※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
芝1200戦としては唯一のGIIで、なおかつ国際競走。
スプリンターズSへの前哨戦ということもあって、毎年豪華なメンバーが集結します。そのわりには、過去10年で1番人気が1勝しかできていません(2着5回、3着2回)。実績通りには収まらない面があり、連単系の馬券では裏を狙う余地があります。
1.器用さが武器になる
阪神芝1200mはスタートから最初のコーナーまでの距離が短いために、器用さが必要とされます。斤量を背負った実績馬のエンジンがかかった頃には、上手に立ち回った軽量馬がトップスピードに乗っている、というパターンが通例。阪神開催限定の過去9回で、斤量55キロ以下の馬は[8-2-6-46]ですが、それを超えると[1-7-3-64]と勝ちが遠くなります。また、57キロ以上を背負った馬の勝利はありません。
2.新潟、小倉からの臨戦が有利
阪神開幕週の高速決着に対応するためには、前走新潟か小倉で時計が速いレースを走っていた馬が有利です。こちらも阪神開催限定の過去9回で、前走新潟組は[3-0-2-13]で前走小倉組は[5-1-4-50]。勝ち馬はほとんどこの二組から輩出されています。対照的に前走中京組は[0-3-0-9]、前走北海道組は[0-2-1-14]と芳しくありません。
3.先行スピードが求められる
同じく過去9回で見ると、レースの上がり3Fが一番遅かった年で34.5秒。33秒台を記録したことも4回あります。後ろから追走する馬に勝機が薄くなるのは当然のことです。過去9回のうち4角先頭の馬が2勝を挙げていて、4角3番手以内だった馬の成績は[5-4-2-18]。
ネロは
アイビスサマーダッシュを2着に敗れましたが、勝った
ベルカントとタイム差なしの接戦でしたし、54秒1は例年なら勝っていてまったく不思議ない立派な時計です。追ってからの決め手に欠けるところがあってまだ重賞未勝利ですが、この馬は関西馬ながら阪神を使うのは初めて。立ち回りの上手さを活かすには願ってもない舞台であり、今回は重賞初制覇の大チャンスと見ます。
ビッグアーサーはス
プリント界の新王者。高速決着は望むところですし、阪神芝1200mでは2戦2勝。休み明けで58キロでも大崩れする場面は想像できません。
ラヴァーズポイントの前走は、外枠から競り合う厳しい流れで気難しさを出しての大敗。
CBC賞がそうだったように凡走後も一変がある馬で、前走だけで見限れません。
差す形が板について競馬ぶりに幅が出た
アットウィル、得意の右回りで雪辱を期す
エイシンブルズアイ、前走は不利もあり57キロなら見直せる
スノードラゴン、昨年の2着馬でGI以外では大崩れがない
ウリウリまで。