【菊のご褒美】ダンビュライトは、例えるなら「最強の1勝馬」。激流の皐月賞を1分57秒9で3着に入線、菊花賞も4角先頭。一瞬寄り切りまであるのではと思わせる好内容だった。自己条件でも詰めの甘さに泣くのがこのタイプだが、それでも3着より下に崩れることは考えにくい。

　クリノヤマトノオーも、清滝特別・1分45秒6という好記録をひっさげ、菊へアタック。同馬も3,4コーナーの手ごたえに、きっと一瞬夢をみた。割って入れば同じ3歳馬ロードアルバータ。前回はレースの上りが11秒8-11秒3-11秒9(3Fは35秒0)に対し、自身のソレは34秒4。昇級でもいけるという脚色だった。

　堅実さならマウントゴールド。カレンラストショーも、上り33秒2という前走の上りはなかなかのモノ。ブライトエンブレムは、さすがにこの長期休養明けでは、押さえの△までがいっぱい。

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【一角崩し】菊花賞組が力で圧倒する可能性はあるが、あのレースは近代競馬では珍しい特殊な馬場で行われた競馬、GI上位馬が条件戦なら…と素直に受け止められない。本命は古馬になって粘り強さが増してきた7マウントゴールド。番手から競馬をしても、スピードは長く持続する。相手は3歳馬。6ダンビュライトはクラシック2戦で掲示板。ただ一勝馬だけに過信は禁物。

【差し優勢】タメればけっこう末脚キレる、01クリノヤマトノオーをトップ評価。先行指向が強めのメンバー構成なので、中団から差す競馬に期待する。菊花賞以来となるが上々の仕上がりで、いいデキでレースに臨めそう。相手は、06ダンビュライトと07マウントゴールドを素直に上位評価した。少頭数なので、ここは◎○▲の馬連・馬単主体でいきたい。

【小波乱】クリノヤマトノオーは切れ味上位。先行力があるマウントゴールド。コウエイワンマンは一瞬の脚を生かす。

これは平均値トップの3歳◎ダンビュライト。あとは人気がどうかだけだろう。同じ3歳から前走104○クリノヤマトノオー、▲ロードアルバータ。

クラシックの好走経験から地力上位の6ダンビュライトを推す。自在に動けるタイプで距離短縮は歓迎。ここは勝機だ。次位は1クリノヤマトノオーで上り調子にあり好走は可能。▲は7マウントゴールドで先行力があり上積みは見込める。