※火曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
JRAのダート路線は、フェブラリーSでひとつ区切りがつきます。それ以来最初のJRAダート重賞がこの
マーチS。歴代の勝ち馬には
テスタマッタ、
エスポワールシチーというチャンピオンの名前も見られますが、たいていの年はビッグネームは不在で、どんぐりの背比べのようなメンバー構成になります。くわえてハンデ戦でもあって、二桁人気馬もちょくちょく馬券圏内に飛び込んできます。難易度の高いレースです。
1.差し・マクリが優勢
ダート1800は先行有利が原則ですが、このレースにおいては当てはまりません。2012年の
サイレントメロディと2013年の
グランドシチーは追い込み、2014年の
ソロルはマクリ、一昨年の
マイネルクロップは差しでこのレースを制しました。昨年は
ショウナンアポロンが逃げ切りましたが、これを含めて逃げ馬の連対は過去10年で2回だけ。
2.長めの距離からの臨戦が優位に
近年の
マーチSにおいて最も多くの好走馬を送り出している
ステップレースは、2000mの
仁川S。昨年の3着馬、2014年の3着馬、2013年はこの組がワンツーを決めています。他では、2000mの佐賀記念や2400mのダイオライト記念という地方の長距離戦からの臨戦馬の活躍も目立ちます。
3.中山実績は参考にならない
過去10年のうち中山で行われた9回を見ると、前走で中山ダート1800mを走っていた馬は[1-3-1-23]ともうひとつです。ダート路線は関西馬上位が大前提で、オープン特別や条件戦のレベルも主要4場の中では中山が一番低くなります。中山で実績を重ねている馬は疑ってみる余地があります。
コスモカナディアンは
仁川Sを2着に敗れましたが、3着には9馬身の大差。川崎記念3着がフロックではなかったことを示しました。ぐんぐん力をつけている4歳馬で、ここで重賞初制覇を決めたいところです。
アスカノロマンはフェブラリーSでは忙しい流れに巻き込まれて失速しましたが、昨年は重賞を2勝した実績馬で、GIIIに降りてくれば見直せます。
メイショウスミトモは昨秋のラジオ日本賞の勝ち馬で、このコースでは確実に末脚を伸ばしてきます。展開次第の面は残りますが、豊富なキャリアに注目。
ロンドンタウンは佐賀記念の勝ち馬で、コースを問わないしぶとい差し脚が魅力。以下、復調しつつある実力馬
アルタイル、昨年の勝ち馬
ショウナンアポロン、一昨年の勝ち馬
マイネルクロップ。