【順当】ジュールポレールは前走ヴィクトリアM3着好走。久々も好時計連発と仕上がり良く降級戦なら負けられないところ。フロンテアクイーンも重賞で上位の実績。叩かれ気配上向きで好勝負も。ヴェネトはここにきて成長示し昇級でも上位争いが見込める。ストーミーシーも気配充実で侮れない存在。ストレンジクォークも巻き返し可能で、オコレマルーナやルグランパントルなどにも注意したい。

【格上主力】ジュールポレールの才能を、ヴィクトリアマイルで再確認。三走前のうずしおS・1分33秒8と上がり32秒8で、重賞レベルに達したことを記したことがある。道悪の阪神牝馬Sも3着に好走、しかしヴィクトリアマイルは452キロに細化。この身体はキツいように思えたが、東京マイル・G1でも3着に踏ん張った。リフレッシュも完了、自己条件なら普通に勝ち負け。

　次位はヴェネト。豊栄特別は1000m通過が57秒1-1200m通過・1分8秒7という確からしいラップを踏んでの完勝だった。ルグランフリソンのベストはマイル、中山も準オープン昇級も問題なし。

　大駈けがあればデアレガーロ。折り合いに苦しんできたが、6F転向でリズムができた。マイルもギリギリ折り合えると見ての延長か。ストーミーシーの一瞬の切れ。ストレンジクォークのパワーの差し。フロンテアクイーンなど、連下は拮抗。

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【混戦】2ジュールポレールは休み明けでも重賞実績を含めて力量上位とみるのが妥当。8ストレンジクォークも休み明けだが長く使える差し脚に期待ができる。3フロンテアクイーンは叩き2走目と条件替わりで差し脚発揮に要警戒。流れ込みタイプの12ルグランパントルを連下の筆頭としてマークする。5ヴェネトは昇級戦だが今回も相手なりに走れそう。7デアレガーロは条件的に微妙だが素質を評価して押さえておく。

【小波乱】ジュールポレールは地力上位。勢いがあるヴェネト。メイクアップはコースが変わり浮上する。

平均値と前走を組み合わせれば、数値としては◎ジュールポレール軸で行けそう。あとは休み明け分デキているかどうかだけ。相手は前走105○ヴェネト筆頭だろう。3番手に▲ストーミーシー。3歳から☆デアレガーロも抜擢しておきたい。以下△まで頭十分の波乱含みメイン。

自己条件なら能力で勝る2ジュールポレールが有力。自在な脚がありうまく仕掛ければ差し切れる。次位は10ストーミーシーで展開に注文はつくが末脚は威力がある。▲は5ヴェネトで格上げになるが上り調子で差はない。

　中山の馬場が改修されて3年目の秋を迎えたが、以前との大きな違いとして挙げられるのはディープインパクト産駒の成績が良くなっていることだ。特に1600m戦は以前のようなハイペースになることが少なく、じっくり脚が溜まるのかもしれない。ただ、上級条件になればなるほど単勝回収率などの数字が落ちていることも確かであり、本質的に合わないことは以前と同様なのだろう。他場で実績を挙げてきて中山コースが初めてとなるディープ産駒は、断然人気となるのであれば、疑ってかかる手もある。

　◎はルグランパントルとした。ここ2戦は新潟でキレ負けした形だが、中山マイルに戻れば話は別だ。叩き3走目となり体調面でも強調できる。

　相手は、フロンテアクイーン、ストレンジクォークへが本線だが、断然人気となりそうなジュールポレールは、冒頭に記した理由により4番手の評価にとどめた。以下は、ストーミーシー、ヴェネト、マリオーロまで押さえる。