クリアザトラックはカミノタサハラ、マウントシャスタ、ボレアス、ベルキャニオンと全兄はみんなオープン馬。まだ気性が幼くて、毎日杯では3角すぎから一気に吹かしてアルアインに並びかけてしまい、あれでは止まっても仕方ない。いつも書くように、オープン級のレースで引っかかるのはエンジンがオープン級の証。ここは少頭数で出入りも激しくなさそうだから、前々走のようになだめて運べれば押し切れるはず。

　ベアインマインドは母系にアフリートの血を引くので馬群に入るとあまり良くない。ここは少頭数で行っても差してもレースはしやすい。ロードリベラルは福島で大外一気を決めたが東京ならもっと斬れそうな馬だ。

　過去2年の江の島特別はいずれも逃げ切り勝ち。その調教タイプは標準坂路と馬ナリ平均坂路主体。頭数の少ないここはどの馬が逃げるか判断の難しいところですが、桜花賞で逃げた実績がある◎カトルラポールが面白いところ。

　調教タイプは馬ナリ平均坂路なので、逃げることができれば押し切れる調教タイプ。距離実績もなく、他馬が警戒しない流れになってくれれば、よりチャンスが広がります。

1.ペルソナリテ
今回：馬ナリ平均トラック
前回：馬ナリ平均トラック

2.ロードリベラル
今回：標準少め併用
前回：標準トラック主体

3.ポールヴァンドル
今回：軽目トラック
前回：軽目トラック

4.リュウツバメ
今回：馬ナリ平均トラック
前回：連闘

5.ベアインマインド
今回：馬ナリ平均併用
前回：標準少めトラック主体

6.カトルラポール
今回：馬ナリ平均坂路
前回：軽目坂路

7.キャプテンペリー
今回：乗込併用
前回：標準併用

8.クリアザトラック
今回：標準多め坂路
前回：一杯平均併用

9.ストーミーシー
今回：馬ナリ平均トラック主体
前回：連闘

【上位拮抗】クリアザトラックは朝日杯FS7着だが3番人気に推された素質馬。休み明けも動き軽快で成長も見込め勝ち上がりに期待。ストーミーシーは重賞で好走歴。レースぶり前進しており降級戦でチャンスも十分。ペルソナリテも力量上位の存在で気配も良く争覇圏。ポールヴァンドルも素質見劣らず上位の候補。ベアインマインドとキャプテンペリーも勝って同条件で侮れない。

【血統注目】3歳馬クリアザトラックは、このクラスは早々に勝っておきたい、ディープ産駒の良血マイラー。毎日杯は残り1Fで失速したが、距離短縮で前進を期待させるレース内容だった。

　対抗はベアインマインド。初勝ちは当該マイルの1分33秒9、パワー勝負の梅雨時の芝なら、追走も楽になる。キャプテンペリーは前走稍重馬場もよく我慢して1分34秒5と、辛抱強く競馬を教え込んだカイがあった。一瞬しか脚は使えないが、ペルソナリテ、ストーミーシーも僅差。

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【混戦】ゆったりとした流れになりそうで、好位付けから瞬発力が発揮できる9ストーミーシーを主軸に抜擢。8クリアザトラックはひと息入ったがスピードで押し切りが狙えるとみる。3ポールヴァンドルは距離短縮がプラス材料になりそう。1ペルソナリテは降級有利で食い込む可能性が考えられる。5ベアインマインドは距離がカギだが立ち回りひとつでチャンスあり。

【小波乱】クリアザトラックは仕上がり良好。先行力があるポールヴァンドル。ロードリベラルは末脚が鋭い。

指数では降級組の◎ペルソナリテ。相手に○ストーミーシー。そこから3歳。▲クリアザトラックと☆ポールヴァンドル。少頭数の割には難しい比較。

古馬相手でも自己条件なら能力上位の3ポールヴァンドルが主力。スピードは上位でリズム良く走ればチャンスはる。対抗は5ベアインマインドで叩いた効果は大きく能力は上位。