※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
JRAで唯一、ダート1200mで行われる重賞。ダート短距離の主戦場は1400mなので、「坂があるダート1200m」はオープンクラスにおいては特殊な部類に入る。ここまでの序列が当てになりにくいため、戦力比較が難しく、1番人気は創設からの過去9年で全敗、2番人気も過去9年で1勝だけと、人気馬受難のレースでもある。
1.若い馬を狙え
このカテゴリーはレースでの消耗が軽いので、高齢まで現役を続ける馬が少なくないが、いつまでも居座り続けるベテランを尻目に勝ち上がっていくのは若い馬ばかり。過去9回で6歳以上の勝利は2012年の
シルクフォーチュンと一昨年の
キクノストームだけで、他は4歳馬が4勝、5歳馬が3勝。単勝候補はこの2世代から。
2.JBCスプリント組は不振
間隔的にJBCスプリントから転戦してくる馬が主力を占める年が多いが、過去9回で[0-1-2-9]。3番人気以内が4頭いながら、パッとしない成績に終わっている。地方交流重賞とJRAのレースとは別物である、ということは、前週の
チャンピオンズCの結果を見ても痛感されるとおりだ。
3.迷った時には1枠を買え
ワンターンの1200-1400m戦は揉まれず追走できる外枠有利が原則だが、このレースでは例外だ。枠番が「1」の馬は過去9回で4勝して2着1回という好成績を収めている。なかには12番人気の
ダノンレジェンドや6番人気の
ノーザンリバーという人気薄も含まれる。
サイタスリーレッドは今春にダート転向して以来7戦5勝。4歳馬ながらすでに重賞・オープンで2勝を挙げており、次代のダート短距離路線のエースになり得る存在だ。前走の大敗は超のつく不良馬場でリズムを崩してのもので、度外視できる。中山は初だが阪神ダートでは3戦3勝であり、直線の急坂もプラスに働きそう。
ニットウスバルは
室町Sを2着、オータムリーフSを1着。毎年寒い時期に調子を上げる馬で、中山ダート1200mで2勝を挙げているコース巧者でもある。
ブルミラコロは相手なりに走って大崩れしない。これまで唯一重賞に挑戦した
根岸Sが11着大敗だったが、今の充実ぶりなら違う結果が期待できる。
ディオスコリダーはぐんぐん力をつけている3歳馬。今回は一気の相手強化になるが、好位で立ち回れる脚質は中山向きで、素質と勢いに注目。以下、公営浦和競馬所属ながらJRA勢相手でも互角に渡り合える
ブルドッグボス。一昨年の勝ち馬で今季もここを目標に上り調子の
キクノストーム。昨年の勝ち馬でしばしば凡走直後の一変があり、JBCスプリント大敗も侮れない
ノボバカラ。