11R

札幌2歳S

15:25発走 / 芝1800m (右 C) / 天候:曇 / 馬場:良
2回 札幌 5日目 サラ系2歳 オープン       (国際)(特指) 馬齢 14頭
本賞金:3100,1200,780,470,310万円
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 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

14

1点 3000円

馬連流し

14

相手

3

7

9

10

11

13

6通り 各1000円

ワイド

7

-

14

1点 1000円

望田潤の見解

 ファストアプローチ母ジョリージョコンドサトノクラウンの全姉にあたり、サトノクラウンの種牡馬としての可能性を高く評価してきた筆者としてはこの馬にも注目したくなる。

 父ドーンアプローチ(英2000ギニーなどに勝ったパワーマイラー)が力馬タイプなので洋芝は合うし、ガリレオを通じるミスワキのクロス5×4だから馬場が渋ってもOK。距離も1500mより1800mがベターだろうから、ここも力強く捲りきるとみた。

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

14

1点 5000円

馬連流し

14

相手

3

4

7

10

4通り 各1000円

馬連流し

14

相手

2

9

2通り 各500円

山崎エリカの見解

 昨年のこのレースでキャリア4戦のトラスト(5番人気)とキャリア5戦のブラックオニキス(10番人気)で決着したように、特にこの時期の2歳戦は、キャリアが豊富な馬が優勢。先週の新潟2歳Sの2着馬コーディエライトも、メンバー中で2番目にキャリアが豊富な馬でした。

 コーディエライトのように、逃げて大幅にパフォーマンスを上昇させた馬というのは逃げ限定タイプであることが多く、新潟2歳Sで逃げられなかった場合を想定すると危うくて、私は本命にすることが出来ませんでした。しかし、まんまと逃げ切られて、やられました(´・ω・`)。

 確かにフロンティアのように1戦1勝でも通用する馬も少なくありませんが、そういう馬は、この先の重賞でも通用するような素質馬ばかり。過去に1戦1勝で札幌2歳Sを勝利した馬にロジユニヴァースレッドリヴェールなどがいますが、これらは後のダービー馬と阪神ジュベナイルFの勝ち馬です。

 つまり、横一線の力関係ならば、キャリアが豊富な馬のほうが有利であること。これはデビュー2戦目よりも、デビュー3戦目、それよりもデビュー4戦目のほうが伸びシロが大きいからです。デビュー5戦目を超えてくると、それほど大きな伸びシロがありませんが、とにかくデビュー5戦目までは成長力を見せてくれます。

 デビュー5戦目までに未勝利を勝ち上がれない馬の多くが、しっかり休養させて成長を促すか、条件を変えない限り、永遠に未勝利のまま終わってしまうことが多いのは、ほとんど伸びシロがないから。競馬は往々にして、新馬戦をかっこいい勝ち方をした馬が、人気の中心に支持され、一見、そちらを狙うほうが堅実で順当な予想に感じるかもしれません。しかし、その実、配当妙味のない穴馬を狙っているようなもの。キャリアが豊富な能力上位馬を狙うほうが、よっぽど堅実で順当なのです。

 よって、新馬戦で強烈な勝ち方をした馬がいない今年の札幌2歳Sも、堅実で順当な予想を心がけ、◎には、ファストアプローチを推します。この馬はデビュー2戦目の前走・未勝利戦では、外枠からロスの多い競馬で5馬身差の圧勝。スローペースの上がり勝負の新馬戦ではジリジリとしか伸びて来られずの4着でしたが、前走ではレースが流れたこともあり、成長力を見せつけることが出来ました。前走で大味なレースをしていたことからも、距離が伸びるのは吉と出るはず。また、前走時よりも時計を要すようになった札幌も合うでしょう。

 ○は、超スローペースの前走の新馬戦で、メンバー最速の上がり3Fを駆使して完勝のクリノクーニング。前走はラスト2F12秒0-11秒9と最後まで脚色が衰えることなく完勝。新馬戦で一番いい勝ち方をしたのはこの馬であり、指数もメンバー中ナンバー1のものをマーク。新馬戦の指数も重賞で通用しても不思議ないレベルのものでした。

 ▲は、○クリノクーニングが勝った新馬戦の2着馬カレンシリエージョ。新馬戦では着順も上がり3F最速もクリノクーニングに譲る形で完敗でしたが、この馬が3着馬キョウエイルフィーにつけた着差は8馬身。そのキョウエイルフィーもその次走で未勝利を勝利しているように、レベルの高い一戦だったことは明らか。前走初芝で善戦した、キャリアが豊富すぎて、もうそれほど上積みがなさそうな地方馬が想定以上に人気していることもあり、こちらを3番手評価にすることにしました。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

1

4

6

7

10

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

10

相手

1

4

6

7

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

6

相手

1

4

7

10

14

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【まずはオルフェ二騎】ロックディスタウンの資質と決め手に注目。平坦・新潟の外回りの新馬戦は、スローの上がり勝負が定番。そうはいっても、11秒2-10秒5-11秒1(3Fは32秒8)というレースラップを32秒5で串刺し。あのハープスター新潟2歳Sに匹敵する快ラップで、一気差しを決めた。

 母の半弟はゼンノロブロイ。半姉タガノエリザベートファンタジーS優勝、キャットコインクイーンC勝ち、ワンブレスアウェイは現役5勝馬と、姉たちも活躍しているが、父にオルフェーヴルを得て、490キロの大型サイズに出た。

 新潟から天栄、そして北海道入りというハードな日程が心配だったが、最終追い切りは札幌の芝でしっかりと5F追いをこなせた。

 対抗もオルフェーヴル産駒のクリノクーニング。函館・芝1800mの新馬戦は、後半1000m目から11秒台に突入。最後の2F目に12秒0に落ちたが、ゴール前の1Fは11秒9に再加速。1分49秒7というレースレコードだけではなく、道中のラップも味わい深い。

 単穴はハーツクライ産駒コスモインザハート。新馬戦は5F通過・58秒6という出入りの激しいタフな流れを中団内で脚をため、直線内からスルスルと伸び、反応が実に機敏。1分34秒0も2歳6月の阪神開催の時計とすれば出色といっていい。

 兄姉に目立ったブラックタイプは不在ながら、牝系はサドラーズウェルズ×デインヒルと良質だ。

 二戦目の勝ち上がりになるが、ファストアプローチは札幌の1500mを、4角先頭策でレコードに0秒2差の好記録で楽々とフィニッシュ。530キロ前後のスケールを誇り、祖母はジョコンダII、母の弟は宝塚記念サトノクラウンと血統も確かだ。

 カレンシリエージョは、新馬戦で対抗に0秒2遅れの2着に敗れたものの、続戦は後続に1秒3差をつける大差勝ち。半姉は本年のヴィクトリアマイル優勝馬アドマイヤリード。まだ上積みが期待できる。

 時計・上がり更新がカギになるが、シスターフラッグの新馬戦の末脚と内容は大物感いっぱい。道営ダブルシャープも頑張れ。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連複フォーメーション
1着

3

7

2着

3

4

7

10

相手

1

3

4

6

7

10

11

19通り 各500円

須田鷹雄の見解

 今年は函館の新馬組が人気になりそうだが、☆クリノクーニングは新馬戦の時点でかなり仕上がっており、上積みが微妙。▲カレンシリエージョは函館戦で物見が激しかったため札幌に厩舎を移しての一戦だが、中間を見る限りマイナス馬体重での出走になる可能性がある。△シスターフラッグは前走の時計が▲☆とだいぶはなれているし、△ロックディスタウンはコース替わりがどう影響するか微妙なところだ。

 もし▲☆が良いパフォーマンスを発揮できないようだと、道営勢にチャンスがあるのではないか。ここまで行われたオープンではともに道営勢が馬券に絡んだ。その◎ミスマンマミーアと○ダブルシャープのどちらかが3着以内という馬券を買いたい。

 ◎はコスモス賞2着で、優勝馬は不在。仮にこれが中央馬だったらかなり人気になるはずだ。○はクローバー賞からの距離延長を克服しなければならないが、安定味があるので相手なりに走って2,3着という形も見込める。3連複のフォーメーションで。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

2

3

6

7

12通り 各400円

3連単BOX

2

3

6

7

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

攻めの予想 netkeibaローカル本紙の予想

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netkeibaローカル本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

7

相手

1

3

8

9

10

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

14

相手

1

3

8

9

10

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

3

相手

1

8

9

10

14

30通り 各100円

netkeibaローカル本紙の見解

【伏兵多し】クラシックまで狙える大物のデビューが多かった影響か、札幌新馬勝ちが不在という不思議な札幌2歳S。強い勝ち方をしたとしても別の競馬場のため、素直に力を信用しにくい。

 それならば当地でOP勝ちをしている唯一の馬7ダブルシャープで十分計算できるはず。門別所属ということで、素質の全貌は解明できていないが、4コーナーで前が開いた瞬間にスッと前に出てくる脚は、相当な芝適性を感じさせた。先週は南関東の注目株、中野騎手が爪痕を残したが、今週はホッカイドウ競馬の若武者、石川騎手に期待したい。

 14ファストアプローチも札幌で未勝利勝ち。不利な外枠で前半脚を使いながら、後続との差を直線で開いた内容は優秀。距離が伸びて、ますます魅力が増す。3ミスマンマミーアは芝2戦目。時計がかかればかかるほど、楽しみも倍増。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

1

3

4

10

14

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

11

相手

1

3

4

10

14

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎ロックディスタウンは「オルフェーヴル×ストームキャット」という組み合わせで、キャットコインクイーンC)、ワンブレスアウェイ(OP)の4分の3妹(母が同じで父が親子)にあたる。母ストレイキャットゼンノロブロイ(年度代表馬)の半姉にあたる良血。

 新潟芝1800mで行われた新馬戦は、直線半ばまで前が壁になって動くに動けなかったものの、進路が開くと楽々と抜け出し、上がり3ハロン32秒5で差し切った。4分の3馬身、という着差以上の楽勝だった。牝馬ながら490kgという堂々たる馬体。父オルフェーヴルは高速馬場よりも少し時計の掛かる馬場のほうが強かったので、札幌の洋芝に替わるのは問題ないだろう。

最速予想 netkeiba編集部の予想

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 2歳戦で最初の中距離重賞。かつてロジユニヴァースゴールドシップというクラシック馬がここに登場したことがあるように、中距離タイプの夏場の大目標となります。北海道シリーズの2歳戦の総決算という位置付けもありますが、2012年に北海道開催が短縮されて、施行時期が繰り上がってからは、その意味合いが微妙に変化しつつあります。

1.本州デビュー組の存在感強まる

 繰り上げ初年度の2012年の2着は阪神デビューのラウンドワールドで、2013年は阪神デビューのレッドリヴェール、福島デビューのマイネグレヴィルがワンツー。2014年も東京デビューのブライトエンブレムと福島デビューのマイネルシュバリエがワンツーしています。昨年と一昨年は本州デビューの有力馬が不在だったので好走が途切れていますが、本州デビュー組の優位は近年顕著な傾向として見逃せません。

2.牝馬が強い

 昨年10番人気で2着したブラックオニキスは、メンバー中唯一の牝馬でした。一昨年はクロコスミアが、2014年はレッツゴードンキが3着。その前年はレッドリヴェールマイネグレヴィルと牝馬2頭によるワンツーでした。施行時期繰り上げ以降は、それ以前とは傾向が一変して、牝馬が走りやすいレースになっています。

3.前哨戦敗退からの巻き返しに注意

 昨年はクローバー賞2着だったトラストが勝利。一昨年3着のクロコスミアコスモス賞では4着でしたし、2013年2着のマイネグレヴィルコスモス賞では3着。これらの例のように、コスモス賞、クローバー賞の前哨戦を使われた組は、勝ち馬を差し置いて、そこで負けていた馬の活躍が目立ちます。

 ロックディスタウンは新潟デビューのオルフェーヴル産駒。前走で490kgという馬体は牡馬顔負けで、着差以上に余裕のある勝ちっぷりでした。半姉はデビューから3連勝したキャットコインで、母系も魅力充分。父の産駒としては完成度が高く、センスとキレ味で他馬を一歩リードしています。

 ファストアプローチはスムーズに競馬ができた前走が5馬身差の圧勝。前走で532kgという巨漢馬なので、初戦のように馬込みに包まれたときの対処には課題が残りますが、スムーズな競馬ができれば重賞でも差はないはずです。ミスマンマミーアコスモス賞2着ですが、上がり3Fはメンバー中1位で、ゴール板を過ぎてからも伸び続けていました。芝2走目の上積みは大きく、前進は必至でしょう。

 コスモインザハートは阪神芝1600mでの勝ち上がり。時計も優秀ですし脚質的に距離延長も向きそう。じっくり間隔を開けての上積みも見込めます。カレンシリエージョは初戦こそ不覚を取りましたが、2着を1.3秒ぶっ千切った2戦目が本来の姿でしょう。前走が重馬場での勝利だったように、牝馬ながらタフな馬場は大歓迎。

 クリノクーニングはそのカレンシリエージョをレコード駆けで降してオルフェーヴル産駒として初勝利を飾りました。ただし、それ以前のレコードホルダー・タガノアシュラが昨年の当レースで惨敗しているように、函館での好タイム勝ちは当てにしづらい面があります。ダブルシャープクローバー賞の勝ち馬。スピードが勝ったタイプで距離延長には課題も残りますが、芝2走目の上積みは大きいはずで、2歳馬離れしたレースセンスと根性に期待。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

3

相手

1

6

7

9

10

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

3

2着

10

相手

1

6

7

9

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

3

2着

11

相手

1

6

7

9

10

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

コスモス賞で芝適性を見せ、指数は同距離コース96という◎ミスマンマミーア。これを今回も出せるならば十分いけるはず。相手は初戦勝ち抜けの馬たち。○クリノクーニングと▲ロックディスタウン。続いて☆コスモインザハート。軸がおそらく人気にならないと思うので、薄めに抜ければ波乱の可能性はありそう。穴狙いに徹する一戦。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

1

4

6

7

11

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

14

相手

1

4

6

7

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

11

相手

1

4

6

7

14

30通り 各100円

田沼亨の見解

デビュー戦でレコード勝ちした10クリノクーニングが主力。競馬センスが良く潜在能力は高い。状態も大幅にアップしている現状から期待できる。次位は14ファストアプローチで末脚は強烈で能力はA級。▲は11ロックディスタウンで洋芝向きで通用する力はある。

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