい末脚を披露。あの内容なら昇級でも。しぶといナムラヘイハチローに、シンゼンドリーム、レヴィンインパクト、ロードランウェイを押さえる。

【過信禁物】前走で降着となった11ヴァンキッシュランが人気を集めそうだが、先行内容がいい03シンゼンドリームと04ジュンヴァルカン、10ナムラヘイハチローの3頭を、ここは上位に評価。意外だったのが03シンゼンドリームの人気のなさで、これなら迷わず本命だ。◎○▲の組み合わせから流す馬券で、妙味のある配当を狙う。

【小波乱】ヴァンキッシュランはスピードを持続できる。芝に変わりダノンアローダが能力全開。レヴィンインパクトは内枠を生かす。

前走での同距離コース91ならば今回も○ナムラヘイハチローには期待できる。しかしあっさり逆転があるのは92◎ヴァンキッシュラン。3番手は初戦74の勝ち抜け▲ドゥオーモ。同じディープ産駒でどうなるかが楽しみ。あとは前走80台。上位人気サイドの決着だと見ている。

使い込んで確実にパワーアップした4ジュンヴァルカンを推す。先行力があり好位を確保できれば突き抜ける。○は11ヴァンキッシュランで潜在能力は上位で勝機はある。