【造りかえてくる】
ディバインコードの速力が、この組み合わせなら一歩リード。初勝利の新潟1400mは、1000m通過が57秒7―1200m通過・1分9秒2というHラップを自らが演出し1分21秒5。アスター賞で、中山の坂とマイルを克服。
京王杯2歳Sも、レース自体はさほど精密ではなかったにしろ、背割れするほど、明らかな重目の身体でも、1分22秒5で3着。1週前追い切りは
京都金杯に出走する
マイネルハニーとビッシリ合わせ、意識的に馬体造りを変えてきた。
対抗は
サレンティーナ。馬体を増やす形で、前走当該マイルを外一気。短い間隔の中で、最終追い切りは南W・66秒8と、馬体を緩めることなく攻めている。
バリングラは、東京1600mを1分36秒5。全体時計とすればマズマズだが、ただ上がり3Fのラップは11秒9―11秒6―11秒9と、際立った数字を記録しているワケではなく、ムーアに「走らされた」感も少々。距離やダート適性なども含め、今回がひとつの分水嶺。
ナイトバナレットは、
ひいらぎ賞・1分35秒2というコース経験が大きい。一本調子なのは否めないものの、
マイネルアムニスの
ベゴニア賞の上がり3Fのレースラップは11秒6―11秒1―11秒9。理屈的には、前記した
バリングラより数値は高い。
グリトニルは、
ひいらぎ賞は勝負どころで前が壁になる不利。
アドマイヤシナイは、距離延長にまだ見どころがある。