※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
暮れの中山で古馬牝馬のオープン特別として親しまれていたが、一昨年から重賞に
リニューアル。
愛知杯の施行時期が年明けに繰り下げられた影響もあり、牡馬と戦うには足りない牝馬の12月の目標レースとして、オープン特別時代よりもメンバーレベルは着実にアップしている。一昨年の勝ち馬
シングウィズジョイは翌年の
エリザベス女王杯で2着したし、昨年の勝ち馬
マジックタイムもマイル重賞で上位常連の強豪だった。
1.GI帰りが強い
一昨年の
シングウィズジョイは11番人気、昨年の
マジックタイムは1番人気と、人気面には開きがあったが、両馬はともに前走でGIを走っていたという共通点があった。前走GI組が強いというのは、オープン特別時代から引き継がれている特徴で、過去10年(オープン特別時代を含む)で該当する馬は[5-5-2-19]で勝率16.1%、連対率32.3%。
2.前走大敗馬が巻き返す
昨年の勝ち馬
マジックタイムは前走で8着に凡走していた。一昨年は前走10着と16着でワンツーしていて、その前年は前走14着と16着でワンツー。中途半端に好走して疲労が残っている馬よりは、むしろ惨敗しているほうが好走しやすい傾向になっている。過去10年の連対馬20頭のうち、前走掲示板外から巻き返した馬が14頭もいる。ちなみに前走1着馬の連対例は皆無で、前走2着馬も3例のみ。
3.追い込みは苦戦
昨年は4角13番手の
マジックタイムと4角16番手の
レッツゴードンキでワンツーしたが、両馬は牡馬混合の重賞でも好走できる力量馬であり、あくまで例外的なケースと考えたい。過去10年(オープン特別を含む)の勝ち馬のうち8頭は4コーナー4番手以内で競馬をしていて、ある程度早めに動けることは勝ち負けするための必須条件に近い。
エテルナミノルは
エリザベス女王杯を11着に敗れたが、2000m以上の距離に使われること自体が初めてであり、むしろ0.7秒差に踏みとどまったことを評価すべきだろう。ここまで全5勝(ダート含む)を挙げている1600-1800mがベスト距離だし、速いペースになりそうもないメンバー構成で早めに動ける脚質。
阪神牝馬Sや
クイーンS(ともに5着)と同様の走りができれば、ここはチャンスがある。
ラビットランは
ローズSの勝ち馬で距離短縮は歓迎。
秋華賞4着の疲労がなければ。
デンコウアンジュは近2走遅い流れに持ち味を消されており、上がりが掛かる中山で見直したい。以下、
中京記念4着が光る
アスカビレン、
チューリップ賞2着の
ミスパンテール、堅実に走る
フロンテアクイーン、間隔を開けて立て直した
バンゴール。