【良血ならでは】良血
トゥザクラウンが軌道に乗った。母は天下の
トゥザヴィクトリー、兄に重賞馬数頭。その血統を受け継ぐ者として、期待を一身に担ってきたし、受け答えるだけの馬体ももっていたように思う。しかし新馬、二戦目と、思うように動けない。9月の阪神開催で背水の陣を敷いたが、一発回答ができるのが血統? 続く500万戦は、さらに安定した位置取りと加速力で、走破タイムは1分32秒8、上り33秒2は最速。これなら本物だろう。何かしらの疾患がブリ返さない限り、1000万も勝ち負け。
近4走で現級1・3・2・3着の
ドルチャーリオが第一本線。
グレイスミノルは、7Fでもマイルでも、戦法はヨーイドン。終い勝負に徹すれば、自然と好勝負。
デリスモアの前走は、一気の距離延長、そして不良馬場。9着大敗は参考外、良馬場のマイルに、まだ可能性を残している。少頭数は
ビナイーグルのような逃げ馬が、みんなわかってはいるがやっぱり怖い。