昨年の西宮S。3連単105万の大波乱でしたが、1着から3着馬までに共通する調教内容が「最終追い切り場所が栗東坂路でラスト1Fが最速ラップ」に該当していたということ。特に人気薄だったリメインサイレントとアドマイヤドバイは1Fが12.5秒以下と速い時計でした。

　今年の西宮Sでこの調教パターンに該当したのは、1F12.4秒だった◎ブレイヴリーのみ。前走と同じ中2週ですが、追い切り本数を強化した乗込坂路。そもそも阪神芝1800mには実績がありますが、自分のリズムでハナを切れば、後続を封じ込めることができるでしょう。

1.グッドスピリッツ
今回：標準併用
前回：標準併用

2.ブレイヴリー
今回：乗込坂路
前回：馬ナリ平均坂路

3.タマモネイヴィー
今回：標準坂路
前回：標準坂路

4.レッドルーラー
今回：標準多め併用
前回：標準坂路主体

5.ブラックムーン
今回：標準坂路
前回：標準多め坂路

6.シャドウダンサー
今回：標準併用
前回：標準併用

7.メイショウコルノ
今回：標準坂路
前回：標準少め坂路

8.カバーストーリー
今回：標準坂路
前回：標準坂路

【決め手重視】ブラックムーンの地力を信頼だ。石清水S・1分33秒8の2着あたりから、じんわりと本格化ムード。現級の飛鳥Sを、上がり33秒5で1分47秒0。中山の急坂・スピカSは、上がり33秒5で一気差し。開幕週の切れ勝負とテッポウもお手のモノだ。

　小頭数のヨーイドンの差し比べが濃厚、となれば二の筆頭は、福永の腕も込みでカバーストーリー、次いでシャドウダンサーの決め手。レッドルーラー、ブレイヴリー以下、連下は拮抗。

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【軸信頼】休み明けのハンデを差し引いても、OP特別3着の実績馬ブラックムーンの優位が揺るがない。全成績【4.3.3.2】は並の馬が出せる数字ではなく、来年は重賞で上位を賑わせていることだろう。ここは不動の本命。相手はスタートさえ決めれば、十分に差し届く力を持っているシャドウダンサー。阪神3勝と相性のいいカバーストーリー。

【相手探し】ここは素直に、人気の05ブラックムーンを信頼すべきレース。休養明け初戦というマイナス材料があろうとも、この相手関係においては力が違いすぎる。仕上がりも決して悪くはなさそうで、少頭数となったのもプラス。相手は、08カバーストーリーと07メイショウコルノの2頭を上位に評価した。大きく紛れるケースは考えづらい。

【小波乱】メイショウコルノは条件が合う。堅実な走りを見せるブラックムーン。レッドルーラーは力をつけている。

平均値も前走も断トツ◎ブラックムーンが圧倒している。相手も○シャドウダンサーと▲カバーストーリーでスンナリ決定。コース最高値同値で☆レッドルーラー。あとはオッズ次第。

久々だが仕上がりは上々の5ブラックムーンが主力。準オープン勝ちの実績から能力は上位。メンバー弱化のここなら負けられない。対抗は4レッドルーラーで実績ある阪神でチャンスはある。